人の恋愛事情は聞けば聞くほど面白い

 平日の昼休み。流星は今日も今日とて食堂にて昼食を摂っていた。昼間ということもあり異常なまでの賑わいを見せている。

 そんな中、入り口に掲示されているおすすめメニューであるオムライスを頬張りながら流星は先日の討論会のことについて振り返っていた。



(…結果は引き分け。まさか引き分けに持ち込めるとは嬉しい誤算だったな。朝からクラスでもおめでとうって言われたし、大方一翔の狙い通りって所かな)



 あの日以来、心做しか流星に向けられる視線が多くなったように感じる。

 それもそのはず。黒木家相手にあの激戦を繰り広げたこともあって流星の評判はうなぎのぼりだ。

 討論会前は凌のほうが圧倒的と言われていたのに対して現在はその実力は互角とされている。生徒会選挙勝利への準備は着々と進んでいた。

 ふと見上げた流星の視界の中には幼馴染である剣人がこちらに向かって来ている姿が入る。



(あの野郎…この前は好き勝手しやがって…!文句の一つや二つ言ってやらなきゃなぁ?)



 剣人はズカズカと流星の目の前までやってくる。

 両手に持ったカツ丼定食を乱暴に机に置くと流星の胸ぐらをがっしりと掴んで無理矢理立ち上がらせた。



「おい剣人…」



「流星てめぇ…いつからあんな美人と知り合いだったんだよっ!」



「…は?」



 開口一番飛んで来たのは流星に対する怒りだった。剣人の二つの瞳は憎悪にまみれていて、怒りの感情のみが感じられる。

 文句を言ってやろうとした矢先に飛んできた憎悪に流星は困惑した。



「は?じゃねぇよ!討論会終わった後に話してたあの美人!なでなでされてた人だよ!!!」



 なでなでされていた人、と聞いて流星の頭には真っ先にズボラでいて母性に溢れた一人の先輩の顔が浮かび上がる。



「…ユッキーナ先輩のこと?」



「あぁそうだよ!響華と真帆という存在がありながらなんでお前は他の女に手ぇ出してんだよ!いい加減にしろ!!!」



 剣人は流星の胸ぐらを掴んで激しく前後に揺らす。

 流星は揺らす剣人の手を握って無理矢理止めて必死の弁解を始めた。



「おいやめろ、オムライスが逆流するだろ。…ユッキーナ先輩とはそういう仲じゃない。ただの知り合いだ」



「なんでも同じだ!いいからそのユッキーナ先輩を紹介しろ!!!」



「おい剣人、やめないか」



 喧騒の声を聞きつけたのか、一翔が蕎麦片手にその場に駆けつけてきた。

 流星に掴みかかる剣人を無理やり引き剥がす。



「こんなところで騒ぐんじゃない…見苦しいぞ」



「うるせぇ!こいつが悪いんだよこいつが!!!」



「悪いやつはみんなそう言う。いいから落ち着け」



 引き剥がされた剣人は言いたいことを吐き出した影響か肩で息をしながら流星を睨みつける。

 流星の文句の一つや二つでも言ってやろうかと思っていた気持ちはどこかへ消え去り、剣人に対する呆れの感情が湧いて出てきた。

 流星はため息を着きながらガタンと椅子に座り込む。



「…剣人、お前女子からの人気すごいのになんでよりにもよって優樹菜先輩に惚れちまったんだよ」



「俺は追われる恋より追いかけられる恋が好きなんだよ。それにその、優樹菜先輩めちゃくちゃ可愛かったし…長く腰まである艶のある髪の毛、雪のように白い肌、…」



 剣人は流星の対面の席に座ると長々と優樹菜の良さについて話し始めた。

 その隣に一翔が座り、剣人の熱く語る優樹菜の良さに耳を傾ける。

 


(こいつ話したことも無いくせに何を知った口を…なーにが雪のように白い肌だよ。不健康なだけだわ)



