【バカ発見器②】こういうこと言う奴はバカ確定！

【バカ発見器②】こういうこと言う奴はバカ確定！

意外と閲覧が多かったので、前回に続き第二弾です。

一回目は「自分は騙されない」と言う人について取り扱いました。

実はこの類のネタを書くのはちょっと気が引けます;;

客観的に自分の記事を見ると賢しらというか、自分は頭いいとほざいてるみたいに見えまして……

しかし万人にウケることだけ書いていては独自性もないので、私の記事にしか書かれてないことを少しずつ増やしていければいいなと思います。

では言い訳はここまでにして、今回取り上げるおバカワードはこちらです。

「常識でしょ」

言ってる人、多いですね。筆者の身近にも結構いました。

特に筆者が残念に思うのは——

「日本で二番目に高い山が北岳なんて常識でしょ」

「記憶の固執を描いたのがダリってことは常識でしょ」

ええ…マニアック過ぎない？　って思った方、ちょっとお待ちを。

上記はあくまで一例で、「常識でしょ」の前の件はなんでもいいんです！

「各都道府県の県庁所在地」などでも構いません。

言い方は嫌味っぽいですが、一見するとこれらを口にする者は、むしろ頭の良い人のように思えます。

しかし本性は違います。アホ丸出しです。

もし誰かに「常識だろう」と鼻で笑われたら、その時はこう言い返してあげましょう。

「その常識、日本人のどのくらいが知ってるの？」

勝負あり。

もはや相手はどう答えようがバカ確定。

常識と言ったからには、最低でも50％を超える知名度でなくてはなりません。半々では知らないことが当たり前だとも言えてしまう訳ですから。

しかもこれはあくまで最低で、知名度が6割7割でも常識というのは厳しいところ。

8割を超えるとよく知られているレベル、常識ラインに達するには9割以上の知名度が欲しいところです。

仮に列に並ぶのが常識として、100人の内20人、1万人の内2千人が並ぶことを無視したらパニックになってしまいますからね。

しかし存外、知名度というのは思っている以上に低いのが現実です。

例えばダウンタウンの松本人志は90％と常識レベル。しかし逆を言えば、日本人の1200万人ほどが松本人志を知らないということ。

あれほどにテレビに露出し、どの番組を見ても目にする機会のある松本人志の知名度が90％。

更に10代へのアンケートでは78％と8割のラインを切ります。300名在籍する小学校ならば、66人が松本人志を知りません。

例えば世界のポケモン。こちらの認知度は約80％。

アニメにゲームにグッズに食玩。今さら日本国民でポケモン知らない奴なんていないだろうと思えます。

けれど真実は5人に1人は知らない計算。こちらは高齢層の認知度が低いのが要因です。

これほどまでの有名人、有名コンテンツ。ネットにテレビにショッピングセンターに街角に、見たくなくても目にする機会のあるものが、果たして先に挙げた例より知名度が劣ると思いますか？

「その常識、日本人のどのくらいが知ってるの？　常識というからには、北岳やダリや各県庁所在地が、松本人志やポケモンと並ぶか上回る知名度があるとお思いなのですね？」

あると答えれば——

それこそ【常識】的に考えて、知名度が8割を超えるはずないだろう！　

そんな簡単な推測もできないバカなのか！

統計を知る者の前で言ったら鼻で笑われるぞ。

ないと答えれば——

じゃあ常識じゃないじゃん。お前バカ？

という訳です。

微妙な知識を取り上げて常識と語る者は、確かに覚えた知識はあるものの、たったそれだけ。

記憶していたかどうかだけであり、何より頭が悪いと思うのは、思考や分析が全くできていないこと。考えて発言できてません。

覚えることだけしか能がないバカ確定！　という結果に落ち着きます。

ちなみに阪急交通社による20代以上524名のWEBアンケートによると——

北岳の知名度：17.9％。

当然というか、やっぱり常識ではないですよね。

というか同アンケートで富士山の知名度が81.3%ということに驚いた。

もちろん、低いという意味で。

一応他のアンケートで、富士急行では富士山の世界遺産登録についての日本の認知度を調査したところ、こちらは97.5%でした。

アンケートの趣旨は違いますが、富士山を知っているか否かでいえば後者の方が正確なように思えます。

しかし富士急行の調査人数は200人。阪急交通社の方が多くの回答を得ています。

繰り返しますが、知名度や認知度は思ったほど高くない。

心理学にフォールス・コンセンサス効果というものがあります。自分の思う価値観が、世界共通の価値観だと誤認してしまう効果です。

ゆえに自分が知っていることは、皆も知っていると勘違いしがちです。

まあ、先までの例は、実は相手が知らないと分かっていつつも、敢えて小馬鹿にするつもりで言ってるだけでしょう。

しかし小馬鹿にするつもりで常識という言葉を使うと、理論の穴が露呈してバカが確定してしまいます。

ちなみに筆者は、8割を超える松本人志やポケモンですら常識とは思いません。

世の中に常識なんてものはない。などと、格言めいたセリフだけで納得させようという訳ではありません。

確かに世界共通の常識はないかもしれません。しかしグループに属した常識というものは実際にあります。

日本人というグループにおいて、家屋では靴を脱ぐことが常識ですし、土足で上がれば非常識。しかし世界の常識ではない。

野球のフォアビールやボークは日本でも世界でも常識ではない。しかし野球界に属する者なら常識。

殺人がいけないことだというのは先進国にとって常識。しかしどこか離島の狩猟民族にとっては常識ではない。

常識とは、そのグループの中で知っておかねば生き辛い。知らないでは済まされないものだと考えます。

野球界の常識、芸能界の常識、数学者の常識。いくら専門的なことであろうとも、その界隈で生きる者の中では知っておかねばならない常識というものは存在します。

逆に知らなくてもそのグループ内で活動できるのなら、それは常識ではないということです。

その観点で言えば、北岳もダリも県庁所在地も、松本人志やポケモンだって、知らなくても問題なく日本で生活することはできます。

つまりは常識ではないということです。

人殺しや窃盗は知らないでは済まされない。列に並ばなかったり土足で家に上がれば問題が生じ生き辛い。これは日本の常識です。

そして新たな常識を作ろう、既存の常識を覆そうとするのが活動家です。人種やジェンダーや障害など様々な分野で挙げられます。

これらの方が常識という言葉を用いた場合は、そういう世の中にしたい、した方が良いという願望込みの場合がほぼです。

事実は人種差別が多く残りますが、人種差別がいけないことは常識だと、強く世の中に発信しているのです。

彼らには崇高な目的があり、知識のひけらかしとは一線を画す必要があります。

先ほどはこう言い返してやれと言いましたが、間違ってもこういった方には揚げ足を取ろうなどと思わないでくださいね 笑

以上が【バカ発見器②】こういうこと言う奴はバカ確定！　第二弾のご紹介でした。