いけいけ勇者様3

最上司叉

第1話

ある日の昼過ぎ

「魔王様〜魔王様〜」

どこからか声がする

俺と魔王は外に出た

そこにはちっさい爺さんが立っていた

「じいやどうしてここに?」

魔王が言った

「もうすぐあの日ではないですか」

「あの日?」

俺は聞いた

「なんですかなこの人間は」

「一緒に暮らしてるの」

「立ち話もなんだし中に入ろう」

俺達は家の中に入った

俺は魔王に聞いた

「あの日とはなんだ?」

「大人の姿に生まれ変わる日」

「?」

何だそれは

俺は理解できなかった

「魔王様城にお戻りください」

魔王は首を振る

「あの日は危険が伴います安全の為です」

魔王はまた首を振る

俺は詳しく話を聞くことにした

あの日は1週間かかりその期間はちょっとした攻撃でも死んでしまうらしく前の魔王もその期間に亡くなったらしい

「あの日まで後どれくらいだ?」

「次の満月から1週間」

「明日じゃないか」

俺は驚いた

慌てて仕事をキャンセルして魔王の部屋の見張りをすることにした


数日後俺は殺気で目が覚めた

「へーやるじゃん」

そこには子供が立っていた

「坊やどこから来た?」

「僕は坊やじゃない勇者だ」

俺は呆気にとられてしまった

一瞬の空きをつき魔王の部屋の中に子供が入った

「魔王覚悟しろ」

その声と同時にパーンと音がし眩い光が辺を包んだ

俺は子供を捕まえた

「何をする離せ」

子供が暴れている

「その剣では誰も殺せない」

魔王が言った

「父さんから受け継いだ剣だ」

「その剣は癒やしの剣」

魔王が言った

見ると剣は折れていた

「父さんに貰った剣が」

「魔王は大丈夫なのか?」

俺はじいやに訪ねた

「こんなことがあろうかとお守りを用意していて良かった」

じいやが言った

「お守り壊れちゃったね」

魔王は少し悲しそうだ

「あの日は?」

「無事に終わったよ」

「まだ1週間経っていないのにか?」

「癒やしの剣があるから」

部屋の中は薄暗く俺はランプをつけた

そこには絶世の美女が立っていた

「魔王か?」

「そうだよ」

「城に帰るのか?」

「帰らないまだここに居る」

そうして俺達4人?の生活は続く

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