第1巻-第21幕- 第1巻あとがき

 読者の皆様、こんにちは。無名作家の真幻 緋蓮です。

 この度は『如月喫茶で優雅な一時を』を手に取って下さりありがとうございます。

 喫茶店で繰り広げられる展開について少しでも面白く思えて下されば幸いです。


 このお話ですが『自分の思いは抱え込まずに相手にしっかりと伝えましょう』ということをテーマとして作成致しました。何か困ったことや伝えたいこと等を自分の心に留めていませんか? 本文中にも書きましたが、被害妄想に打ち勝って思いを伝えない限り、相手には一切何も伝わりません。勇気を出して胸に秘めたる熱い思いを解き放ちましょう。

 と書いている本人の弱気な心にも言い聞かせておきます。


 さて、今作の主人公の如月一牙及び森宮柊茄、六輪曇妬、櫻木麗歌のメインの四人ですが、実は私が専門学生時代にラジオドラマという授業で作成したキャラクターなんです。その時も同じ喫茶店を舞台とした内容の話なんですが、意外とこの四人のキャラクターたちに魅力を感じて「このキャラクターたちで長編小説を書きたい」と思ったのが、今回の『如月喫茶で優雅な一時を』を作ろうとしたきっかけになるんですよね。

 ただ、いざ書こうにも『喫茶店のこととか何一つ知らねー! そもそも喫茶店なんか全然行ってねー!』って事態に陥ったので、たまに休日を使ってデパートの喫茶店や大手チェーン店の喫茶店を回ったり、インターネットで色々調べたりして、喫茶店の様子を少しでも観察していたりしていました。見てただけで行ってなくないかこの人。

 正直なところ紅茶の淹れ方や風味は私自身どうやって文章にすればいいのかかなり悩み、ちぐはぐしているところや「おっかしいぞコレ」みたいに思われるかと思います。できれば温かい目で見逃して下さると……。実は紅茶セットでも買おうかなと密かに考えています。

 でもやっぱり一番見逃して欲しいのは財閥関係の文章なんです。コレばっかりは観察とかしても一切分からないもので、完全に空想で書いています。なのでどうかコレばかりは大目に見て下さると嬉しいですはい。経済って難しいね。


 書いてて思ったんですが、一牙君って本当に何者なんでしょうね……。自分もここまで誰かの人生をサポート出来るほど悟るような出来事とかしてないですし。やっぱアレですかね、前世が何らかのカウンセラーの人が一牙君に転生したんじゃないかな(投げ槍)。

 私も何かに行き詰まったら如月喫茶に行って一牙君に愚痴を聞いて貰いたいなって思うようになりました。染崎校長や永嶋先生が羨ましいです。というか来世はこの世界の一般人に転生したいな。


 最後に簡単な謝辞を。今回この本を手に取って頂いた皆様に多大なる感謝を。まだまだ無名の真幻 緋蓮ですが、今後も精進して参りますのでよろしくお願い致します。



PS.現在の真幻 緋蓮より

 大体3ヶ月くらいに渡って更新してきた「如月喫茶で優雅な一時を」ですが、ようやく1巻分を投稿することが出来ました。何気に更新していてちょっとは楽しかったです。PV数の伸びとかそんなに気にしないつもりでしたけど、意外にも反応が貰えて嬉しかったです。

 1巻は試しに「書いてみるかー」っていう甘い気持ちで書いていたので、実際の今の私の脳内キャラクターとはちょっと違った面があります。大体3巻くらいでそれらのキャラクター性は確約してきているので、3巻が投稿されるまでもうちょっとだけお待ちいただければと。

 麗歌の口調とか、地の文の量とか、展開とか、もっと今の確約したキャラクター性に落とし入れたいんですけど、本は作っちゃったし、こうやって公開しちゃったし逃げ道が無いんですよね。まぁ若気の至りってことでここは一つ。こうして投稿する時にたまに読み返しているんですけど「あぁー……」って書き直したい気持ちに駆られています。逃げ道無いですけど助けて下さい。

 さて来週からの投稿は2巻目に突入します。何か今回の話とデジャブっぽい展開がまた繰り広げられますけど……その……温かく読んで頂ければと。個人的に大きく書き直したい部分が数カ所ある巻なんですけど、それは無理なのでどの辺が書き直したい箇所なのか探して読んでみては如何でしょうか。その箇所が出てくるのは当分先の場所になるんですけどね。

 では、また来週の過去の私の投稿でお会いしましょう。

 読んで下さってありがとうございました。



作品名・・・・如月喫茶で優雅な一時を

発行年月日・・二〇二〇年一月

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る