第10話 心からの謝罪 '

イザベラ誘拐事件から数日経った。


しかしいまだにイザベラに謝ることができていない。


「おぼっちゃま、、、あの時の勇気は、どこへ言ったのですか」

『深夜テンション的なアレだったんだよ、、、』

「深夜テンション?」

『あっ、、、気にしないでアハハ』


もし許して貰えなかったらその時は、もう死ぬ、、、心が折れる。

『辛い、、、ガチャ課金して爆死する辛い』

「課金?爆死?はて?」

『もう死にそう、、、今の僕のメンタルは、爪楊枝なみ』

「はて?」


残念なことにチャールズには、僕の世界の言語がちょいちょいわからないみたい。


「、、、」

この時マシュマロ隊長は、思った。

防弾ガラス並みの強度のメンタルのくせに何言ってんだこいつ と思っていたがマシュマロ隊長は、賢いのでここで考えるのをやめた。


『それよりチャールズー』

「それよりで済まさないですださいでなんですか?」

『そんなこと言いながら聞いてくれるチャールズ神、、、チャールズってチートすぎるんだけど、いろいろ、、、』

「チートとは?」

『、、、強すぎない、あの時の風魔法』

あの時チャールズは、呪文的なこと言ってだけど聞こえなかった。

たぶん同じ属性の人か、本人しか聞こえないみたい。

「あれは、少々力をいれすぎまして、それにおぼっちゃまにも協力していただいていたので。 チャールズは、張り切ってしまいました。」


『、、、お茶目か!!』

「はて」

なんかチャールズ、、、これは、確信犯では?

『チャールズまさか《はて》ってつけたらどうにかなると思ってるの?』

「なんのことでしょうか、」

せめて語尾にハテナをつけろ

「それより私は、実年齢より精神年齢の方が遥かに高いことが気になって仕方ありません。あんなに冷静な三歳児がいるものなんでしょうか」

『ハハハ、、、僕3歳だからよくわかんないな』

てへと語尾につく勢いで言ったご主人、、、それでは、流石に誤魔化せれないかと。と密かにマシュマロ隊長は、思ったとか思ってなかったとか、、、真実は、闇の中。


「まぁそういうことにしておきます。」

『アハハってこんなことしてる場合じゃないじゃん!!イザベラに謝らなくちゃ!!、、、ちょっとメンタルが急に、、、』

「元気ですね、、、長引けは、長引くほど謝りづらくなりますよ」

『そうなんだけどさぁー』


うーーもし僕がピュアピュアでキラキラなアニメキャラなら謝れたと思う。

けど僕は、テンション高めのさぁンさぁい(3歳)であり、中身オタクの極みだからね!!

無理!!


『アババババ』

「、、、おぼっちゃま」

『やめてよチャールズ!!そんな目で僕を見ないで!!心が!!心がすり減るから!!』

「、、、」

チャールズは、無言で立ち上がった。


『酷いよチャールズ!!僕を見捨てるのか!!ッ!!』


「行きますよ!!おぼっちゃま」


『待ってチャールズ!!首がしまってる!! 死ぬ!!ねぇチャールズ!!人の エリ は、掴んじゃいけませんって習わなかった!!ねぇぇぇぇ!!』


「イザベラ!!」

『待ってチャールズ、ドアがバンじゃなくてゴトって音したんだけど。えっゴリラですか?ゴリラなんですか?正式名称ゴリラゴリラゴリラの!!』


「「うるさいです。」」

『すみません』


マシュマロ隊長は、思ったこと。

何この無駄な茶番。

そして考えるのをやめたと同時にデジャブを感じた。


「おぼっちゃま一体なんのようですか」

『えっとあのね、、、』

あれチャールズいつのまにかいなくなってる。逃げたな。あいつゆるさねぇ。

『えっとね』

「、、、」

あぁやめて無言やめて。

『イッイザベラにたく、たくさん心配かけてごめんなさい。』

怖い、、、手が震える。


「いいですよ。おぼっちゃま」

『ほっほんと、、、』

「はい!!私も少々大人気無かったです。なので私も謝らせてください。ネオンおぼっちゃま、申し訳ございませんでした。」

『やっやめてよ!!全部僕が悪かったのに!!』


「では、どちらも悪かった というのは、どうでしょう」

『、、、急に現れたね。チャールズ。そして急に提案してきたね。』

「まぁいいじゃないですか」

「フフフ」

『、、、イザベラが笑うとこ初めて見た気がする。』

「そんなことありませんよ」


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