第15話
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名前 ミケ 種族 カオス ホーリー ゴースト キャット
レベル1
適正
火属性 闇属性 聖属性
・固有スキル
転生 適応
・特殊スキル
魔力感知 自己鑑定 魔力抽出 魔力操作
・通常スキル
ドレインタッチLv10 ポルターガイストLv1
・魔法スキル
火魔法Lv1
・耐性スキル
病気耐性Lv1
称号
転生猫 ネームドモンスター 特殊猫
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えっとまず、魔力抽出は魔力を自身、または他の物質から抽出することができる。って能力らしい。多分これ私が無理矢理に火魔法を使おうとしたからだよね。
それで魔力操作は抽出した魔力を放った時に体の中の魔力を操作してたしそれが原因だよね。このスキルは名前のまんまで魔力操作ができるだけだね。でも私の予想だけど、普通に魔法をスキルで使うよりも威力が上がりそうな気がする。
この二つの新しいスキル二つもそうだけど、魔法の方も実験して検証してみたいなぁ。
というか魔力操作も持ってるし、これはもう私は可愛いウィッチ猫ってことでいいのでは?
火魔法は本当にそのままだから説明は省くとして、特殊猫は正統進化先がなくなった特殊な猫っていう本当に文字通りのまんまの文章だった。ただこの特殊猫の称号は効果が付いているみたいで、特殊進化の条件緩和の補正が入るらしい。
正統進化先がなくなってしまって進化をもう楽しめないんじゃないかとも思っちゃったけど、まだまだ進化できそうでこの称号には感謝だね。称号の名前はどうにかして欲しいけどね。まぁでも変質猫とかじゃないならいいか。
よし、確認も終わったことだし地上に戻ろうかな。ゲームみたいよろしく転移門があるかと思ってたけど、全くそんなことはなかった。
でも多分、この先に続く階段とか扉がないからここでこのダンジョンが最後なのは確かだと思う。
ダンジョンを逆走して入り口に戻ってきたわけだけども、ちょっとした問題があるんだよね。さっきダンジョン内で人間を見かけたんだけど、私がお世話になってた公爵家の騎士団の鎧だったんだよね...。
もしかしてこのダンジョンで何かあったのかな。今ここについて情報を持ってるのは私だし協力したいのは山々だけど、公爵様が騎士団と一緒に行動してたら幽霊として祓われてしまうかもしれない。
声かけないでこの場所を去っていくのが一番かな...。公爵様を一目見たかったけど、今はやめとこう。
私はバレないようにそそくさと出ていくことにした。
地下水道を出るとさっそくまずいことが起きた!!!
「猫の霊ですね。かわいそうだけど成仏させてあげないと...」
教会のシスターだ!まずい、消滅させられる!こういう時は——
————逃げるが勝ち!
私は必死に街の中を逃げ回る。しかしシスターも負けじと追いかけ回してくる。そして遂に...。
「はぁ、はぁ、も、もう追い詰めたわよ...」
うげ、ここ教会だ。逃げるのに夢中で気づかなかった。教会には聖属性の魔力が巡っている。
どうしよう、逃げ道が…。え、ちょっ。こ、こっち来ないで、ま、待って〜!
私は悪い猫じゃないよ!
「彼の者に神の安らぎを、『
絶賛私ピンチです!!!
一章 ダンジョンにて 完
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あとがき
作者「ふぅ、1章終わったー」
ミケ「え、この作品って章分けしてたの?!」
作者「うん、ここまでが『ダンジョンにて』だよ。ちなみに次章は『おでかけ』だよ。」
ミケ「え.....急に平和....。」
ミケの脅異の公爵察知能力、ってことで公爵様と会うのはもう少し先です。
というわけで一章完結です。
二章はある程度、構想を固めてから書き始めようと思っているので2週間後とかの更新になると思います。
ただ、それまでの間にちょこちょこ番外編を上げるつもりなのでお楽しみに!
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