とある記者の記録 3
「お父さん!」
「っ!!!」
ロッカールームに響く、『女の子の声』 その声は、確かに青山にも聞こえた。
声から察するに、まだ小学生くらいの女の子の声。
その声を聞いた瞬間、先輩刑事は震え上がる。
そして、頭を床に擦り付けながら、何度も何度も謝り続けた。
青山は、すぐさま先輩の元に駆け寄る。
だが、先輩は部下に気付いていないのか、独り言をずっと呟いていた。
先輩の悲痛な言葉の数々に、青山も心を痛める。
「ごめんな・・・ごめんな・・・・・
お父さん、二人を助けられなかった。
人を助けるのが刑事の役目なのに・・・!!!」
「先輩!!! しっかりしてください!!!」
「悪いのは全部父さんなんだ・・・・・
あの時、二人の側にいれば
二人は突き落とされずに済んだのに・・・・・!!!」
その日は、娘の誕生日を祝って、三人で一緒に、楽しく外食した。
まだ少し肌寒さが残る2月、駅のホームは寒く、待っている人の殆どが、暖かい電車を待つ。
普段は車に家族を乗せる先輩刑事。だがその日に限って、車を車検に出していた。
だから先輩自身も、久しぶりの電車通勤だった。
午後8時のホームは、帰宅するサラリーマンや、部活帰りの学生で賑わう。
三人はホームで、今日食べたステーキやデザートの感想を口にしていた。
聞いているだけでお腹が空きそう。
それもその筈、愛娘の誕生日には、毎年高級レストランでお祝いする。
チェーン店のレストランではお目にかかれないようなご馳走の数々を、毎年家族全
員で楽しみにしている。
三人からまだ漂うご馳走の匂いに、周囲の人々も、思わず唾をのむ。
「お誕生日、今年もレストランの店員さんにも祝ってもらってよかったねー!」
「うん! でもちょっと恥ずかしかったな・・・・・」
「あははっ、もうそんな年頃になったのか。
お父さんたちはどんどん年を取っていくよ・・・」
いつもよりお洒落している娘や妻。
だが夫は、仕事が終わってから直接ホテルへ行った為、普段通りの服装。
しかし、そんな父とも、楽しく食事してくれる二人。
彼は、今の妻と巡り会えたこと、娘と共に過ごせる事を、何度も神様に感謝した。
それくらい、彼にとっては家族が大切だった。心の底から愛していた。
生死に関わる危険な仕事でも、ちゃんと冷静に現状を把握して、最善の選択がとれ
るのも、家で待っている二人のおかげ。
二人の元へ無事に帰るため、彼は毎日、仕事を頑張っていた。
そんな三人の幸せな生活が、突如として幕を下ろした。
きっかけは、ホームの奥から聞こえた、人々の怒鳴り声と、女性の悲鳴。
「___お父さん、ちょっと行ってくるね。」
その一言と行動が、三人の未来を大きく分けることになるとは、思いもしない。
騒ぎの原因は、ホームで電車を待つ人のカバンや、手に持っているスマホを盗る
『窃盗』
彼が騒ぎの起きた場所に駆け寄ると、そこには複数人に押さえつけられている、大学生くらいの男。
男の手には、『可愛らしいスマホ』が握られている。
その光景だけで、彼は何が起こったのか、ある程度想像できた。
大学生は、ホームで『女性のスマホ』を奪った。
電車の待ち時間、スマホをいじって待っている人が殆ど。
つまり、その時間帯を狙う窃盗が多い。
しかし、その分リスクもある。
特に人が多いホームでは、たとえ盗めても、周囲にいた人に取り押さえられる。
大学生は、歯を食いしばりながら、悔しそうな表情を浮かべていた。
だが、本当に悔しい思いをしたのは、盗まれたスマホの所有者だ。
もし此処が、人の少ないホームだったら、取り押さえてくれる人がいなかったら、
彼女のスマホは盗まれていた。
しかも、スマホのなかには『個人の情報』がたっぷり詰まっている。
それを悪用して、個人情報を流したり、メモ帳にあるアドレスや暗証番号が勝手に
利用されるケースも。
もしそんな事になったら、女性の被害は『窃盗』だけでは済まされない。
刑事である彼は、取り押さえられている大学生を、とりあえず駅の受付に連れて行
こうとした。
その直後
ギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギ!!!
