宇宙人の嫁探し

ミンイチ

第1話

 それは白馬に乗ってやってきた。


 私がバカンスに来ていた島の砂浜でなんとなく寝っ転がっていた時、海の方から白馬(あるいはそれに似た生物)が海面を走ってきた。


 その馬(?)に乗っていたのは、典型的なタコ型宇宙人だった。


 その宇宙人は馬に乗ったままこう聞いてきた。


「汝は我が伴侶となりうる者か?」


 私はよくわからなかったが、「いいえ」と答えた。


 すると、宇宙人と馬はあからさまにがっかりとした様子を見せ、海に帰っていった。

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宇宙人の嫁探し ミンイチ @DoTK

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