ルスside

山で気を失い、気がついたら知らない屋敷にいた。

そこは今後自分が暮らす場所らしい。初めは自分が場違いに感じていたが、徐々に馴染む(?)

イルニアの家でのことは、とても朧気。夢だと言われれば信じたくらい。

実はイルニアの家で一度うっすらと目を開けたが、彼女の後ろ姿が一瞬ぼんやり見えた程度。茶色い髪の人がいたような、いなかったような……って感じで、きっと屋敷の使用人だったのだろうと自己完結。

また、ルスはよく不思議な夢を見るようになった。

頻繁に現れるのは長い茶色の髪の女性。自分に笑ってくれたり頭を撫でてくれる人。たまに自分が十代後半くらいに成長していることもある。

視点は一人称の時もあれば三人称の時もある。規則性はない。

目が覚めると殆ど思い出せない。しかし、その女性だけは本当になんとなーく覚えている。

ルスが夢を見るようになったのは、四回目の逆行によりイルニアの魔力が極端に少なくなり指輪に込められた魔法の効果(逆行前の記憶の封印)が切れ始めたから。

命が危険にさらされること(または自分のへまで大怪我をしそうになること)があり、左小指にはめられた指輪の存在を知った。


だいぶ時が経つ。十年くらい?

ルスは成長するにつれて不思議な夢を見なくなった。(覚えてないだけ?それとも本当に見てない?どちらにせよ理由も後でしっかりね。)

なんやかんやあって結局<魔女殺しの英雄>として教会の本部であるセリシアンの大聖堂に「保護」されたルス。孤立していたが、あることがきっかけで青少女や赤青年、黄青年と知り合う。後輩としてティアーニ家次男も登場(全員名前省略)。

ルスの大聖堂編は日常回かな。多分。

途中からルスと友人達はイルニアの住む山の近くの教会に移る(or派遣される)ことになった。

取り敢えず、ルスが十八歳の時に単身での魔女討伐の命令が下る。(何故単身で?)

目的地はイルニアの家。ルスはイルニアにかつての夢の女性の面影を微かに感じた。しかしすぐに気のせいだろうと思い直す。

こうしてイルニアの家で二人が対峙するのは一巡目ぶり。

あの時と同じ結末にならないか内心イルニアは不安だった。


対峙する二人。

……どうなったんでしょうね。思いつかない。

第三者の介入?それともまた別のこと?

ルスの大聖堂編で張った、なにかしらの伏線を回収。

ルス、倒れます。

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