「俺はあの横顔に惚れちまったんだ…!だから流星、俺に優樹菜先輩を紹介しろ」



「なんで偉そうなんだよ…お前のためを思って言わせてもらうけど、優樹菜先輩、超ズボラで生活力皆無だからな」



「そんなことはどうだっていいんだ。愛の力は全てを超越する」



 全く聞く耳を持たない剣人に流星は再び特大のため息をついた。恋は盲目とはこのことだろう。

 剣人は溢れんばかりの優樹菜への情熱に満ちている。



「…てか優樹菜先輩ってあまり見かけないというか全く見かけないよな。どこにいるんだよ流星」



「…それはユッキーナ先輩のプライバシーに関わるから黙秘しとく」



 流星は咄嗟に考えた。あの散らかり放題の秘密の部屋を見れば流石の剣人でもドン引きすることは目に見えている。黙秘しとくのが吉である。



「てめぇまた答えねぇつもりかよ!響華にありもしないお前の噂流すぞ」



「それはマジでやめろ。簡単に死ねるから。…マジでこれは優樹菜先輩に口止めされてるから無理だ。自分で探せ」



「ほぅ…つまり恋は自らの手で掴み取れと。乗らせてくれるじゃん」



 そんなつもりは全く無かったが機嫌を直してくれたらしいので流星は黙っておくことにした。

 ようやく落ち着いた剣人を見て流星は手つかずの状態になっていたオムライスを食べ始める。もう少し冷め始めている。

 剣人もカツ丼をすごい勢いで食べ進める。

 不意に剣人がなにか思いついたような声を口から漏らした。



「てか一つ気になることがあんだけどさ。流星、お前なんであの時首元にキスマークついてたんだよ」



「…響華さんが真帆に嫉妬したからだよ。俺が真帆の頭撫でたから」



「…お前」



 剣人は流星に対して呆れたような視線を向ける。流星はお前に向けられる筋合いは無いといわんばかりに同じ視線で対抗する。醜い争いだ。



「おや、皆様お揃いで」



「なんか見覚えのあるメンツだな」



「あ、レオン、凶真…ってなんだそれ」



 醜い視線の争いを繰り返していた所でレオンと凶真がやって来た。

 剣人に向けられていた流星の視線は凶真の手元にある大きなパフェへと向けられる。大きな×3がつくぐらいの大きさだ。

 


「これか?見ての通りジャンボパフェだよ。なんでも、食堂の新メニューらしくて…」



 ジャンボパフェ。学園の甘党同好会によって開発された新メニューで、並の人間はあまりの量に食べきる事ができないとされているいわば大食いチャレンジメニューだ。

 生半可な気持ちで挑めば糖分の過剰摂取により倒れることは間違いない。だが凶真は根っからの甘党だ。中学時代は角砂糖をバリボリ食べていたほどで、その実力は折り紙付きだ。



「お前それ食うの…?」



「?そうだけど…」



「…まぁいいや。とりあえず座れよ」



 レオンは流星の隣に。凶真は一翔の隣に詰めて座った。



「なんの話をされていたのですか?」



「流星と真帆の距離感がいつまで経っても近いって話」



「あぁ…そりゃ難題だな」



 剣人から話を聞いたレオンと剣人はどこか納得したような表情を浮かべる。普段から間近で見ている二人なら当然の反応だ。



「でもまぁ、真帆殿は我が星を支えた一人の奥方です。距離感が近いのは無理もないでしょう」



「奥方では無いけどな?…まぁでも急に変わったことだからな。仕方ねぇか」



 流星と真帆は中学時代からの付き合いで、その関係性は仮のカップルというとても不思議なものだった。

 ナンパに困っていた真帆との出会いがきっかけで赤の他人だった流星と真帆はその関係性になった。休日は二人でデートをしたり、夏休みは二人で海に行ったりと傍から見ればただのいいカップルだった。



 だが、その関係もこの学園に上がるに伴って普通の男女へと戻った。自分に縛られたままは良くないと感じた流星が自ら別れを切り出したのだ。

 真帆はその流星の提案を飲んだ。だが、心から溢れんばかりの流星への愛が何事にも勝り、距離感は中学時代と対して変わっていない。

 流星はその事について頭を悩ませていたが、いくら注意しても真帆の態度が変わる様子は無いため諦めている。



「でも響華がいるのにアレは良くないだろ…」



「何人も女子侍らせてるやつに言われたくねぇよ…でも実際やばいのは自覚してる。あの距離感のせいで時々真帆がまだ俺の彼女なんじゃないかって錯覚しちゃうんだよな…」



 流星はうなだれながらそう呟いた。実に贅沢な悩みだ。他の男子生徒が聞けば一網打尽にされることだろう。

 うなだれる流星を見て対面の席に座っている一翔が励ますように声をかける。



「まぁそう悩むことも無い。少しスキンシップが激しい奴なんだと思えばいいんだ」



「いや俺はそれでいいんだけどよぉ…響華さんに見られるとやばいからさぁ…」



 流星が悩む理由は一向に戻らない距離感以外にも響華の目線にもあった。

 響華は流星の妻を自称する程流星からの愛に溢れている。その年月を重ねて積もりに積もった愛は万物のものを超越するものであり、その大きさのあまり異常なまでの独占欲へと变化した。

