第5話

 第3階層のお時間です!


 階段を上がった先から見えるのは、鎧を身につけて剣を持っているスケルトンさん。

 鎧は鉄製でボロボロだし、剣に至っては刃先が刃こぼれを起こしている始末。装備自体はそんなにいいものじゃなさそうね。


 ん〜貧乏スケルトンさんはパッとみ弱そうだし、この階層も簡単そうな予感がする。


 2階層では数が増えたから、次の階層には装備が強化されたりするのかな。多分、私が推測するに日本のゲームと同じで階層が上がるごとに強くなるシステムは同じなのね。


 それじゃあ、せっかく手に入ったんだし、さっきの階層で拾った剣でも使おうかな。


 スケルトンがこちらに気づいて走ってくる。およ?!待って、見た目ボロボロなくせに運動量がすごい上がってる!


 まぁ前世の運動選手よりは遅いからなんとかなるっ。先を読んでサイコキネシスで浮かせていた剣を上からふり下ろす。

 ガンッ、と鈍い音が鳴ってスケルトンは後ろに倒れた。でも直ぐに立ち上がりスケルトンは剣をこちらに振り下ろした。


 私の体を透けて剣は当たらない。でも私の剣も当たらないんだよね。

 うーん、やっぱりサイコキネシスだと動かす速度がゆっくりで剣を振ってもスケルトンに当たらないなぁ。


 あ!そうだ。いいこと思いついちゃった!

 まず、スケルトンから一旦距離を取ります。するとスケルトンがさっきと同じように走ってきます。


 そして剣をサイコキネシスで空中に浮かせておきます。スケルトンが私のところにきたタイミングでサイコキネシス解除!


 サイコキネシスが解除された剣は、走ってきたスケルトンの勢いと合わさって強い衝撃をスケルトンに与えた。

 スケルトンはバラバラになり、骨が飛び散った。


よしっ!!


 剣でも工夫すれば意外と倒せるね。ドレインタッチは何か倒した感じしなくて、こっちの方が楽しい。


 私は剣で倒す方が楽しいのに気づいて、通路の前からやってくるスケルトンたちをバッタバッタと倒していく。

 割と倒したと思ったのに途中でステータスを確認した時にレベルが上がってなかったわ。


 もしかしてここのスケルトンは2階層よりも経験値が低いのかな。それともスケルトンからはもう経験値が得られないのかな。


 また、目の前のスケルトンを剣で倒し終わると、私の後ろから魔力が近づいてきます。あぁ、スケルトンだったのか。


 あれ、そういえば2階層ではこんなことなかったのに...。もしかして、またスケルトンが湧いたのかな。


 でも剣を持っていないし、もしかして。私はあることに気づいて実験をしてみることにした。


 後ろから追ってきたスケルトンを先ほどのように剣で倒してみる。するとさっきと同じように骨が飛び散りバラバラになった。

 このまま、ある程度時間経過を見てみると....。



 あ、やっぱりそうだ。

 飛び散った骨が段々と一つに集まっていき、スケルトンに戻った。間髪入れずに私はドレインタッチを発動させる。スケルトンは段々と動きが遅くなってバラバラになった。

 今度は再生しないね。それにレベルも上がってて経験値も入ってる。


 物理攻撃で倒すとスケルトンは再生しちゃうんだね。そしてドレインタッチは有効っと。

 剣より楽しくないけど、ドレインタッチで倒していくしかないかな。


 こうして再び、スケルトンを討伐していく。





========

作者「よし、追いついたよ。もふもふさせな~」

ミケ「いい加減にしないと顔引っ掻くよ?」

作者「スミマセン」


何かに気づく作者はミケにじわじわとミケに近づいていく。

作者「あれ、今はミケ幽霊だから引っ掻けないよね。ぐふふ、大人しく私にもふもふされな」

ミケ「幽霊だからもふもふできないよ」

作者「oh....。」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る