用語集※五十音順
――――あ――――
【アグア】
膜翅目アグア科に属する魔物の総称。女王と呼ばれる雌の個体を中心に、狩りや巣の防衛を担うその他のアグアが大きな群れを作る社会性魔種である。
――――え――――
【液化魔素】
魔素が液体に形状変化したもの。生物が触れると、魔素の性質により体内の魔素が液化魔素へと移動してしまい、即座に死に至る。魔素結晶と異なり、詳細は不明。
【液状魔素】
液化魔素の表記ゆれ。
――――け――――
【元素術師】
特定の属性以外の魔術を行使しない代わりに、その属性の魔術の効果を飛躍的に高めた魔術師。
――――し――――
【小迷宮】
別名「魔素溜まり」。魔素が濃いだけの場所であり、地脈に近い洞窟や放棄された魔物の巣穴、古戦場の城塞等に多く見られる。
【真言】
魔術を扱う為の詠唱。脳に簡潔にイメージを伝え、魔術を構築するための合図。戦場で魔術の効果を伝えるかのような脆弱性、そして悪い燃費の面からも、現代の魔術師はそれを超える魔術構築の方法を探しているが、方法はあれど真言を上回るものは見つかっていない。
千年以上前、起源の魔術師レイスカルアにより考案されたと云われている。
――――せ――――
【精霊】
あらゆる場所に存在する意思を持った不可視の存在。詳細は不明。
仮説では、死者の魂が魔素という新たな肉体に宿った人間の第二の姿とも言われている。
【精霊術師】
精霊魔術を行使する魔術師。精霊と契約する関係上、長命な者が多い。
【精霊魔術】
精霊に命令することで引き起こす魔術。真言の代わりに、精霊に意思を伝える独特な詠唱が必要となる。
【精霊魔法】
精霊魔術の表記ゆれ
――――ち――――
【地脈】
龍脈が枝分かれしたもの。膨大な魔素の流れと言われているが、詳細は不明。
――――と――――
【特殊迷宮】
他の迷宮とは一線を画す特徴が発見された場合に呼称される、事実上の「調査不能」の認定。総じて、人間が立ち入りすることが出来ない程の過酷な環境であることが多く、その環境に適応した魔物も多く潜む。
――――ふ――――
【フロード】
両生網無尾目に属する魔物の総称。粘液を纏った舌で狩りをする。変温動物であり、極端な高温、低温に弱い。靭性や耐火性に優れる鞣した皮は、防具として扱われることもある。
――――ま――――
【魔種】
正式名称は魔素生物群集。身体組成に魔素の要素が含まれる動植物を指す。一般的な動物や植物と形状や生態は酷似しつつ、その運動性能は比にならない程高い。知能が高い種は、魔素と魔力を本能的に理解し魔術を扱うこともある。
【魔術】
魔力を扱って起こす現象の総称。火を起こす、岩を持ち上げる、視力を強化する、他人に流すといった、自身の魔力を扱って起こす現象、行為を指す。
【魔術師】
魔術を扱う者の総称。魔術師ギルドによって定期的に、力量を数値化するための試験が行われている。
【魔石】
魔素を含んだ石。様々な種類がある。
【魔素】
空気中を漂っているとされている物質、またはエネルギー。ありとあらゆる場所に存在し、圧力を高めようとする、つまり集まろうとする性質がある。魔素の存在を前提に開発された魔道具は多く、人の生活には欠かせないものとなっている。詳細は不明。
さらに、生物の肉体においても存在は前提となっている。体内の魔素が少なくなっても、過度に増えても悪影響を齎す。
【魔素結晶】
魔素が四方からの強い圧力により固形に形状変化したもの。触れても無害で、魔力を良く通すため、魔道具に扱う為の素材として広く普及している。
【魔法】
魔術の俗称。
【魔物】
魔種の俗称。
【魔力】
取り込んだ魔素を、人間自身が扱いやすいように体内で変化させた後の魔素。この状態となると、魔力はその人間に留まろうとする性質を持つようになる。
【魔綿】
魔素を吸収する性質を持つ、イオ科マワタ属の多年草の種子表面に生じる綿毛を、繊維として利用したもの。最も一般的なホーラーマワタの栽培が盛ん。
――――め――――
【迷宮(広義としての)】
魔素が満ちることによって生じる森や海、山や砂漠といったような一つの自然環境。あくまで人為的にも生み出すことが出来るだけで、基本的には自然的な環境を指す。
【迷宮】
一般的に迷宮と呼称されるもの。主に、地脈にぶつかり流れ出た魔素により、通常の生物が生息できない程の高濃度の魔素が満ちる空間を指す。そのような場合、多くの場合魔素が形状変化したものが見られるため、それらを指標にすることが多い。が、それらは形成に時間が掛かる為、若い迷宮はその限りではない。
――――り――――
【龍脈】
星の中を通っているとされる巨大な魔素の流れ。詳細は不明。
或る迷宮環境学者のフィールドワーク 朽木真文 @ramuramu
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