「キャァァァァァアアアアア!!!」
「イヤァァァァァアアアアアアアアアア!!!」
彼がホームから離れた直後、電車が『鈍い音』をたてながら到着する音と同時に響
いた、大勢の悲鳴。
彼が後ろを振り返った際に見たのは、取り押さえられている別の大学生。
そして、真っ赤になった線路と、猛烈な鉄の匂い。
その光景を見た当初は、一体何が起こったのか、全然理解できなかった先輩刑事。
しかし、自分の視界内にいる筈の『二人』がいない。
そして、ホームにべったり張り付いている液体の正体・・・・・
悲惨な光景が脳で処理された瞬間、彼はその場で泣き崩れ、地面を這うように、愛
する二人を探した。
彼はその表紙に、受付へ連れて行こうとした男性の手を離してしまったが、駆けつけた駅員によって、大学生二人は署へ連行された。
だが、先輩刑事は、しばらくその場から離れられなかった。
その後駆け付けた、何人もの同僚が強引に車の中へ押し込め、病院へと連れて行く。
先輩刑事がようやく我を取り戻したのは、一週間後のこと。
彼は真っ白なベッドの上で、ずっとずっと待っていた。
もう来るはずのない、いるはずのない妻と娘を。
「お父さん!! 大丈夫?!」
「大変だったわねぇー
え? 私たちが突き落とされたと思って、気を失った?
うふふふっ! 考えすぎよぉ!」
そう言ってくれる二人を、彼はベッドの上で待ち続けた。
だが、お見舞いに来てくれるのは、同僚や親戚ばかり。
そして、退院できる頃に聞かされた真実は、あまりにも身勝手で、あまりにも無慈
悲なものだった。
これには、先輩刑事だけではなく、署に所属している人間全員が驚愕した。
近頃は、『犯罪のハードル』がどんどん低くなり、学生でも犯罪を犯すのが、ほぼ
当たり前になっている。
だが、今回の事件は、老若男女問わず、誰もが耳を疑うような大事件だった。
逮捕された二人は、同じ大学に通う生徒。
しかも、窃盗を犯したのは二人だけではなく、二人の関係者十数名も検挙された。
彼らは『小遣い稼ぎ』の感覚で、数か月前から、駅のホームにいる人から物品を奪
っていた。
奪ったものはSNSなどで売り飛ばし、稼いだお金で好き放題遊んでいた。
しかも、彼らは捕まる事を恐れて、様々な駅を渡り歩き、自分たちが警察からマー
クされないようにしていた。
その影響で、市内の駅では警察が毎日張り込む事態に。
先輩刑事も、駅を狙う窃盗グループの話は知っていた。
だがまさか、犯人は『大学のサークル』感覚で、大勢の生徒が犯行に加担しているとは、思いもよらなかった。
彼らは、防犯カメラの位置もしっかり熟知した上で犯行に及ぶ徹底ぶり。
単なる『お小遣い稼ぎ』『サークル活動の一環』としての感覚だった彼らだが、被害に遭った人からすればとんでもない。
「ここまで大ごとになるとは思わなかった」「自分は数回しか盗んでいない」
そんな言い訳を並べても、実際に被害届が出ていることに変わりはない。
当然彼らは、逮捕されたと同時に、実刑が決まった。
警察署は、残されている少ない資料から、犯人は大学生くらいの年齢である事は把
握できた。
しかし、様々な駅を渡り歩く犯人を、なかなか捕まえることはできず。
その間にも、被害者や加害者は増えていく一方。
先輩刑事も、彼らを探す目的で、時間が空いた時には駅に立ち寄っていた。
もし被害者が自分の妻や娘の所有物だったら・・・と考えるだけで、居ても立って
も居られなかった。
これ以上被害が加速する前に犯人を捕らえ、事態の深刻化に終止符を打たなければいけない。
そんな警察や駅側の尽力もあって、やっとグループの一人を取り押さえることがで
きた。
だが、あの場所にいたのは一人だけではなく、ターゲットを絞る『偵察役』がいた。
相方が捕まったことで憤慨した相方は、腹いせに先輩刑事の家族二人の背中を突き
飛ばした。
後々の事情聴取で、「ただ線路の上に落ちて、怪我をするだけだと思った」と供述。
しかし、先輩刑事の『娘』と『妻』は見つからなかった。
___いや、正確には見つかっている。
だが、それはもう既に、『人の形』を維持していなかった。
『頭』 『耳』 『目』 『腕』 『手』 『太もも』 『足』
それらが全て、バラバラの状態で発見された。
先輩刑事は、真っ赤なホームで、ひたすら叫び続けた。信じられなかったのだ。
ほんのちょっと、ホームから離れただけで、愛する妻と娘、二人を同時に失ってしまった事が。
そして、犯人である大学生は、その場で唖然とするしかなかった。
突き飛ばした本人が一番驚いているのは、笑えないくらいおかしいのだが・・・
葬式を挙げてからしばらく、先輩刑事は仕事に復帰できないくらい、心身共に病ん
でしまう。
そこから普通の生活を取り戻せたのは、大勢の人の助力があったから。
長年様々な人を救ってきた彼には、支えてくれる人が沢山いる。
そんな人々の声を聞き、先輩は復活。そしてまた、部下を育てる立場となった。
青山が彼の部下になったのは、その後だった為、分からなかったのだ。
___というか、周りの人々は、あえて言わなかったのだ。
何故なら、口に出すだけでも、あまりに理不尽な事件だったから。
