第2話中学生の時は……
ここで、中学生の頃のバレンタインデーを思い出してみたい。
結構、チョコをもらっていた。
うるせぇ、和田は、
「羽弦~っ!」
と僕を呼んで、
「これ、義理チョコだからね!勘違いしないでよ」
と言って僕にチロルチョコを1個渡した。ホワイトデーは楽しみにしている、と言うので鉄拳制裁で1足早いホワイトデーのプレゼントをした。
当時僕には彼女がいた。手すら握った事もないし、しゃべった事もない。
ヤンキーがアカネがお前の事好きらしいから、付き合えよ!と言うのでしぶしぶ彼女を作ったのだ。僕は彼女より、キョンシーの方が好きだった。
自分が振られたくないから、ヤンキーに根回しするところが嫌いだったので、ほとんど相手にしなかった。
しかし、時間と言うものは怖い。
だんだん、アカネに興味が沸いてきた。エロいことではない。
アカネと一緒にいると、エアガンでビバリーヒルズ・コップごっこするより、楽し気持ちになった。
しかし、僕はめぐみちゃんが好きだからアカネには申し訳ないがホントの事をを言おうとしたが、早くも卒業式前。
バレンタインデーにアカネは手作りチョコをくれた。
僕はとても嬉しかったが、複雑だった。ホワイトデーがくる前に中学生の卒業式がきた。第2ボタンをあげてから、アカネとは自然消滅した。
ほろ苦い思い出である。
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