第4話 三夫、何かに名札を付けてみる(壱)
謎の老人に貰った、用途がよく分からない和紙は何に役立つのか?という疑問を解決するべく、まずは老人に倣って名札としてその和紙を使うことにした。しかし何にどう名札をつけるべきかを迷っていた。
「そういえば、あの老人は木彫りの熊やこけしに名札付けていたな。防衛大臣とか長者番付とか。しかも関連が意味不明だし。名前はどういう経緯でつけたのだろう?」
三夫は得意のCoookleさんに聞くことにした。
「防衛大臣、っと」
キーワード検索すると特にめぼしいエピソードは無さそうだ。しいて言えば、防衛大臣が1人、東北地方から輩出されているのみだ。
「何の繋がりがあるんだ?全く分からん」
次はこけしについて調べてみた。
<こけしとは(木芥子)と漢字表記する。東北地方の名産品で、温泉旅行のお土産として買われたブームもあった。そもそも子供のおもちゃであり、胴体が細いのは子供が握りやすいため。伝統こけしと創作こけしがあり、ウルトラマンこけしなども作られ、2010年代にもブームが起こった>とある。(出展:Wikipediaより)
「うーん、日本を守るという観点だと、ウルトラマンこけしが当てはまりそうだな。だったら、こけしそのものがウルトラマンこけしであればいいはずだ。関連はちょっと薄いか。じゃあ名前から推すか。小芥子ねぇ。そういえば、この芥川龍之介の<芥>って漢字の意味って何なのかな」
三夫は<芥>単体の意味を調べてみた。
⇒第五話
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