ニュースでも取り上げられ、当然先輩刑事は、メディアから追いかけられる身。
だが、愛する家族を失った彼に、答えられる事はなにもなく。
結局彼の両親や、妻の両親が取材に応じた。
一応、犯行グループの親族が、彼に『謝罪の手紙』を何枚も送ったが、彼はその手
紙を受け取っても読まなかった。
その代わり、
「今後こちらに手紙は渡さなくても結構です。周囲への対応に尽力してください。」
と、短い文章で返事を返した。
刑事である彼は、謝るだけでは済まされない現場を、何十回と経験している。
犯罪というのは、被害者と加害者で受けるダメージは違う。
特に一番被害を被るのは、『加害者の関係者』
『犯罪者をだした家』として揶揄(やゆ)され、少し知り合った仲でも、勝手に関係者にされる。
実際、大学生グループが在学していた大学は、その後閉校してしまう。
一人ならまだしも、複数人の大学生が犯行に及び、加担していた。
当然、講師や大学関係者は署で尋問され、マスコミは『加害者と同等の扱い』をし
ている。
大学に在籍している、何の罪もない大学生でさえ、非難の対象にされているのは、さすがに理不尽。
しかし、これはごくごく普通の流れであることを、先輩刑事は痛感している。
何故なら犯行に及んだ当の本人は、檻の中にいる。取材や面会も難しい。
そうなると、必然的に周囲の目は、加害者の関係者に向けられる。
だが、当然彼らも、マスコミの取材にどう対応すればいいか分からない。
犯罪を犯したのは当の本人、本人以外の人が、その詳細を知ることはできない。
それでも人の目が向けられてしまうのは、納得できない気持ちを鎮めるため。
実際、先輩刑事も納得できるわけない。
しかし、だからといって、「加害者の関係者だから」という理由で、警察沙汰にな
る『二次被害』が起きてはならない。
SNSが普及している現代、『正義中毒』によって苦しめられている加害者の関係者は数知れず。
だから、早くこの件に終止符を打つ為、先輩刑事は、まだ心の傷が癒えていない状
態で裁判に出席。
早くこの件に決着をつけないと、長丁場になればなるほど、事態がややこしくなる。
もちろん大学生の窃盗グループは全員逮捕、一人が逮捕されると、次から次へと関
係者が、芋蔓式(いもずるしき)に出てくる。
特に二人を突き飛ばした男子学生に至っては、十数年の懲役刑が課された。
『各駅で発生していた盗難事件は、大学生グループの共闘?!
「ちょっとした小遣い稼ぎ」では済まない事態にまで発展』
懲役が課されると、すぐさまマスコミは記事にした。
こうして、先輩刑事ができる事は全て終え、後はほとぼりが冷めるのを待つだけ。
その間、先輩刑事は自分のメンタルケアに専念していた。
入院していた頃は退職も視野に入れていた先輩刑事だが、大勢の人から支えてもら
った事をきっかけに、復帰することを決意。
メンタルがある程度元に戻ると、刑事としての生活を再開させるのに、そこまで苦労しなかった。
事件が起きたホームは綺麗に清掃されて、『ホームドア』も設置された。
二人のお墓もきちんと建て、毎年命日になると先輩刑事が手を合わせている。
そんな過去を抱えながら仕事に励む彼の姿は、多くの警察関係者にとって、もはや
『刑事』としてではなく、『人生』に置いてのお手本と言っても過言ではない。
誰もが尊敬のまなざしを向け、上司でさえも彼を頼る事も。
しかし、先輩刑事だった人間。過去と共に生き、過去を背負う。
事件は解決したものの、先輩の心に開いてしまった穴は、仕事でもお酒でも、埋まることはなかった。
彼はこの十数年間、ずっと自分を責め、ずっと苦しみを抱き続けてきた。
周囲から「貴方のせいじゃない」 「自分を責めたりしてはいけない」と言われても、責めずにはいられなかった。
『夫』であった。『父親』でもあった。その記憶が、不意に蘇ってしまう。
そう、あの悲しい事件が起きた駅を目にするだけで。
父・母・娘の三人が、並んで歩いている、座っている光景を目にするだけで。
あの事件さえ起きなければ、娘はもう中学生になっていたかもしれない。
反抗期になって、父親を嫌がる時期もあったかもしれない。
彼氏を家に連れてきて、一悶着する事もあったかもしれない。
純白のドレスを身に纏った娘を見ながら、涙を流していたかもしれない。
そして、娘のいなくなった日常を、妻と共に、ゆっくり堪能できたかもしれない。
定年退職後には、一緒にお祝いしていたかもしれない。
定年を機に、長期旅行へ、妻と一緒に行けたかもしれない。
そんな人生プランが、全て轢かれて、バラバラになってしまう。
悔しくもあり、悲しくもあり、腹立たしくもあった。
でも、残された彼ができる事は、二人の墓や仏壇に、手を合わせる事。
それを何年と繰り返しても、彼の心の穴が埋まる事も、癒える事もなかった。
娘が誕生した時、仕事で駆けつけられなくても、妻は
「あなたを待っているのは、私だけじゃないもの。
あなたのおかげで救われる命を、娘も喜んでいるわよ。」
娘の授業参観に、終了ギリギリで駆けつけた際、彼は娘に全力で謝った。
しかし娘はケロッとした表情で
「パパが頑張っているから、私も頑張れるんだよ!
