第12話 「ランガスタラム」
は~いこんにちは。
はい、完結はしばらくあきらめましたわこのエッセイ(笑)。
そんなこんなでこのところ「RRR」から火がついたインド映画熱に相変わらず浮かされておるわたくし。
すでにご紹介したチャランさん主演の「ランガスタラム」も、先日英語字幕で上映されたことはご紹介したのですが、この7月になんと! 日本語字幕版が日本で上映されることが決定しました!
やった~ぜったい観に行くう!
前回はあまりストーリーをご紹介できなかったので、せっかくですし、ここでかる~くお知らせしましょう。あ、ネタバレはなしの方向で参ります!
「ランガスタラム(Rangasthaⅼam)」は2018年のインド映画。監督・脚本はスクマール氏。主演はもちろんラーム・チャランさんです。
インドではすでに様々な賞に輝き、チャランさん自身も「自分の役者人生にとって大きな転換点となった作品」「自分にとっての最高傑作のひとつ」とおっしゃっているのだとか。
そしてあのタラクさんも、インタビューの中で「チャランの映画で最も好きな作品」と名前を上げたものです。
舞台はインドの田舎の農村。主人公は、難聴を抱えつつも明るく楽観的に生きる青年チッティ(チャランさん)。
農村では一応、選挙によって村長が選ばれることになっているものの、実際はとある男が何十年も権力を専有している状態。
男はカーストも上位で、まるでマフィアのように強面の男たちをぞろぞろとひき連れており、反抗的な村民にはわざとだまくらかして借金を抱えさせて追い出したり自殺させたり、ひどい場合には暗殺するなどして力づくで排除するといったありさま。
男は本名ではあまり呼ばれることはなく長年人々から「プレジデント」と呼ばれています。
チッティの兄クマルは知的で正義感にあふれた人。あれこれ小さな口喧嘩などはしつつも仲良しだった兄弟でしたが、このクマルがプレジデントのあまりの横暴に反抗して村長選に立候補したことで、様々な恐るべきトラブルに見舞われはじめ……。
「RRR」ではあまりクローズアップされていなかったインドのカースト制度の厳しさ、恐ろしさ、悲しさがひしひしと伝わってくる作品。
前半の、恋でほにゃほにゃしているチッティ君が、後半の厳しい状況にさらされてどんどん厳しく悲しい表情に豹変していく様があざやかです。チャランさんの演技力が冴えわたっていました……。
後半、涙なしにはもう観られないですし、精神が打ち壊されるかのようなショックも受けました。
とはいえ私の英語力では到底、あの英語字幕は追えなかったので、ぜひとも7月の日本語字幕版は拝見したいと楽しみにしているところです。
非常に残酷な暗殺シーンなどもありますが、チャランさんファンなら見逃すべきでない名作だと思いますので、興味がおありのかたはぜひぜひ! と思います。
ではでは、長くなりましたので今回はここまで~。
ドスティ!
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