第10話 生徒の署名6割を突破せよ!!
シユ 「前回のあらすじは!!突然シンクロをすることになった!!!」
先生 「まだ決定じゃないけどな」呆れ
ー シユ君の過去回想 保健室 16時30分 ー
「それでは作戦開始です!!先生シユ達に2時間だけ下さい!!
必ず学園を制圧して見せます!!」決意の目ー
「いや制圧じゃなくて生徒署名6割をだなー」あせあせ
「作戦指示!!胃袋空腹連合ちゃん達は隣の部室から体育祭用の神輿を。
「「「イエッサー」」」敬礼!!
「先輩ちゃんって・・・」困惑
「諦めなって。シユ君は独裁虚弱症候群なんだ」肩に腕ぽん
あーあ。始末書の内容考えとくかー。
「それでは作戦開始」ぶふぉおおおおお
シユ君が携帯電話からほら貝の音を鳴らす。
そして私は・・・・。
「さあ行きますよ!!!部活動戦国時代に革命を起こす時!
保健室エンペラー先生のお
名前がダサい、当人から悪気が感じられないから反論しずらいし。
神輿の上にイスが付けられておりそこに座れとの指示。
ゑ?体育祭でこんなのいつ使うんだ?
「「「「「わっしょい!わっしょい」」」」」
「紫杖君まで!!!!!!!!」
君達シンクロがしたいだけだよね?もう騒ぎたいだけじゃ?
ー 廊下 16時35分 ー
段ボールで顔を隠した謎の集団が神輿を担いでどこかに向かう。
シユ君、リーダー君、側近君、当て字君、紫杖君、そして私の6人だ。
「ぱらりらぱらりらー。おうおう生徒会長に宣戦布告じゃああああ」
「し、シユ君!!!」
シユ君がぐれた!!!!!
「命知らずの馬鹿が出たぞー」
「みんな祭りだー」
「謎の軍団が出馬表明だってよ!」
「面白そうだし付いてこっか♪」
文化部の生徒諸君も何か後ろからついて来てるし!!面白半分で!!
「な、なあリーダー君」ぼそぼそ
「おもしろそうじゃねぇか。久々に修学旅行産の木刀を振れそうだ」ニィ
「リーダーお供します♡」
「うふふふ♡」
「リーダー君?!」
ブレーキ役が壊れたよ!!
その後数々の文化部に顔見せした保健室メンバーは着々と野次馬を増やし
最後の良心である生徒会室へと歩みを進めていた。
「おかしい、あまりにも順調すぎる。
これだけ騒いだら風紀委員でも飛んでくるはずだが?」
「?それなら大丈夫ですよ先生。彼女たちも運動部に所属しています。
しかもバラバラの状態で。1人が抜けた瞬間各部のパワーバランスが崩壊し
領土争奪に発展します。簡単にいえば”平和の為に有事でも動けないんです”」
「逆にスポーツチャンバラ部は攻め込まれないのか?」
「グランドの片隅なんてだれも欲しがりません。
そこに攻めのリソースを割けば
別の部活に攻め込まれて防衛戦の兵力が足りません」
シユ君は戦略方面での才能が開花してるなー。遠い目
「故に攻撃に全戦力を割けるシユ達だからこそできる奇襲戦略。
現生徒会を落城させます!!!」
ー シユ君の3分料理教室 ー
1、神輿を下ろし段ボールに体を隠し生徒会室に侵入します。
2、冷凍した大根で生徒会長を気絶させ神輿に乗せます。
3、あらかじめ簀巻きにした生徒会長をプールに突っ込み降参を促します!
4、ミッションコンプリート!!!
ー プール 17時00分 ー
「ぜぇぜぇ」
「あー大丈夫かい?生徒会長君?」ドン引き
生徒会長に署名をさせたシユ君達は神輿で私を担ぎ放送室へ
ー 放送室 17時15分 ー
「あーあーマイクテスト。音声入ってる?ピンポンパンポーン。
シユは保健室登校兼スポーツチャンバラ部部長!鬼百合シユ!
現行生徒会は陥落した!規律により体育館にて決選投票を行います!
各部活動生徒諸君は速やかに体育館に集まるように。
繰り返します、これはいたずらではなく生徒会長を決める選挙なのです!」
「おおおおおおおお」
「やりやがった!!」
「スポーツチャンバラ部?聞いたことないけど?」
「伝説をこの目で見れるとは!!!」
ゑ?この学園の生徒会長選挙って実力主義 (物理)なのか?
ー 体育館 17時30分 ー
「シユが今回立候補する鬼百合シユです。
今回はスポーツチャンバラ部と
水泳部の極秘メンバーにて選挙の権利を勝ち取りました。
皆様の承知の通りスポーツチャンバラの領土はグランドの端、
そして水泳部はプール、すなわち水中、
つまり攻め込んでもメリットが薄いです。
逆にシユ達は陸地へ侵攻できますよね?
サムライとマーメイドを相手している間に別の人間族の部活が攻めてきます。
これでは戦力が疲弊します。
シユ達は争いや領土拡大が目的ではありません。
ただ小さな願いが叶った2か月後に生徒会の全権はお返しします。
それまで停戦協定を結びたいと思っています。
私たちは・・・・
8月の登校日に学生達だけで!!!文化祭を開催します!!!!!」
「わあああああああ」
「たったそれだけの為に無茶を!!」
「停戦協定してまで何がしたんだーーー」
「落ち着いてください。武力を行使せずに文化祭をする理由は!!」
「理由は?」
「シンクロナイズドスイミング!つまり水の中でポーズを決めるシンクロ!
再放送のドラマ!シンクロガールズの再現です!!!!!!」
「うおおおおおおおおお」
「シンクロ!パパパン!シンクロ!!パパパン!シンクロ!!!」
まぁ、盛り上がるよな。
自分達で文化祭を立ち上げてなおかつテレビでやってる人気の競技を、
それを無名の部活が立ち上げたんだから。
現行生徒会も2か月なら協力するとシユ君に票を入れる様に促した。
結果は見るまでもない。
文化祭署名欄には多くの人が署名してくれる意向を示したが
900人と数が多いため明日クラス毎に署名用紙が渡されることになった。
ー 18時30分 保健室 ー
「それでは書類完成を祝って!麦茶で乾杯!!!!!」
「「「「「「「乾杯」」」」」」」
まさかホントにやってのけるとはな。
シユ君、リーダー君、側近君、当て字君、紫杖君、段ボールで頭を隠した君
そして私の計7に、ん?スタート時は6人のはず。
「ちょっと待て!!7人目って!この段ボール誰だい?」
「だれって・・・・誰ですか!!!!!」
「今まで気が付かなかったのかよ!!!」
生徒会長攻略戦でも気が付かれないあたり段ボールって凄いんだな。
段ボールを投げ捨てその正体が明らかになる。
こげ茶色のショートヘヤー。優しいというより幸薄そうな表情。
部長が改革派なら彼女は保守派な印象を受ける。
「ワタシは
新生徒会長からリアトを救いに来ました」
「リアト?そんな人シユは知りません!!!」
「ワタクシの決意は変わりませんよ。ツクシ?」
「水泳部副部長としてアナタを野放しにできません」
「じゃ、じゃああなたが副部長」ガタガタ
「ええ。そんなにまじまじと見られても」
ってことは
((((((下のお毛毛処理してない人だ)))))))
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