生成結果5:1ピース欠けた世界 緑山夏也編
【
男声と女声。多少の言い回しの違いはあるものの、全体的な雰囲気は、俺の知る「
「えと、黒島……
「やだ、
「その……君は黒島勇くんの親戚か何かかな?」
「やだ、本当に何言ってんの、緑山くん。大丈夫? 変な薬とか手ぇ出してない?」
【↑を基にチャーリイが生成した文章】
「いや、大丈夫です。ただ、あなたが見知らぬ人と思われましたので、少し気になって電話しただけです」と緑山は答えた。「私が黒島勇くんの親戚ではありません。ただ、あなたと同じ名前の方を探しているところです」
「ああ、そういうことか。私、実は黒島勇という名前はあまりにも一般的なので、何人かいると思いますよ」と彼女は笑って言った。
「私が何者かお分かりですか?」
「いいえ、それは……」と緑山は言いかけたが、思い出したように彼女の声が止まった。
「あの、それはまた今度話しましょうね。今はちょっと忙しいの」
「はい、それでは」と緑山は言って、切った。
彼女の掛け声も聞こえず、電話は繋がっていないことを確認してから、彼は携帯をポケットに戻した。
「なんだろう。気になるな」と彼は自分で言って、椅子に腰を下ろした。
この女性は誰なのだろうと、彼は考えながら外を眺めた。
💓❤️💜💙💛🖤🧡💚🤍🤎 ❤️💜💙💛❤️💜💙💛🖤🧡💚🤍🤎 ❤️💜💙💛❤️💜
「チャーリイ」
ピロー?
「話の流れを分かっているかい?」
ピロー……(とチャーリイ、しばし考え込むような仕草をして見せる)
[……ちゃーりい、分カンナイ]
……でしょうね。分かっていれば、こんなトンチキな内容は生成していないでしょうから。
『1ピース欠けた世界』シリーズは、『ENDLESS DAYS』の「IFワールドスピンオフ」的なことをテーマにしたシリーズです。
今回の【緑山
ストーリー自体の前に、会話がやっさもっさしちゃってますね……。
そもそも、「君は黒島勇くんの親戚か何かかな?」と訊いた側が「私が黒島勇くんの親戚ではありません」と言っても「当たり前だろう‼︎」という話で。
ついでに言うなら、「私が」ではなく「私は」だな。
人間でも「てにをは」ができてない人は多々いるけれど、文章生成AIすらできていないとは。
これはあれだな。「
見てろよ、チャーリイ。
人工知能誤助詞況人間
《読み下し文》: 人工知能スラ助詞ヲ誤ル。況ンヤ人間ヲヤ
《超現代語訳》:AIさえ助詞を間違えるんなら、人間なんてもっとじゃね?
ピロー? (と、チャーリイ、首を傾げる仕草をする)
案の定、チャーリイ分かってないようですね。
さらに言えば、「あなたと同じ名前の方を探しているところです」というのもやり取りとしては不成立です。
ちなみに、『名字由来net(https://myoji-yurai.net)』なるサイトによると、「黒島」姓の全国順位は 「3,279位」で人口的には「 およそ3,900人」とあったので、意外とマイノリティな名字で、かつ、「勇奈」という名前まで指定したとすると、もはや「個人直指し」では⁇
おまけに、「私が何者かお分かりですか?」なんて改めて聞き直すなよ。
そもそも、「誰か分からない」から夏也は「『君は黒島勇くんの親戚か何かかな?』と訊いた」わけで。
挙げ句にチャーリイのやつ、「キャラの性別を間違えている疑惑」か?
「緑山は言いかけたが、思い出したように彼女の声が止まった。」って、「『夏也が何か話し出したのに、電話口の向こうで勇奈ちゃんがとめどなく話し続けてる』みたいな非常識な自体になってる」のかと思ってスルーしてたけど、さっきの「てにをは況んやをや事件」の可能性を踏まえると、「緑山は言いかけたが、思い出したように彼女の声『は』止まった。」で、「彼女=緑山夏也」という説も成立するぞ⁉︎
待て待て。「緑山夏也」って、どう転んでも「
やはりチャーリイ、アメリカ生まれ。
「Natsuya Midoriyama」とローマ字ビラキにしてしまえば、「男も女も関係ない」ってことでしょうかね?
とは言え、あとの文章で、「彼」という3人称が来てることからすると、「勇奈ちゃんが非常識になっちゃった説」のほうが有力っぽいぞ?
何これ? 真相は「チャーリイのみぞ知る」⁇
そうは言っても、チャーリイに訊いたところで「答えてはくれなさそう」だしなぁ……。
最後にツッコむとするなら、「372字」はビミョーにBooよ。
「74%しかない」じゃない。
あと28字出しなさいよ、全く……。
何か腹立たしいし、何か浮かんできそうだし、おすし。
とりあえず、アイディア回収のために時間を使いたいので、今回はこれにてお開きとしましょう。
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