第16話 組み立て、設置の2日間

昨日は手伝ってくれた二人と飯を食いに行ったため少し遅めの帰宅となった。

そのせいか、遅めの寝起きとなっていた。

時刻は11時すぎ。

そろそろ業者や手伝いの奴らが来る時間だ。

歯磨きや遅めの朝食、着替え等を済ましてボーっとする。一応Wi-Fiだけは通ってるから携帯をいじりながら待つ。



12時すぎぐらいだろうか。

インターホンの音が鳴り響く。

それに反応して玄関に向かうと手伝いの二人と二人が呼んだであろう強面の奴らが4人ほどいる。

いつにもまして犯罪臭と凶悪度が増しているような気がする。

家の中で自己紹介などをして少し立つとインターホンが鳴る。

おそらく業者だろう。

玄関に出るとトラックが3台ほどある。

たくさん買い物したつけだろう。


それからは作業ばかりだった。

俺等一般人は机や椅子などを組み立てていき業者の人達は電化製品を設置してくれている。




なんとなくの形ができてきたため時間を見るともうすぐ10時だった。

今日はそこで解散をしていく。

おそらく明日にはすべて設置し終えることだろう。


そして軽く飯を食って就寝だ。

風呂に入りたいが家の中はだいぶ散らかっているためどうにも入る気になれなかった。




そしてインターホンの音で目が覚める。

時間を見ると10時をちょうど回っていたところだった。

急いで着替えて玄関に向かうと手伝いの奴らと業者の二組とも来ておりすぐに取り掛かってくれた。


俺は細かい微調整をして行く。


8時を過ぎるぐらいにようやく全て終わった。

電化製品が動くかも確認したし、全てが終わったみたいだ。

手伝いと業者の二組にお礼として多少のチップを払う。

業者さんたちは渋っていたが長時間突き合わせたお礼と言って無理やり押し付けた。


そして解散していく。


疲れたなぁと感じながらソファに座る。

……先程まで人がたくさんいて騒がしかったのが嘘みたいだ。

一人でいることに寂しさを少し感じる。

学校まであと3日。

少し緊張している自分がいることを感じながら就寝するのだった。

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