ファンタジーにおける嫌われ役であるネクロマンサーの悲哀と実践を綴った作品。
ダークさとギャグ成分、そしてほのぼの感がほどよく調和しているため非常に心地よいです。
タイトルにTSとあるため敬遠する人もいるだろうが、BL要素はほぼないためご安心を。
行間や1回あたりの文字数なども適切で特に労せずスイスイ読めるのも好印象。
ここが適切でないと読者の方でブラウザアドオンなどで調整しないといけないため読む気がだいぶ失せますからねえ…
主要キャラの個性が確立しているのに、この手の作品で起こりがちなサイド病の兆候なども見られないためほんといろいろな面で安心して追うことができます。
誤字脱字、意図してないであろう小泉構文や文脈が繋がってないなど文章の粗が非常に多いのだけが難点でありますが、それ以外は非常にハイレベルな作品であると太鼓判を押せます!