だからパパも、お仕事頑張って!」
彼は、そんな家族が誇りだった。自慢だった。
二人のためなら、自分の命を犠牲にしたって構わない。それくらい大好きだった。
仕事で忙しくても、疲れていても、彼は家族サービスを欠かさない。
二人が彼を認めてくれるから、彼も胸を張って、仕事に臨める。
そんな心の支えを失った先輩を支えているのは、もはや『思い出』しかない。
家に帰っても、妻も娘もいない。それを毎回毎回、思い知らされる。
たまに外食したくても、一緒に食べてくれる家族はいない。
同僚や部下と一緒に食事を食べていても、ふと二人を思い出してしまう。
忘れられない、忘れられるわけがない。埋められない、埋められるわけがない。
誰にも言えない心の悲鳴が、心の溜まっていくばかり。
どんなに部下の前で胸を張っていても、心の穴には風が吹き抜けるばかり。
自分を責めて、責めて、責めて。せめてばかりの先輩刑事。
そんな先輩の前に立っている、『小さな女の子』
青山は、驚きのあまり固まってしまう。
何故ならその女の子の足が、明らかに透けていた。
透けた足元からは、向こうのロッカーがぼんやり見えている。
先輩を連れて、今すぐその場か逃げようとする青山だが、体が全く動かない。
『人間の恐ろしさ』とは、また違った恐怖の種類には、全く耐性がないのだ。
だが、横で震えている先輩は、その少女を見て、微笑んでいた。
まるで、『長い間会えていなかった愛する人との再会』のような顔。
そんな先輩の顔を見て、青山は察した。
その少女が、亡くなった『先輩の娘』である事を。
しかし、この状況を、ただ黙って見ているわけにもいかない。
幽霊を相手にするのは、当然だが初めてな青山。
しかし、今先輩を救えるのは、自分しかいない。
青山は先輩と幽霊の間に入ろうと、無理やり体を動かそうとした。
しかし、よく近くで幽霊を見ていると、何故か危機意識が徐々に減っていく。
何故ならその少女の目からは、『負の感情』は読み取れなかった。
生きている人間の憎悪や憎しみを目の当たりにしてきた刑事だからこそ、目線で何
を訴えているのか、何となく分かってしまう。
しかも相手は、まだ幼い少女。自分を偽ることすらままならない歳。
懸命に先輩を守ろうとする青山を見た少女は、少しだけ微笑んだ。
その微笑みだけで、青山は、その少女が何を言いたいのか伝わった。
その優しい目線から伝わるのは、『感謝の心』
「いつもパパを見守ってくれてありがとう」
と。
そんな目線を向けられては、青山も引き下がるしかない。
まだ先輩は殻の中に閉じこもった状態。
だが、今の先輩を治せるのは、彼女しかいない。
そう思った青山は、後ろに下がって、様子を見守った。
「_____あぁ、分かっている。父さんを恨んでるんだよな。
わかってるよ、俺は許されるべきじゃない、恨まれて当然だ。」
容疑者を目の前にすると、いつも強気な先輩。
そんな、誰もが尊敬する彼が零した本音は、あまりにも弱かった。
だが、弱さ以上に、優しさがあった。それほど先輩は、家族を愛していたのだ。
だから、そんな家族を送れた生活が忘れられなかった。
だから自分を恨むしかなかった。それは、決して弱さなんかではない。
「迎えに来たのか、父さんを。
___いいよ。
二人の元へ逝けるのなら、俺は天国でも地獄でも、どんな場所だっていい。」
「せ、先輩!! それはだ・・・・・」
「お父さんは、何も悪くないよ。」
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