第7話

 さて、2体のスケルトンメイジが来た時の対処法を考えるのは一旦置いとくとして、前回のスケルトンメイジ達との戦いで経験値が貯まって進化できるようになったわけなのだよ!


ってことで進化ターイム


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進化一覧

 進化

・ナイトメアキャット

 特殊進化

・運搬猫

・スケルトンキャット

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 わぁ、今回も進化先がたくさんだね。ワクワクが止まらないよっ。


えっと、スケルトンキャットは、スケルトンを100以上倒すことで解放されるのね。まぁでも、身体が骨になるのはちょっと嫌だよね。

 あとはさっきから気になっていた運搬猫は物を1日持ち続けること、マジックバックを所持していることかぁ。


 ん?!マジックバック?!この鞄ほんとに魔道具だったのね。マジックバックっていえば、鞄の見た目よりもたくさん入るってやつだよね。


魔法の道具ならサイコキネシスの習熟度も上がるだろうと思って持ってきてあたりだったね。

 せっかくだから後で検証しよう。


 とりあえず、今は進化のお時間デース。

 運搬猫は運ぶ能力が強くなるんだろうけど、サイコキネシスで結構運べるし、今は戦う能力が欲しいから運搬猫はなしかな。


 ということで結局残りのナイトメアキャットにしよう!ってことで進化開始!前脚でナイトメアキャットをタップする。


『ナイトメアキャットに進化しました』

 よし、進化完了!ん?


『魔力感知を取得していることを確認しました。派生進化スキル「自己鑑定」を取得します』


 お、新しいスキルが増えた!スキルによっては進化するとスキル増えるのね。お得な気分だね。


 せっかくだから自己鑑定を使ってみようかな。


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 名前 ミケ  種族 ナイトメアキャット  レベル1

 適正

闇属性


・固有スキル

転生 適応

・特殊スキル

 魔力感知 自己鑑定

・通常スキル

ドレインタッチLv8 サイコキネシスLv5 

・耐性スキル

病気耐性Lv1


 称号

転生猫 ネームドモンスター

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 わぁ!一気に見れるものが増えたね。1つずつ見てみよう!


 まず、体はそんなに変わってないようね。あ、でも魔法掠った時に受けた傷は治っているみたい。


 それにスキルのレベルが見れるようになった。今までは骨でとかじゃないと習熟度がわからなかったけど、それがわかるようになったのはありがたい。


 ナイトメアキャットに進化した時はサイコキネシスが手に入ったけど、今回はスキルもらえなかったね。ちょっと残念。


 もしかして特殊進化した時はご褒美みたいな感じでスキルがもらえるのかな。


 そういえば、称号部分の詳細が見れるようになってるわ。転生猫は、シンプルに転生した猫ね。


 ネームドモンスターは、名づけを行いその衝撃に耐えた者ね。あ、こっちには効果があるみたいのか、えっと、進化できるようになる?!


 あぁ、自分に名前をつけたから進化できるようになったのか。それに適応を取得しているから進化先を選択できるっぽいね。


でも私あの時死にかけてたのかぁ。結構迂闊だったかもね。


 こんなに情報が見れるなんて自己鑑定さまさまだよ。スキルレベルが10レベルになったものがないからどんどん使ってレベル上げしたいなぁ。


 ひとまず、自分の情報確認できたから、マジックバックの検証をしようかな。


 まずは量の検査!

さて、どれくらい入るかな。スケルトンたちが落とした剣を入れるのも考えたけど、せっかくの魔道具が破れちゃうのは嫌だし。とりあえず骨で試そう。


 私はそこらじゅうに落ちている骨をひとつづつ入れていく。


 あれ?ここら辺のは全部入っちゃった。スケルトン10体分くらいはあったのに...。

一度移動して、再び落ちてる骨を拾い入れ始める。


 まだまだ入るなぁ。とりあえず、だいぶ入ることはわかったし、そろそろ4階層に戻ってスケルトンメイジの対策を考えようかな。


 私はマジックバックにサイコキネシスをかけて進もうとする。しかし、微塵も動いてくれない。おかしいな、浮くけど動かないや。


 もしかして、中に入ってる骨の重さがそのまま、反映されちゃってるのかな。とりあえず中の骨を出してみて確かめよう。


 あれ、というか、どうやって出せばいいんだろう。あ、頭の中で思い浮かべるだけでいいのね。


 骨をひとつづつ出していくと、スケルトン20体分くらいになったところで動かせるようになった。


 ふぅ、そう都合よくいかないものなのね。私のやっていたゲームだとマジックバックにいくらでも入ったんだけど。


 よし!それじゃあ気を取り直してスケルトンメイジ攻略にいくぞー!





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あとがき

作者「そういえば、なんで研究とか実験が好きなの?」

ミケ「理系の大学だったし、OLになる前は研究員だったからかな」

作者「ま、まさか...。マッドサイエンティスト?!」

ミケ「違うわ!!」

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