第6話 おまけ「マガディーラ 勇者転生」


 はいこんにちは~。

 「一応完結」とか言うてましたが、せっかくなのでもうちょっとおまけ~。


 本編でも少し言及してましたが、この「RRR」のヒットを受けてあちこちでラージャマウリ監督の前の作品「バーフバリ」が復活上映を果たしています。

 その後(というか今日・笑)我が家にラーム・チャランさん主演でラージャマウリ監督の作品「マガディーラ 勇者転生」のブルーレイが届いたもので、すぐに観ちゃいました。今回はそちらの話もできたらええなあと。


 製作された時系列でいくと「マガディーラ 勇者転生」の方が古いので、とりあえずそちらから行きましょうかね。

 こちらは2009年公開の作品。

 メイキング映像の中のインタビューを拝見すると、ラーム・チャランさんのデビュー後二作目の作品なのだとか。

 本当はラージャマウリ監督は彼のデビュー作もお願いされてたらしいんですが、そちらは事情があってお断りした代わりに、「二作目は私が撮ります」と約束をしてたそうな。


 タイトルに「勇者転生」ってあって、「お、まさかとは思うけどなろう系??」みたいな感覚にもなりましたがそういう感じはほとんどなかったです~。

 現代を生きる若者ハルシャ(ラーム・チャラン)。とある女性とひょんなことから指先が触れあったとたん、ビリビリッと謎の映像が脳内を駆け巡る。ただし女性の顔は見えない状態。

「これはなんだ? どうしても気になる、その女性を探さねば!」なところから始まって、やがて彼女に出会い、恋におちます。

 実はこのハルシャも女性も、かつて四百年前のインドはウガイダル王国の人で、悲劇的な最期を遂げたことにより、現代へ転生してきていた……!?

みたいなところから物語は始まります。

 ハルシャはかつて、その王国で伝説の勇者とうたわれたバイラヴァでした。

 同様に転生してきている恋のライバルがラスボスですね。


 「RRR」と比べるとですが、かなりインド映画らしくたくさんの歌と踊りが唐突に始まる感じはありますが、まあとにかく特に過去の物語が始まるとググーッと引き込まれちゃう!

 なるほどここから、後年の「バーフバリ」につながったんだなあと納得。


 そして当然ですがラーム・チャランさんが素敵!

 とにかく顔がいい、ダンスのキレも素晴らしい!

 個人的には若々しい兄ちゃんなチャランさんよりは、より渋く深みの出た(そして演技力も爆あがりの)今のラーマ兄貴のチャランさんのほうが好みではあるのですが、こちらも非常に魅力的なキャラクターでしたよ~。

 絡みの多い女優さんもまためっちゃお綺麗でチャーミングでしたしね!


 勇者バイラヴァの乗っている黒馬がまた非常に美しく、そして猛々しい。この馬ちゃんはもともと気性が激しい子だったそうなんですが、撮影を通してチャランさんにめっちゃなついてしまい、のちに本当にチャランさんの馬になった……というエピソードもあるそうです(こちらはネット上のニュース情報)。


 また、今作ではチャランさんのお父様ですでに有名な俳優でいらっしゃるチランジーヴィさんというかたが、チャランさんの懇願を受けて共演を果たしていらっしゃいます。チランジーヴィさんの弟子にあたる俳優さんもおられて、チャランさんのことをとっても気にして、危険なアクションシーンなどではよく世話をしてくださったのだとか。胸アツですね。

 アクションシーンでいうと、アクション監督を務める方が事前のアクションチェックのときに大怪我をされたというエピソードも紹介されていました。

 そのぐらい激しく、見どころいっぱいなアクションが多いということでもあります。よろしかったらご覧くださいね~!


 長くなっちゃったんで、「バーフバリ」は次回にゆずります!

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