第5話 撮影裏話いろいろ


 はいこんにちは~。

 なんだかんだ続いてきましたが、多分今回で一旦完結かな?

 なにか思い出したら追加するかもしれませんけども。

 まだまだ「RRR」を上映してくださっている映画館はあるので、まだご覧になってないというかたはぜひぜひ。私も先日で9R目となりましたが(RRR民は回数を「○R」と言いがち・笑)まだいきた~い。

 というか、年末あたりで一旦上映を終わってたところが復活上映してくれたり、いままでは上映されてなかった映画館で新たにかけてくださったりと、色んな話が聞こえてきてます!


 わたくしも、その後ムスメもつれてもう一度「発声応援上映」にいってきました。

 それも二月十四日。バレンタインデー!

 この日は実は劇中で、主人公のひとりである森の勇者ビームが、英国総督の姪にあたる女性ジェニーにパーティに招待された日。

 そこでとある事件があって、ビームとラーマ兄貴があの激しくも魅力的なナートゥ・ダンスを踊ったという記念日!


 当然、RRR沼に嵌まった民にとっては大切な記念日!

 ということで当日はまたもや観客のみなさんと一緒にめっちゃ盛り上がりました(笑)。

 ムスメも一緒にタンバリンを叩き、声援を送って楽しい三時間を過ごしました。

 ムスメ、終わってから「ああ、もうこれずーっとやってほしい!」とのたまっておりました。わたくしもまったく同じキモチです(笑)。


 実はこのナートゥ・ダンスのシーンが撮影された場所はウクライナ。

 そうです、今現在、ロシアに侵攻されて戦争になっている国ですね。

 パーティ会場として使用された美しい建物は、ウクライナ、キーフにあるマリインスキー大統領宮。戦争が起こる前に撮影されているので本当に美しい姿なのですが、今やいったいどんな悲惨な状況になっていることか……と思うと胸の痛む思いがします。もちろん私も、一日も早くこの戦争が終わることを願っております。


 実はこの撮影の実現に尽力したというウクライナの映画制作会社代表アンナ・パレンチュク氏のインタビュー記事というのがありまして。

 こちらをちらっとご紹介しますと、ちょうどこの撮影をしているときに世界ではコロナによるパンデミックが起こり、インド人はイギリスに行けなくなり、イギリス人はインドにいけなくなる……という事態に。

 で、折衷案として出てきたのがウクライナでの撮影だったのだそうで。


 これはこれで、実現までには色々なご苦労があったようです。

 まず、すぐそばに国会議事堂やらがあるせいで撮影許可がなかなか下りなかったと。許可が下りたら下りたで、ものすんごい短期間だったため、非常にタイトなスケジュールでの撮影だったのだとか。

 実際は役者さんたちが、事前にダンスシーンのためにかなりの時間を費やして練習して撮影に臨んでいたのでもっともっと時間は使っているはずですが、キーフでの撮影期間はたったの二週間だけだったそうです。もちろんセットを作るのとバラす時間も含めて。

 ということは撮影そのものはもっと短い。うわあ、もう想像するだに大変!

 そんなハードスケジュールの中、あれだけのクオリティを出された演者のみなさんには心から敬服の思いを禁じ得ません。

 

 さてさて。

 これでとうとう9Rになったわたくしですが、もうここまできたら10Rいきたい!(6Rいったときも「どうせなら7Rがええなあ、縁起もええし」とか言うて観に行った・笑)

 次はできればダンナと一緒に(ダンナはそれで二回目に)行きたいなあともくろんでいるところです。

 もしかしたら、どこかでみなさんのどなたかとニアミスしてるかもしれませんね。うふふふ。


 どうかお一人でも多くこの傑作映画「RRR」と「ナートゥをご存知」になっていただきたいなあ、と思います!

 ここまでお読みいただき、まことにありがとうございました。

               

                了

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