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「ところでさっきから何の動画を見てるの?」
UFO型のスカイアークは飛び立ったら基本的に自動運転だ。
「うん、式神(鴉型偵察ドローン)からの映像だよ。」
「へえー、私も一緒に見てもいいかな。?」
化けも、いや姿は女子高校生の久保さんが身体をピッタリくっつけてくる、黒いスライムスーツに覆われているとはいえ、真っ黒なブロンズの動く全裸像、といえばいいのか、細かいところまでくっきり視認できる格好なのだ。
1000年生きている私は女性の裸など何の感慨も無いが、この身体は16歳の男子高校生白石純太なのだ、勝手に本能で反応しているようだ。
「へえー、ウララさん死んじゃう、頑張って!、あ、イサミん、が参加した、加勢しなくていいの?」
「ふん、勇者六星イサール殿なら何も心配も要らない、あの程度のザコは問題ないだろう。」
「あれ、あのおばさん、東の空の魔女じゃない、450年ぶり〜」
「親戚なのか?同じスライムスーツ着てるようだけど。」
「全然、2回か3回700年前にケンカしたかな?その度に人間の国が滅ぶから流石にもうやめたの。人間全滅させたらあの方に怒られるしね。」
「あの方って?」
「蓮さんも多分知ってる人だよ。」
特に興味もないのでそれ以上は聞かない。
「あー、イサミん、私の顔の仮面被ってる。〜著作権返せー、代わりに銀熊賞くれてもいいけど。」
銀熊賞?ちょっと意味わかんない。
その後あっさり決着がついた。
「空の魔女のやつ、私の顔の仮面を見て私の眷属か何かと勘違いしたのかもね、私と揉めたらめんどくさいと思ったのかも。」
「もう終わり?思ったより面白かったね、あ、痛い!」
イサミんが魔女の仮面を取り落とした。
「もう、形が同じものは阿頼耶識経由で繋がってるんだからね、全く大切にしてよね。」
突然、画像が消えた。
どうやら誰かが式神の気配を感じて攻撃したようだ、撃ち落とされたようだがまあいい。
そうこう言っている間に目的地に到着するようだ、家まで早かったな。
待てよ?
これは、光速超えてるんだよな。
なんで家に帰るのに何十分もかかるんだ?
俺、どこに送られたんだろ。
七星剣蓮は嫌な予感しかしなかった。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
サハギンの仮面とシンクロしている……。
あれ、さらにテル君が加工する予定ですけどね。
イサミん、待ってた!(゚∀゚)
カッコイイ!
サハギン……イサミん、
なんか音が似てるなw
作者からの返信
コメントありがとうございます!
カッコいいシーンでサハギンのイサミん……