 誰一人として触れさせまいと響華は常に流星に目を光らせており、女子が不用意に近づけばその冷たい視線に滅多刺しにされることは間違い無い。そのため悲しい事に流星に近づく女子は指で数える程しかいない。

 だが、真帆はその数人のうちの一人であり、距離の近さから響華の逆鱗に触れてしまうことがしばしばある。

 そのせいで流星は幾度となく危機にさらされてきた。自分の身の安全を守るためにも流星はこの問題をどうしても解決したい。



「…あの冷たき女王はいささか独占欲が強すぎますからね。少しは我が星のお気持ちも考えて欲しい所です」



「まーでもプロポーズしちゃったのは流星だし?少しは責任あるよね」



「そうだからこそなんとかしたいんだよな…一翔、なんかいい案ないか」



「俺にはそういう悩みに直面した事があまり無いからな。理央ともそうなった事は無い…」



「…ん?おい待て。なんでそこであのマッドサイエンティストの名前が出てくる」



 当然のように話す一翔に違和感を覚えた剣人が話を遮るように問いただした。

 一翔はきょとんとした顔で答える。



「?それは俺と理央が付き合っているからだが?」



「…はああああああああああああああああああ!?」



 剣人は愕然として食堂内を端から端まで響き渡る声量で驚きの声を上げた。

 今にも泡を吹いて倒れそうな勢いの剣人を流星が支える。

 未だ驚愕が体内を駆け巡る剣人は勢いよく一翔の肩をがっちりと掴むと数分前の流星にしたようにぐわんぐわんと前後に揺らす。



「おい!お前あいつと付き合ってたのかよ!?なんで流星もお前もそういう大事な事を俺に言わないんだよ!!!」



「いや、てっきり知ってたのかと思ってたんだ。言うのが遅くなってすまない…」



「すまない、じゃねぇだろぉ!?…ったくよぉどいつもこいつもリア充しやがって…俺だって優樹菜さんとあははうふふしてぇよ」



 ため息混じりにそう呟く剣人。この男達の中でも自分が一番モテると自負しているのにも関わらず既に二人に先を越されてしまっている。その事実が剣人にとっては心底嫌悪感を感じるものだった。



「話が脱線してますよ剣人。今は我が星の悩み相談の時間です」



「だってよぉ…こいつが悪いんだぜ?こいつが。お前だって彼女が居たらいいなって思うだろ?」



 剣人は隣で蕎麦を啜る一翔を指さしてそう言った。その発言に対してレオンはパスタを口に運びながら当然のごとき表情で言葉を返す。



「私には我が星がいますので…そういった煩悩は不要です」



「…お前まじかよ」



 これには流石の凶真も苦言を呈した。男子高校生なら誰しもが欲する異性の存在をレオンは必要としていない。自制している可能性もあるがそのほうが酷だ。

 どちらにせよレオンは異常である事を凶真の反応が示していた。



「我が星の愛は海よりも深く、山よりも高いものです。我が星の愛に勝る愛などこの世には存在しないのです」



「なんか宗教じみてんなー何吹き込んだんだよ流星」



「別に何も吹き込んでねぇよ。レオンが勝手にそう言ってるだけだ」



 まるで新手の宗教勧誘のように高らかと語るレオン。もはや洗脳でもされているのではないかと思わせるほど狂信的だ。

 流星もおもむろに手を額に当ててため息をついた。



「…流石に男として女に興味無いのはどうかと思うぜレオン」



「ふむ、その言い方は凶真殿は女性に興味があるのですね?ではなぜその彼女とやらを作らないのですか?」



「ふぐっ…」



「あ”ーっ!凶真が倒れた!!!」



 レオンのどストレートな言葉が凶真のか弱い心に音を立てて突き刺さった。凶真の痛い所に突き刺さってしまったその一言は結果的にリーサル・ウェポンとなってしまい、凶真にダイレクトアタックしてしまった。

