Nightmare03 デスワーム リゾート

私は、今日変わったカフェで友達と映画の話をしていた

その後いつも通りの日常を過ごして

眠りについた はずだった


眠ったはずなのにそこに私は、立っていた


石で出来た家が立ち並び砂に覆われている

夢の中にも関わらず妙に現実味である

「なに、これ」

しばらくすると地面が揺れはじめた

何事かと思っていると 次の瞬間

右肩が建物と一緒に無くなっていた


え?…あ、あ、いたいいたいいたいたいたあいたいたあたい


なにも考えられないほどの痛みが走った

まるで夢とは思えない


また、揺れている あれがまた来る


倒れ込んでいて動けないでいた瞬きをした

次の瞬間 目の前には、小さな小島があった


そこには、パラソルの下でくつろいでいる

老人が1人いた

その様子を見ていると自分が痛い思いをしているのに向こうは優雅に鼻歌まで歌っているのだ

「ん?…お!こっち来い なんだ?大怪我じゃないか」

私は、苛立ちながらも

手当てしてくれるのだろうか?

と思い後ろに続き家に入る

すると、、、

「ほぉら、飯だぁ遠慮せず食え!!」


……は?………


「ふざけないで!!私が大怪我してるの見えないの!? 」

声をあらげてしまった

気付いた時には老人の目が見開き白目が真っ赤に変わっていた


「ほう、客では無く食材の方だったか見間違えてしまったわ 目が悪くなって区別付かんくなっとるわ」

そんなことを言って

はっはっはっ と大きく笑ったかと思ったら

どこからか大きなナタを出し

私の頭にめがけて振り下ろしてきた


「まっ 『ザクッ








『続いてのニュースです …』


内容は、部屋から全身の血管が浮き出て

変死している女性が見つかったというものだった



実は、あの老人 気が狂ったのか人を深夜に

襲ったり 配達しに来た人を家の中に入れたりして

食べていたらしく 警察に捕まった後

牢屋の中で食中毒になって死んでいた人物であった


彼が何故夢の中に居たのかは誰も知ることは無い

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