第13話 おこだお!!
あーーもうやだー
『今日も紅茶が美味しいなークロワッさん』
「パンのお友達ですか?」
『違うよーチャールズ、クロワッさんは、黒輪さんのあだ名だよー』
「
あっそっち使うんだ、、、ウケる
「おぼっちゃまー失礼します。、、、ってなんの話ですか?」
「私にもわかりません。」
まぁ創作のキャラの話だしー知らなくて当然だよぉ。
『クロワッさんは、ねぇパンを作ってるんだよー』
「ほう」
『得意なパンは、、、確かアンパンだね』
この部屋のチャールズとさっき部屋に入ってきたイザベラ+ネオンの抱き枕と化してるマシュマロ隊長の心の声が一致した。
「「「(クロワッサンじゃないんだ)」」」
「そっそれよりおぼっちゃま、シエナ嬢からお手紙が、、、」
『えっ!!シエナが!!』
ブンブン
「(おぼっちゃま、、、犬の尻尾が見えます。)そうですよ。こちらです。」
渡されたのは、黒い封筒だった。
それと少々悪臭がする。
僕とシエナは、封筒の色で重要度を表すようにしている。
黒の意味それは
『助けて、、、』
「おぼっちゃま?」
『、、、』
手紙の内容は、いたって普通だけど。
内容がおかしい。
ちいさな花の模様の髪留めを見つけたよ。
かがみが欲しいと思う。
おさかなを食べた。
ななつのガキ
かかし、かわいいね!!
すのーどろっぷが咲いた時期ですね。
いい日になりそう。
たんじょうびそろそろだね。
繋がっていない。
嫌な予感がする。
何より、縦読みすると、
『チッ、、、チャールズ馬車を出して。あとパン三つ』
「はい?」
『早く』
「おぼっちゃま?」
『早くして、シエナが呼んでるの。早く早く。僕が行かなくちゃ。』
マッチは、どこだって?
「はい。わかりました。ですが少々落ち着いて」
「そっそうですよおぼっちゃま。冷静に、、、」
『イザベラ、、、私は、いたって冷静だよ。』
マシュマロ隊長は、語る。
この時のネオンは、目に光がなく。
ただただ異様な、4歳の幼年の奇妙な笑みが明るい部屋で浮いていた。
「おぼっちゃま、馬車の用意ができました。」
『ありがとう。行くよ。』
「おぼっちゃま急にどうしたんですか?」
『これ呼んで、、、縦、に』
「おぼっちゃま、どうして」
『酔うんだよ、、、馬車で』
「あ、申し訳ありません。手紙、失礼します。、、、なるほど。」
数分後
「おぼっちゃま着きました。」
『うん』
「こちらがファラム家当主の執事の」
『チャールズ、そういうのいいから』
「ですがおぼっちゃま」
『こいつらの名前なんて聞けば耳が腐りそうだよ。』
「な!!きっ貴様」
『ファラム家の執事さん、シエナは、どこ。僕は、わざわざここまできたのシエナに会いにきたんだよ。』
「シッシエナは、今ここにいません。さっさと帰ってくれ!!」
こいつなんなんだよ。執事のくせに呼び捨て一体何様
『嘘つき。これだから君達みたいな価値観をもつ人間キャラは、嫌いなんだよ』
「このガキ!!」
『チャールズ、イザベラ、、、今から見ることは、全てなかったことにしてね。』
「おぼっちゃま、、、」
『マシュマロ隊長、お願い』
大人一人スライムの魔法石一つで事足りる。
小さくて小回りのきく隊長。
「あっ」
人の首に蹴りを入れるなど容易いはず。
『チャールズ、そいつ適度なとこに縛って、イザベラ、行くよ』
「はっはい」
『マシュマロ隊長よくやった。いい子だね。僕は、いい子が好きだよ。』
「おぼっちゃま、地下への道は、」
『ここに書いてる。』
「えっ?」
ネオンは、ズンズン進んでいく。
『見てあれ』
そこには、廊下に吊るされた。
花模様の髪留めをつけた絵があった。
『ここの部屋に入る。』
「ここには、シエナ嬢は、いません。」
『ここの鏡を外す。』
すると道が現れた。
「これは、」
『手紙には、ヒントが書いてる。これどうりに』
鏡のあった部屋の先には、汚くカビの生えた道が続いてた。
『くっさ』
悪臭もひどい。
魚の模様のタイルがあるところを曲がる。
ドアがある。
次は、、、7つ。
さっき執事からパチった。
鍵の七番目そのまんまかよ!!
