第10話  後輩と映画デート2

剣と魔法が存在するファンタジー世界(異世界)でドワーフやエルフなど多種多様な種族が存在してドラゴン様々な伝説級の生物も生息する地球とは異なる別の惑星、異世界。




 日本(東京)で暮らしていた普通に高校生、結城勇人は突然、異世界に勇者召喚される


女神から魔法の力を授かり異世界召喚された勇人は王様から勇者ユウトと」新しい名と聖剣を授かり、世界を魔王の支配から救って欲しい魔王討伐を依頼される。




いきなり、日本から異世界に召喚しておいて魔王を倒せなどと言われても、今まで、普通の高校生だった、自分には無理だろうと臆病なユウトは断るが、「女神によって選ばれたあなたには強大な力が眠っているから大丈夫です」王国から選抜した勇者パーティーも同行させましょうと言われ、聖女セイラ、戦士ルーク、魔術師グレイの勇者パーティーを紹介される。




魔王を倒さないと元の世界に戻れないと言われ仕方なく、引き受ける。正直、僕は勇者としての器ではないと思うが、王様も困っていることだし、放っておけずに元の世界に戻る為に、魔王を討伐を引き受け旅に出ることにことにする。




ユウトは勇者としての自覚も自信もないまま旅を続け、旅の途中で精霊の森で魔獣に襲われている獣人の猫耳少女をユウトが助け、一命をとりとめる。




天真爛漫な猫耳美少女の獣人の少女のハルカと出会ったことで、彼女が向かおうとしていた、セントラルスピリチュアルまでの旅の護衛を頼まれる。




こうして、ハルカを新たな旅の仲間を加え、旅を再開する勇者パーティー一行。


戦い方も分からないユウトだったが、キングトロールとの戦闘で、戦わなくては、皆が死んでしまう!と戦う覚悟を決め、女神から授かった魔法の力と聖剣を合わせ魔法剣でトロールに立ち向かう。




 迷いが消え、真の実力を発揮したユウトは、トロールを倒し仲間を守るのだった。




一時の間だけど、ハルカは、勇者パーティーとの旅の中で、仲間たちと打ち解けて、ユウトともくだけた口調で話せるようになっていき次第に彼に心を惹かれていく。




 旅の途中、ハルカは、別れの前にユウトに想いを伝えようとするが、




ユウトは、聖女セイラに想いを寄せていることに気付き、ハルカは自分の想いに蓋をしてしまう。




目的地に到着した、勇者一行は、ハルカと別れを告げる。


 結局、最後までユウトに自分の想いを伝えられなかったハルカ。




 そして 、勇者パーティーと別れる。




 この旅の思い出は生涯、忘れることはないだろうとユ勇者ウトへの想いを胸に秘め。




               END




映画の最中、未来たんのことを考えていた。




 ひょんなことから元『放課後シスターズ』の叶羽未来こと未来たんと同棲するようになった。




 本来、アイドルとは、一般人には決して手の届かない憧れ的で偶像であるべきだと思う。




 アイドルとリアルで仲を深めたいとか、一般人には許されないことだし、たとえ、自分が芸能人だとしても、アイドルには手を出さないだろう。


 それは、相手のアイドルの仕事の妨げになるから。もし、どうしてもと迫られたなら、ひっそりと隠れて付き合うだろう。白昼堂々なんてもってのほかだ。




 俺には、会社内で春風のような俺を慕ってくれる後輩とバカ騒ぎしている方が合っているのかもしれない。




 それでも、俺は、未来たんと出会ってしまった。




 決して交わることはないと思っていた憧れと。




 この巡り合わせを大切にして、今の未来たんとの生活を大事にしていこう。




 アイドルと恋をしてしまった代償はいつか必ず自分の身に振りかかるだろう。




 その時は覚悟して、その報いをこの身に受けようと覚悟を決めて。   




               ***


今作の映画の獣人のヒロインにはスゴク共感してしまった。




 次第に勇者ユウトと打ち解けていき、くだけた会話もできるようになって。




 ユウトに想いを寄せるもユウトが聖女セイラを好きなことに気付き、自分から気持ちを伝えられないまま別れてしまうハルカ。




 わたしも、佐藤先輩に想いを伝えられないでサヨナラになったら嫌だと思った。


佐藤先輩には、恐らく、彼女が居る。その彼女から、毎日お弁当を作って貰っているんだ。




 待てよ、毎朝、お弁当を作ってあげているのなら、その彼女と同棲しているのではないだろうか?


 そんな彼女に只の、会社の後輩でしかないわたしが適うだろうか?


 このままでは先輩の彼女に負けてしまう!




 わたしの恋をそんな悲恋で終わらせてなるものかとわたしはより一層、佐藤先輩にアプローチしていこうと決意するのだった。




「よう、春風、映画面白かったな!」




「はい、あまりのクオリティに集中し過ぎちゃいました!」




「そのわりには、ポップコーンを食べるペース早かったな。」


(そんなにお腹が空いていたのだろうか?)




「そんなことないですよ!あれくらい普通です!」




「何か食べて帰るか?」




「あ、先輩の奢りですか?ゴチになります!」




「・・・・・・」




「あ、先輩、あたしがあれだけポップコーン食べてまだ食べるのか?って思ったでしょ!」




「思ってねーよ!まだ、腹空いているのかなと思っただけだ!」




「思っているじゃないですか!」もーっ!」と春風は頬を膨らませる。




「罰として駅前のラーメン屋奢りですからね!」と言い渡される。




まったく、うちの会社の後輩はウザイ。


             ***

読んでくれてありがとうございます!


映画デート編終わりました。


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