応援コメント

第32話 凛さまの固い意志」への応援コメント

  • 暗殺依頼とか出してそうなくらいの、怪しい組織のひとつですね。
    ホメ子さんに転校して貰うのが、一番安全ですよね~。
    せっかく成績も良いのですから、新設校から引き抜きとか、留学とか。
    そして移った先には、さらに厄介な魔人や呪いやらが……なんて。

    ホメ子さんを護る事、それ自体が目的になってそうですね。
    彼女本人は、その自覚があるのでしょうか。
    ホメ子さんを狙っている(と、一部で勘違いされている)男子たちとの争いも楽しめるのでしょうか。
    そしてカラスくんは、どう動くのでしょうか。
    一歩引いて、ホメ子さん周りを眺めて、楽しんでいるような気もしなくもない。

    色々と楽しみだらけでです。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    ホメ子さんが例の学校から離れるとおおよそのことが解決しそうな気配はあるんですけどね(笑)。

  • ホメ子さんの敵側は、何となくですがゆっくりではあるものの、確実に進んでいる印象なのに対し、守りの一翼を担うはずの除霊師の爺様たちは…
    もしかしてホメ子さんピンチ?
    イサミん、凛さんにちゃんと告白してホメ子さんを守って!w

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    戦闘能力最強のイサミんがきっと活躍します。


  • 編集済

     漢文の授業中、俺は後ろに気配を感じた。

     「カイか。」

     シャドウガーデンでは珍しい黒髪の美少女だ。
     彼女はアルファの指令である老人福祉施設に常駐看護師として潜り込んで情報収集を行っている。

     「はい、主さま、例の秘密結社の動きが慌ただしくなってまいりました、誉川芽衣子を排除する案も出ているようでございます。」

     「しーらいっしクン、その可愛い子はだれなのかな〜?」

     カイが一瞬殺気を放ち武器を構える。

     ああ、そうだった、コイツだけはどれだけ存在感をけしても気配を察することができるんだった。

     「カイ、大丈夫だ、コイツは仲間ではないが敵でもない。」

     「ひっどーい、クリスマスのプレゼント交換とかバレンタインではいい感じまで行ってた仲なのに。」


     あー、そういえばそんなことやっちまってたな、真っ黒歴史だ、


     「カイ、コイツは無視して報告を続けろ。」

     久保、さんがぷーっとほおを膨らませて頰に木ノ実詰め込んだリスみたいな顔をする。


     「はい、実はこの高校の鬼門の方向に時空の歪みを発見しました、魔神の類いが潜んでいる可能性がございます。」


     久保、さんが余計な口を挟む。

     「それは土地の守り神だねー、少子化で神主さんがいなくなってから荒れ放題で放置されてるけど、この高校は昔の墓場を潰して建てられてるからね、校舎の配置が漢字の「エ」の形になってるでしょ、あれも意味があるんだよ。」

     確かに明治維新政府が急速に学校整備を進めたとき、資金がなくて土地買収ができなくてタダ同然で手に入る墓地に公立学校や旧制中学の校舎を建てたのは知られた話、うちの高校も例もれず墓場を潰して建築されている。

     地下には墓石などがそのまま埋め立てに使われて今でも妖気を漂わせている。

     「誉川芽衣子の莫大なエネルギーはここにおいては確かに危険だな、自分で制御できるように、具体的には[覚醒]して貰えばいいんだろうがそれには時間もかかるだろう。」

     「誉川芽衣子を処分しますか?」

     「いや、それはやめておこう、六星イサール殿はどうも彼女を守る素振りを見せているし、誉川芽衣子全身が対消滅反応で爆発的エネルギーを放出することがあればおそらく150メガトンのTNT爆弾と同様のエネルギーか解放されるだろう。」

     「TNTって?」

     久保、さんが聞いてくる、

     「ああ、魔女には無縁のものだったな、そうだな、トリニトロトルエン、TNT爆薬、ダイナマイトといえばわかるか。」

     「理科の問題なんだね。」

     爆薬の作り方は理科では教えないがな。

     「広島型原爆リトルボーイは知ってるか?」


     「広島野球少年?」

     ちょっと突っ込むの疲れてきたな。

    「第二次世界大戦に広島に落とされた原子爆弾だよ。」

     「歴史の授業なんだね。」

     「誉川芽衣子を全てエネルギーに変換するとその広島型原爆5000個分の爆発が起こると言うことだ、大魔神のエネルギーが20個分だといえばわかるか?この魔女!」

     いかん、つい熱くなってしまった。


     「おーい白石!何を遊んでるんだ、この問題を答えなさい。それと廊下の生徒はどこの生徒だ?」

     カイは素早く姿を消した。

     

     生まれて初めて先生から指名されてしまった。

     「それは王安石であろう。」
     そんな子供でも解ける問題を出すとは舐められたものだ。
     前に出て黒板に板書する。

    初夏即事        王安石

    石梁茅屋有彎碕   石梁 茅屋 彎碕有り

    流水濺濺度両陂   流水濺濺として両陂を度(わた)る

    晴日暖風生麦気   晴日暖風 麦気を生じ

    緑陰幽草勝花時   緑陰幽草 花時に勝る

     「せ、正解じゃ。」

     「白石クン、すご〜い。」

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    ホメ子さんのポテンシャルがどんどん盛られていく……