凄まじく重厚な作品だと思いました。
【シンス】と呼ばれる人びとが、【神】に認められ自由になるため、強制労働やダンジョン探索を強いられているという世界観からして重厚。
ダンジョンのモンスターを倒すことで手に入る魔石……これを集めることがダンジョン探索の目的です。
ダンジョンでのモンスターとの戦闘は、潜在能力の覚醒や急な助っ人の登場など、ご都合主義的な展開を排除しています。持ちうる技術と作戦、そして仲間との連携に重きが置かれており、物凄く緊張感があります。
石拾いなんてレベルじゃね~! けど主人公たちはそんな危険を楽しみ、冒険者たちとの矜恃をもって取り組んでいます。
戦闘技術の向上、装備品の強化、新たな仲間との出会い……少しずつ成長しやれることが増えていく過程をみるのが楽しかったです。
主人公たちには自由を手にして欲しいですが、【シンス】と【神】は果たして同じ人間として生きていけるのか……今後の展開が気になります。
面白い作品をありがとうございます。
開始10話まで読んでのレビューです。
まずは最初に断っておきますが、最低でもプロローグ3話まではお読みください!
この作品の真の魅力はそこから先にあります!
ダンジョンに潜って魔石や素材を収集する冒険者の世界と、
それを低額で引き取って上の世界で裕福に暮らすものの世界とのギャップがすばらしい。
この二重世界の行く末はどうなるのか?
興味をそそられます!
一話分量も2000文字程度でまとめられており、テンポよく読み進められるため、
お時間も取りません。
そして、シンたちの冒険パートと交互に来るソラナのパートがいいアクセントになっていて、次のページをついついめくらせてくれます!
面白いと思います!
ぜひぜひご一読をお勧めする作品です!