第13話 「マッキー」
こんにちは~。
もはや「RRR」のみにとどまらずインド映画を全体的に推して参るエッセイになりつつありますが、よろしかったらお付き合いくださ~い(笑)。
今回は、その後過去のラージャマウリ監督作品も観られる範囲であれこれと観ちゃったので、まずはそこから!
本日紹介するのは「マッキー」。
公開は2013年、インド。私が拝見したものは、2013年と2019年に日本で公開されたヒンディー語バージョンだったようです。
もちろんラージャマウリ監督、125分。
主人公ジャニは貧乏ながらも明るい青年。近所に住む美しい女性ビンドゥに二年ものあいだずーっと片想いをしておりました。
彼女はなかなかジャニの気持ちを受け入れこそしないんですが、彼のことを嫌いなわけではなくて、けっして悪い気はしてなかったっぽい感じ。
でもようやく二人の想いが通じ合い、「ハッピーハッピー!」に。
インド映画ですのでこのあたりはやっぱり素敵な歌とダンスで表現されます。
ところがここへ、ある日、彼女が関わっているボランティアグループに多額の寄付をしようという建設会社の社長スティーブが現れる。こいつが、実はすんごい悪い男。事業をやってるのは事実なんですが、その実ほとんどヤ○ザみたいなやつ。その上無類の女好きときた。
美しいビンドゥのことが気に入って手に入れようと狙うスティーブですが、その過程でジャニの存在に気づき、なんと彼をこっそりと暗殺してしまう! しかも大勢でなぶり殺し。ひどい!
こんなんバッドエンド中のバッドエンドもええとこやーん!
……と思いましたがそこはラージャマウリ監督。
なんとジャニは人間としては死んでしまったものの、ハエとしての転生を果たす!
ハエ! ハエですよ奥さん!
ちなみにあちらの言語で「マッキー」とはハエのことらしい。ひょええ。
タイトル「ハエ」ってこと? ひょええ……。
ともかくも。
転生したジャニはハエとして、にっくきスティーブに復讐を誓い、ビンドゥを守ろうと四苦八苦、知恵を絞って奮闘する……という、もう奇想天外な楽しいストーリー。最後の方、もはやスティーブ社長が気の毒になってくるほど(笑)。
「RRR」でビームの仲間であるジャング役の俳優さんもご出演。これが、なんやほんまに突拍子もない役で、びっくりするやら楽しいやら(笑)。
「え、ジャング? このお顔はジャングのひと???」
って何度見もしちゃいました。
最初は多分みなさんも「ええ……ハエ? ハエなんですか??」ってなると思うんですけど(もちろん私もそうなった)、話が進むにつれてCGのハエちゃんの仕草がどんどん可愛くいとおしくなってきちゃって。私も最後はもろ手をあげてハエちゃんを応援、応援!
ちなみに私はダンナと観たのですが、ダンナも大いに楽しんだようでした~。
マッキマッキマッキー♪
では本日はこのあたりで。
ドスティ!
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