このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(294文字)
くたびれたおっさんってこうなのか!戦い方や考え方がしみじみ納得。暗く湿気た地下の匂いを感じるような文章に、じわじわ惹き込まれました。戦い方や世界観、設定の深さは何回も読み返すくらい興味深かったです。主人公の成長に真実味があって、終わり方に続編の気配を感じて思わず手を握りました。個人的にものすごく好きなタイプでした!
初老の傭兵が、偶然と蛮勇と、そして出会いの中、ダンジョン探索で成り上がっていく物語ですが……戦闘がリアルです。特に主人公部分が、泥臭いながらも力感みたいなものが伝わります。そしてこの主人公‼️決して人格者じゃないし、正論はボソボソ話すタイプで、世渡り上手じゃ絶対ないのに……不器用で、スマートではない、いろいろなものとの戦い方が、むしろ人間らしくて好感がもてました。面白かったです(^∇^)