『よいしょ』
「おぼっちゃま、、、なにを目指してるんですか、、、」
『さぁ部屋に入ると』
「物置のようですね」
ここもほこりやすす、蜘蛛の巣が張られている。
『カモフラージュだよ。イザベラこのリボンをつけたカカシ、、、を動かして。』
「わっわかりました。」
動かすと道ができた。
さっきよりまだ綺麗だ。ほこりは、あるがカビは、生えていない。
さっきのは、人工的にカビを生やしたのだろうか?
てか人工的に生やせるものなのかな?
「あとこれ何回繰り返すんですか、、、」
『もう終わりだよ。、最後にこのスノードロップの模様のドアを開けると。ヤァシエナ。』
あぁなんだこの部屋、いや部屋ですらない。
ただの牢屋。
「猫目くん!!」
衰弱は、してなさそう。
『大丈夫、、、怪我してない』
「怪我は、ない、、、けどお腹すいた、、、」
『わかった。イザベラ』
「このためのパンなんですね。こちらをどうぞシエナ嬢」
「、、、」
『大丈夫、なにも入ってないよ』
パン少しちぎって食べる。
こういうのは、食べてるところを見せたら大体大丈夫。
『はい。口開けて。』
「あー」
『美味しい?』
「もぐもぐ」
『あっセルフでつけてくれるんだ。』
「もぐもぐ」
『さぁ外に行こうか』
「うん」
はぁーやっぱそんな上手くいかないよね。
「貴様なにをしている。」
部屋の外にまぁ丸々太った豚、、、ふくよかな男性がいた。
『ヤァこんにちは、ファラム家当主様。私のプリンセスをお迎えに上がった。だけですが。』
「はは。面白いことを言うな」
『ということでシエナ嬢は、シャーロン家が引き取っても』
「許されるとでも。何よりシエナより姉のモエナは、どうだい?綺麗で普通の子だよ。」
『、、、』
「そこの
『ははは。当主様、なにを馬鹿げたことをおっしゃるんですか?腹が捩じ切れそうです。』
『なにを持って普通と言うんですか?なにを基準に普通と見なすんですか?
なにが普通でなにが異常?
私はね。曖昧で他人を比較るたけだけに作られたような差別用語の代表的な普通という単語が』
『死ぬほど大っ嫌いなんですよ。』
「この髪や目が白いまるで老婆や病人のようだ!!異常だ!!普通じゃない!!」
『はははブーメランですね。乙です。
第一当主様がいう普通、、、一般論でいくと親は、子を、どんな状況でも愛するものだ。
君こそ世間から見たら
舐めんなよクズ。こちとら
貴様らただの都合上だけでできた
『あぁおじさんなにか焦げた匂いしない?』
「はぁ!!」
『マシュマロ隊長おかえり。』
事前にマシュマロ隊長にマッチを持たせてあった。
僕とマシュマロ隊長は、こちらから一方的に指示をすることができる。
「おぼっちゃま!!」
『イザベラ、シエナ早く出るよ。一酸化炭素中毒で、最悪死ぬよ。』
「!!」
まぁその後ファラム家は、全焼。
えっ放火罪?ここにそんな法律あるとでも思ってんの。
そのあとは、
まぁ表向きでは、シエナが僕の婚約者になって、一緒に住んでる。
みたいな。
まぁいいか、、、
一人は、嫌いだし。
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