第3話

 どうも、ミケです。私が地下水道でネズミ狩りを始めて1週間が経ちました!


 ネズミを狩り続けていたら入り口付近のネズミはほとんど絶滅させちゃった。疫病の元って言われることもあるしいいよね。


 レベルアップさせたいから私は今、地下水道の奥の方に来ています。

 でも適応で病気耐性以外には取得できなかったのでネズミ狩りはそろそろやめようと思う。


 あとドレインタッチを使い続けていたらわかったことがある。感覚的に吸収できる量が増えた気がするしネズミを倒す速度も早くなったからスキルは使い続けたら練度が上がるんだと思うわ。


 それになんとレベルも10になって上限なのだ。つまり、待ちに待った進化ができるようになったのだ!!崇めたまえ。


 ということでひとまず進化タイム!

 私はステータスから進化先を表示させる。


————————

進化一覧

 進化

・ゴースト

 特殊進化

・ゴーストキャット 

・ゴーストマウス 

————————


 あ、この画面は触れるやつだ。しかも進化先の解放条件も見れるじゃん。


 えっと、ゴーストはEランクの人型の魔物で、ゴーストキャットはEランクの猫型のゴーストで生前の種族が猫族であることかぁ。


 ゴーストになると人型の魔物になるのか、進化先で人間になれるかもしれないし、どうしようかな~。


 まぁ、公爵様猫の状態じゃないと私って気づいてもらえないだろうし、猫のままで貫こう。のんびり生きれるしね。


『ミケはゴーストキャットに進化しました』


 前足でゴーストキャットを選択すると若干半透明だった身体が少し濃くなったような。でもまぁ大した差ではないかな。

 あとはサイコキネシスってスキルが手に入ったからポルターガイストが発生させれるかも。


 ひとまずサイコキネシスを試してみようかな。

 近くにいるネズミに使っていみるけど何も起こらない。


 あれ?なんでだろう。スキルの詳細を見た限りは対象を浮かせるスキルだったはずなんだけど...。


 うーん。もしかして重さとか関係してるのかな。

 水の中に落ちている石に向かってサイコキネシスを発動すると3センチくらい浮き上がった。

 あ、やっぱり重さなのかな。でもなんだかちょっとしょぼいなぁ。自分の力は把握しときたいしもう少し実験してみようかな。


 猫は自由でも好奇心は尽きないのだ!


 横に動けと頭の中で念じているとゆっくりと横に動いていく。お、意外と自由度は高いのね。


 その後も実験を繰り返しているとある程度サイコキネシスの実態が把握できてきた。

 ますます幽霊っぽくなってきたね。


 まず、上下左右どこにでも自由に動かせるけど、今は動く速さはカメ並みにゆっくり。あとはどれだけ遠く離れたらスキルの効果がなくなるのか調べた結果、30メートルくらい離れても浮き続けるし効力も失われない見たいだわ。


 実際、効果が失われないのはありがたい。私がその場から離れても一回スキルを発動するだけで鍛え続けれるわ。


 ところでネズミ狩りをして下水道を探検している間に発見したものがあるのですよ。ふっふふ。

 なんと下水道の道の途中で扉があったのだ。それもただの扉ではなくてスケルトンがわんさかいる空間だった。多分日本にいるときにやったのゲームのようなダンジョンだと思うのだよ。


 スケルトンといえば物理!そして魔物!つまり私はダメージを受けないのに魔物を倒し放題、経験値もがっぽがっぽ。


 いざ、スケルトンのダンジョンへ!





========

作者「あ、そういえばもうすぐ新キャラ出すから」

ミケ「..あとがきでネタバレしないでよ.....。」

このあと作者はミケにむっちゃ顔を引っ掻かれた。


作者「ごめんなざい...。新キャラは出しません(泣)」

ミケ「許してやらんでもない」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る