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スカイアークが飛び上がった時にある疑問について聞いた。
「ところでさっきから気になってるんだが、その、なんだ、君の身体のラインが丸見えのその黒いスーツは何なんだ?」
「えー、白石クンやらしいー、そんな目で私を見てたんだー。」
何だかいつもの久保さんの調子に戻っていた。
「いや、単に異様なんで興味深くて」
「あー、私の身体に興味あるんだー。」
そこは華麗にスルーした。
中身は化けも、いや魔女だしな。
「これはダイバースーツだよう、私は海の魔女だから海中はもちろん裸で移動するけどこの世界では裸はまずいんでしょう?」
いや、その姿で歩くのもかなりヤバいけどな。
「冗談はさておき、これは大質量や超高圧、極大慣性変化に耐えるスライムスーツだよー、さすがの魔女の私も亜光速まで急加速したら大質量の超高圧でペシャンコになってしまうからねー。時間や次元を越えたりする時も必須なのー普段は制服とかに変化させてるけど〜流石に光速超える時は身体にピッタリしか維持できないかな。」
「おい、ちょっと待てや!、それは俺がこいつに乗る前に説明しとくやろ普通。」
「テヘペロ、えー、忘れてたあー。」
「忘れんじゃねえ、俺がペシャンコになるやろ!」
「そういえば白石クンはなぜペシャンコにならないの?」
それは俺にも謎だが、やはり何か「違う存在」なのだろう。
「友達のウララさんと遊ぶ時も私はこのスーツだけど、ウララさんもペシャンコにならないね、蓮さんと同類なのかなあ。」
「そうなのか?」
早坂情報部長から追加でイサミんの交友関係を洗えと司令があったからこのことも報告しておくか。
もちろんイサミんに都合の悪いことを報告するつもりはない。
イサミんの周りに黒い鳥に擬態させた式神、今ではドローンと言うのか、鳥型飛行偵察機を飛ばして情報収集しているが確かにウララさんもかなりの高エネルギーを内包している、しかしホメ子さんはその量が桁違いで計測不能だ。
もう少し高性能な式神を用意しないとダメだな。
「そういえば久保、さんはホメ子さんと仲良かったっけ?」
「そうだよーホメ子、ちっちゃくて可愛いから食べてしまいたいくらい。」
「食べるのか、、ホメ子さんを魔石に換えたらどのくらいのエネルギーになるの?」
「ホメ子はすごいよ、これに使ってる魔石ならホメ子一人で魔石7つくらい精製できるよ。」
「7つか!」
魔石一個で1万人の生体エネルギーだっけ。
ホメ子さん一人で7万人と同等のエネルギー量、これは確かに欲しいわ。
一応早坂情報部長にも報告書上げとくか。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
ホメ子さん一人で7万人と同等のエネルギー量は笑う。
ほめこさんならわんぱんまん(゚∀゚*)ね💕
楽しみに( *´艸`)ね💕
作者からの返信
コメントありがとうございます!
本作、一所懸命な人たちとそうでない人たちの温度さがちょっとワンパンマンぽいと思うことありました(笑)