第17話 寝坊ですね
さぁ、今日から学校だ。
ベッドから起き、時計を見る。
「10:46」
ケータイを見ると留守電が4つ入ってる。
………遅刻だ。
………どうしよう。
………とりあえず朝食と連絡だ。
冷凍うどんをレンチンで解凍する。
くば○のあごだし4倍濃縮タイプをいい感じに薄める。
学校に電話をかける。
プルルルプルルル
「はい。神住高校事務員の坂井です。」
「おはようございます。今日転校予定だった三上っていうものです。」
それを聞いた瞬間事務員が何故か騒いでる。
「どうかしましたか?」
慌てた様子で
「何でもありません。取り敢えず理事長に繋げるのでお待ち下さい。」
と言われツーと音がなってる。
少し待つと
「もしもし?三上君?遅刻するなら連絡がほしいかな〜。なんか用事あったならこっちでどうにかできたのにちゃんと連絡してほしいな!」
「寝坊です。」
一言返すと理事長は
「へ?
……寝坊?」
「はい。寝坊です。」
「寝るに坊主の坊で寝坊?」
「その寝坊です。」
「………とっとと来てもらってもいいかな?」
声が震えている。
恐らく切れてるのだろう。
だが俺は動じることなく
「朝飯が終わってないんで無理ですね。」
「は?!」
それを聞くとなにか言われる前に電話を切る。
朝はゆっくりが俺の常識だ。
そんなことを考えながらニュース番組を見て朝を満喫してると見慣れた顔がが家に入ってきて俺と学校関係の道具を持って車に入れられた。
送り迎え付きなのか?
なんて気楽でお花畑な頭をしているのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます