第6話 何もない日

「おぼっちゃま」

声がした。


   あれ誰だろ


   いつ


   どこで


   どんな時に


聞いたんだろ、、、頭に霧がかかってるみたい。なんだったっけ?


「おぼっちゃま!!」

誰かに抱きつかれた。

この匂い、、、知ってる。誰だった

女性、、、お母さん?違う気がする。ねぇさんでもない。、、、あぁ

『イザベラ?』

「おぼっちゃま探しましたよ。いったい何があったんですかー!!しかもこんな血だらけで」

『?コボルトがいて、、、それであっ、、、』

頭が痛いな


そこから記憶は、なく気がついたら自室にいた。



「おぼっちゃま!!」

『おはようイザベラ』

イザベラが隣に控えていた。

「チャールズも私もあれだけ釘を刺したのに!!」

『、、、ごめんなさい』

「何に対してですか」

『えっ』

喧嘩中に一番対応に難しいのがきた。

「もう知りません」

そういってイザベラは、部屋を出て行ってしまった。

『、、、』

どうしたらいいんだろ。



まぁいいや、、、

「それでいいんですか?」

『チャールズいたのか?てか空気になってた?』

「ご冗談を」

『おっとごめんごめん』

「、、、おぼっちゃまは、何をするべきかわかってますか?」

『よくわかんない』

「そうですか、、、」

とうとう一人ぼっちになってしまった。

まぁいいか魔法の練習でもしよう!!


『【ルック】』

この魔法は、もう簡単に扱えるようになった。

『闇属性の方をどうにかしなきゃな』

コボルトの時に鳥が本能的に魚を頭から飲むように自然とできた。

たとえあってるかな、、、


『うーーーーんなんか闇っぽいのでろーー』

ってそんな簡単にいかないか、、、

どうしようかな


チャール、、、たぶん無理だな。あの感じだったら。

うーんどうしようかな〜

『失った時に気づくってこういうことかな、、、』


いやでもまだ完全に失ってない。

まだ間に合うかもしれない。


けど、、、めんどくさな。


うーん謝ってた方がいいんだろうけど


とりあえず謝ってみよう!!



『イザベラ、、、』

「なんですか?おぼっちゃま」

oh、、、めっちゃツンツンしてる。

『勝手に屋敷を出てごめんなさい』

お辞儀しとこ

「、、、で?」

『えっ』

「それで終わりですか?申し訳ございませんが仕事帰りあるので失礼します。」


驚いてしばらく動けなかった。



『うーんどうしたらいいんだ?』

わかんない!!

僕は、ベットにだいぶした。

いつもは、やらないけど少しイライラしてるからいいよね。

もう夜遅いそろそろ寝たいけどモヤモヤしてなかなか寝付けない。

『もう!!マシュマロ隊長ー』

「?」

『可愛い!!やっぱり僕と結婚しない?』

「!!」

『っていう茶番は、おいといて』

「?」

『うーんどうしようかな?マシュマロ隊長あのね』

「?」

隊長は、僕の前にちょこんと座ってくれた。

話を聞いてくれるみたい。

『今日ね。イザベラやチャールズが全く関わろうとしないの。だからね僕ね。僕、、、』


『なんだか足りないの』

「?」

足りない。その足りない物をうめるには、チャールズやイザベラしかいないのは、わかってる。

けど心のどっかでそんなことしなくていいめんどくさいだろどうせ従者だ。きにすることない。

そんなことを考えている。

『何もないの今日』

「?」

『楽しいも悲しいも美味しいも何もないの。僕ね。何もないの嫌いなの。』

「  。」

『面白くないもん何もないから。僕は、面白いものが好き楽しいものが好きでもね。今日は、ないの』

だからね。隊長


『だから欲しいなたくさん。』


どうしたらいいかな?

(僕を一人にしないで)

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