制服

「それじゃあ、私の……一世一代の、ストリップ……見ていて、下さい……」

ストリップという響きに胸が踊るが、彼女は別に踊ったりしながら脱いでいくというわけではないようだ。

しかし、身長150センチほどの、よく中学生にも間違えられるという華奢で小柄な彼女が、これから僕だけのために裸体を披露してくれるというのは、まだ信じられなかった。


まずはセーラー服の上にまとった紺色のカーディガンのボタンを一つひとつ外していく。

これだけなら見慣れた仕草だが、敢えて観察するとなると……それも、これから裸になっていく第一ステップとして見ると、まるで違ってくる。

彼女はカーディガンを脱ぐと、丁寧に畳んで机の上において、白いセーラー服姿になった。


「次は、上着……です」

彼女はそう言うと、まずは紺色のスカーフを解いて外した。

厚い冬服の上からでは、彼女の胸の膨らみはほとんど見えない。

そして、前開きのファスナーに手をかけてゆっくりと下ろしていく。

妄想の中では、何度も僕の手で下ろされていったファスナーが、彼女自らの手で下ろされていく。

下には黒いインナーシャツを着ていた。薄い生地越しに、レースの装飾らしいものが見える。どうやらスポーツブラやタンクトップなどではなく、本格的なブラを付けている模様だ。

彼女のサイズであればブラは不要なのではないかと思ったこともあるのだが、さすがにそれはないようだ。

僕が見とれている間に、彼女は脱いだセーラー服を、やはり丁寧に畳んで机の上に置いた。


「次は、スカートです」

彼女のスカート丈は、直立したときに膝が完全に隠れるくらい。他の女子と比べてもやや長めである。

それでも、スカート自体が大きめのようで、かなり折りたたんで丈を詰めているようだった。

成長すると見込んで大きめのサイズを買ったが当てが外れたというパターンか、あるいは三歳上の姉がいると聞いたので、そのお下がりかも知れない。

そんなことを思っているうちに、ゴムベルトを外してホックを外し、ゆっくりと両脚を抜いていく。

予想していた通り、スカートの下は濃いグレーのスパッツで守られていた。

スパッツと言っても体操服ではなく、防寒目的と思われる起毛生地である。いわゆる毛糸のパンツと呼ばれるものだろう。

上下ともにしっかりガードし、容易に下着が見えないようにしているのは実に彼女らしいと思った。

スカートは折りたたんで椅子の背にかけた。

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