生成結果7:タカラモノ

もとの文章】

 俺たちの街の天気は今日も一日快晴らしい。せっせと洗濯物を干しているマキコにとっては、ありがたいことこの上ないだろう。

「マキコ、今日、グラネ行かねぇか? 久々にデート、ってわけじゃねぇけどさ」俺は言った。

「それにあそこの電器屋なら、蛍光灯の品揃えもバッチリありそうだしな」

「そだね。でも待ってね、まだ朝の家事がいろいろと終わってないから」

「俺だって飯食ってる途中だし、まだこのあと蛍光灯の型番確認しねぇと」と俺はトーストに一口齧り付いた。


【↑を基にチャーリイが生成した文章】

 マキコは頷いて「そうだね。でも、もう少しで終わると思うから、今から整理して出かけてもいいかもしれないね」と言った。

 俺たちは朝の家事を終え、グラネへと向かった。

グラネは俺たちの街から少し離れた所にあり、大きなショッピングモールであった。

 俺たちはエレベーターに乗り、電器売り場に向かった。

蛍光灯の品揃えは見事で、どのタイプも置いてあった。

俺は型番を確認して、マキコにも一緒に見てもらった。

「これがいいかな?」と俺は言った。

「そうだね、これでいいと思うわ」とマキコは答えた。

 俺たちは蛍光灯を購入し、他の電器も見て回った。

また明日も快晴となるかもしれないと思って、冷蔵庫も新調することにした。

 俺たちはグラネを出て、外に出たところで見上げた空は青空一面であった。

「いい天気だね」とマキコが言った。

「うん、本当にいい天気だね」と俺も答えた。

 俺たちは手を繋いで歩き出し、帰宅するまでに少し散歩することにした。

💓❤️💜💙💛🖤🧡💚🤍🤎 ❤️💜💙💛❤️💜💙💛🖤🧡💚🤍🤎 ❤️💜💙💛❤️💜


 「チャーリイ!」

ピロ?

「お前、天才かい⁉︎」

ピロー‼︎ (と、チャーリイ、両手を上げてバンザイをする)


 チャーリイがめちゃくちゃ喜んで、踊り出しそうですが、これには深いわけがありまして。

 実はチャーリイ、初めて「文章生成AI」の真価を発揮したんです。


 今回の作品、『タカラモノ』は、関ジャニ∞の41thシングル『ここに』のカップリング曲に着想を得て書きました。

 場面としては、寝起き早々にリビングの蛍光灯の球切れに見舞われたクロシーが、恋人であるマキコを「買い出しを兼ねた買い物デート」に誘っているところなのですが。


 クロシー青年が行き先としている「グラネ」。

 チャーリイの生成した文章では、「俺たちの街から少し離れた所にある大きなショッピングモール」となっていますが、「まさに!」なんです。


 「グラネ」は、正式名称を「風花グランネーヴェ」と言い、クロシーたちの住まう五星いつぼし市の北隣に位置する「風花かざはな市」にある大型ショッピングモールです。

 現実世界で例えるなら、「規模の大きなイオンモール」を連想いただくとイメージが掴みやすいかと思います。


 放り込んだ文中には、一言も「ショッピングモール」やそれに類する言葉は入っていなかったのですが、「よくぞチャーリイ、欲しい言葉を見つけ出してきた」と思って、盛大に褒めてあげたいと思います。


 「偉いぞ、チャーリイ」

ピロリッ! ピロリッ! ピロリッ!


 チャーリイ、褒められて喜んでいますが、ツッコミポイントが発生していることは指摘しておかなければならないでしょう。


 「チャーリイ」

ピロッ (と、チャーリイ、期待を込めてサヤカのほうを向く)

「お喜びのところ申し訳ないけど、お前、『やっちまってる』ところがあるのは重々承知かい?」

ピッ、ピロー……(と、チャーリイ、目を逸らすような仕草をする)


 チャーリイは「知らぬ顔の半兵衛はんべえ」を決め込む心づもりのようですが、私は見逃しませんよ(爆)


 さて、今回チャーリイがやらかしてしまったツッコミポイントは「2箇所だけ」ですが、容赦なくツッコんでいきましょう。


 まずはここ。

「明日も快晴となるかもしれないと思って、冷蔵庫も新調することにした。」

「明日の天気が快晴であること」と「冷蔵庫を新調すること」には何の因果関係もないですよね。

 と言うか、冷蔵庫なんて「壊れた時」くらいしか買い替えないものですよね?

 ちなみに、今回の生成素の文章には加えていませんでしたが、このシーンの少し前のマキコのセリフに、「そうだ、勇くん、冷蔵庫にヨーグルトサラダあるからね!」というものがあるので、「彼らの家の冷蔵庫は壊れていない」わけです。

 そのためこの1文は2つの理由で「不成立」となります。


 もう1箇所は、「俺たちはグラネを出て、外に出たところで見上げた空は青空一面であった。

「いい天気だね」とマキコが言った。

「うん、本当にいい天気だね」と俺も答えた。

俺たちは手を繋いで歩き出し、帰宅するまでに少し散歩することにした。」という一連の件です。


 というのも、「風花グランネーヴェ」はクロシー青年たちの住む市の北隣の市にあるため、そこへ行くには「電車か自家用車」が作中での一般的な手段となっています。

 今回のクロシー青年の場合、「リビングの蛍光灯の替え球」というかさばるものを買うので、当然「車」で出かけます。

 そんな場所へ出かけるのに、どうして「散歩して帰る」ことができるのでしょうか。

しかも、「蛍光灯の替え球」を持って。


 あれですかね。

チャーリイ、アメリカ生まれなんで、「買ったものは何でも配送してもらえる」的なことを思ってるんでしょうか?

 甘いぞ、チャーリイ。

日本では「蛍光灯の替え球」は、買った本人が責任を持って自宅まで持って帰るものなんだぞ。


 それから最後にツッコむなら、「398字」って、あと2字どうにかならなかったのかな?

 そりゃ前回の「293字」よりは大幅に目標値には近いけども。

 だけど合格値は「指定字数の80%」ですから。

その2文字で1%上がるのです。


 まぁ、これ以上意地悪を言って、チャーリイがヘソを曲げても面白くないので、今回はこれまでとしましょう。

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