第2部
第1話 始まりのファンファーレ!
Side ???
産まれた時から、私は何でも持っていた。
容姿に才能、そして、それを十分に発揮出来る環境。
全てが私の物、世界の中心は私、私の言う事は全てが正しい
そんな神の様な私は、今私を唯一無視した奴に鉄槌を下した所だ。
私を無視する事は、絶対に許さない。
なのに、この私の目の前にいる、公僕共はいきなり家に来るなり、私を捕まえるですって、はっ!頭が可笑しいのではなくて・・・
やれる者ならやって見なさい!天罰を恐れぬならね。
ふん!哀れな方ですね。
何のためらいなしに、私に手錠をかけるなんて、哀れ過ぎて涙が出てくるわ。
まぁ、いいわ!私は寛大だから、そちらに付き合うのも些かありませんわ。
だから、さっさと案内しなさい、早くしなければ、気が変わってしまいますのよ。
警察署に着いたら、出迎えの公撲が数人待ち受けていた。
その者らは私を囲み、警察署内に案内いし、小さな部屋へといざなった。
その部屋には、机と椅子しかなく、私を向かい入れるには相応しくない場所だ。
「奥に座れ」
態度のなってない公僕を睨み付けながら、机を挟んで奥側の椅子に座る。
椅子の座り心地は最悪。
こんな粗末な椅子がこの世に有るとは、驚きを隠せませんわ。
「貴女、○月×日▲▲時ごろ□×交差点で信号待ちをしていた##さんの背中を押し殺害しましたね」
私の対面に座った警察官が何かが書かれた紙を読み上げ聞いてくる。
はぁ、気にくわない、この公僕は誰に向かって話しているのか解って無いようだね。
「さっきから、貴女のその態度、目に余る!警察官だからって、なめたことしない方が良いぞ」
貴方こそ身をわきまえた方が、いいのでわなくて・・・
たかが、公僕ごときが、私に逆らうんじゃないわよ。
あとで、泣いて許しを講ても許しませんよ。
「いい加減にしろ!」
バン!と机を叩く音と警察官の怒号が、部屋に響き渡る。
「貴女、どうせ両親が助けてくれるとでも思っているだろうが、そんなことは無いぞ、何故なら貴女の両親はとっくのとうに貴女のことを、みす・・・」
「あはははは、誰が誰を見捨てるって、黙ってないで答えたらどうなの?ねぇ?」
その光景は、余りにも無残であり得ない、光景だった。
彼女の右手には美しい剣が握られていた。
その剣は選ばれた者にしか持てない聖剣。
そう、彼女は選ばれてしまった勇者と言う唯一無二の存在になってしまった。
運命は動き出す
時間は遡り数時間前、西之鳥島ダンジョン内
Side ダンジョンマスター
「いい加減遅いな~?」
ダンジョンマスターが日本に通告を出してから1ヶ月がたとうとしていた。
当初は、自衛隊がきて戦闘になると思い迎撃準備をしていたが一向にくる気配もなく、只々待ちぼうけを食らっただけだった。
「だから、言ったでは無いですか?お嬢様、もし我々の島に自衛隊を派遣すれば、島根県の占領されるている島に派遣しなくてはなりません、そんなことは、今の府抜けた日本の政治家には到底無理です」
「じゃあ、どうすんのさ~」
意外に辛口コメントを言う、千歳に若干驚きながら、テーブルの上に有るポテチを摘まみながら考える・・・その時、テレビでどこかの国がデモをしている映像が映し出される。
「あ!これだ~、決められないなら、決めやすくしてあげれば良いんじゃん」
いそいそとその場から、ダンジョンコアが有る部屋に移動して、素早くダンジョンコアを操作して究極魔法発動させる。
「刮目せよ、これがダンジョンマスターからのプレゼントだ」
この瞬間、全ての日本人にたいして、究極魔法が発動させた。
魔法の効果
日本人全員に、自信ステータスの閲覧許可。
LV制、スキル制の実装
本人に合った、職業及びスキルの付与(レア職・ユニークスキルも含む)
効果範囲は、日本領土及びダンジョンマスターが認められた場所のみ
そして、この魔法が発動したのは、件の女の子が怒りをあらはにした時と同じだった。
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