 凶真は魂が抜けたように倒れ込む。元ヤンでありながら人と話すことの苦手な凶真は彼女どころか女子と話すことさえはばかられる。彼女を作るなど、夢のまた夢だろう。



「おや、何故か倒れてしまいましたね」



「…レオン、お前は自分の攻撃力の高さに気づくべきだ」



「…?よくわかりませんが、精進致します。…また話を脱線させる事を承知の上で申し上げるのですが、我が星はなぜ真帆殿と分かれる事を決意されたのですか?」



「なんでか?…そりゃ普通にあの関係は真帆がナンパされないようにするための関係だし、いつまでも俺の側に居たらいいパートナーが見つからないだろ?だからだけど…」



 流星はレオンからの疑問に当然のように答えた。流星の口から放たれた言葉は単なる良心の塊。

 流星自信は悪いとは一ミリも思っていない。レオンは思わず顔をしかめた。



「…つかぬことを聞きますが我が星よ。貴方は真帆殿と中学時代に何をしたかお覚えで?」



「え?…普通にデートしたりしたけど」



「…他には」



「夏休みは海行ったり、お互いに誕生日祝ったり、クリスマスも一緒に過ごしたし…結構普通に過ごしたけど?」



「…はぁ」



「…こいつまじかよ」



 レオンと剣人は呆れた。こんな無自覚系主人公みたいな奴がいるのか、と。

 なんとも信じがたい事に二人はなんとも言葉に詰まる。



「おいおい流星そりゃないぜ」



「うおっ、生き返った」



「お前、真帆の事どう思ってんだよ?」



 即座に生き返った凶真が流星に問いかける。流星は単純な質問に対して何食わぬ顔で言葉で返す。



「どうって…別に、頼りになるなぐらい」



「それだけか?」



「…いつも俺の側にいてくれるし、支えてくれる優しい奴かな」



「そうだろ?お前、本当は真帆の事好きなんじゃねぇか?」



 そう言われた流星ははっとした。

 いつも側で笑いかけてくれる彼女。

 眩しすぎる程に輝く彼女。

 折れそうだったときも親身になって助けてくれた彼女。

 いつも自分の事を気にかけてくれる彼女。

 幾多もの彼女との思い出がパノラマのように流れる。

 流星はようやく自覚した。自分は真帆に好意を向けていることに。



(…嘘だろ。俺、真帆の事も好き…なのか?)



「図星だな」



「お前やっと気づいたのかよ。周りから見たら明らかにデキてるそれだったぞ」



 流星の顔は見る見るうちに赤くなっていく。今まで真帆とやってきた事一つ一つが流星の脳内でプレイバックされ、流星はどうしようもない羞恥心に駆られる。

 


(あ〜ッ////…はずい)



「顔が赤いぞ流星。調子でも悪いのか?」



「一翔、今はちょっと黙ってろ。今いい所だから」



 羞恥心に駆られる流星を剣人はにやにやとあざ笑うような表情で見つめた。いつもなら文句の一つや二つ行ってやる所だが今の流星にそんな余裕は無い。今日は言えず終いな一日になりそうだ。

 両手で顔を隠して悶える流星の背後に金色の影が揺れる。今一番来てほしくないタイミングで彼女は来てしまった。



「りゅ・う・ちん♡」



「うぉっ…」



「どしたー?そんな初夜の次の日の朝の女の子みたいな姿勢しちゃって」



「なんでもねぇよ…ただ少し考え事だ」



 頑なに顔を見せようとしない流星に真帆は首をかしげる。

 そんな二人の様子を見た剣人はにやにやと悪い笑みを浮かべながら真帆に話しかけた。



「なぁ真帆。お前、流星の事好きか?」



「あったりまえよ!りゅーちんは私のマイダーリンだからね!例え罪を犯したとしても、悪魔になったとしても、不倫しても私は一生をりゅーちんに捧げるぜ」



 真帆は威勢よく、そして高らかにそう答えた。逆プロポーズとも受け取れるその言葉を聞いた流星は更に顔を真っ赤に染め上げた。

 頭から湯気が出そうな程にヒートアップしている。



「あ、そうだりゅーちん!暇なら私と屋上行こーぜ!今ダンス部がライブやってるんだってさ!」



「ほら流星、デートのお誘いだぞ?行ったらいいんじゃないか?」



 すかさず剣人が流星をからかう。ニヤニヤとした視線が流星に向けられる。

 睨む気力もない流星は静かに答えた。



「…いいぜ。行こう」



「よっしゃー!早く行こーぜマイダーリン!」



 立ち上がった流星の腕に飛びつく。流星はいつもより早い心臓の鼓動に気づかないふりをしながら颯爽とテーブルを離れる。

 背中に剣人達からの視線が刺さってきているが気づかないふりをすることにした。

 自らを自制しながら食堂を出ようとしたその時だった。見覚えのあるジャージすがたが流星の視界に映る。 



「おや、りゅー」



「…え、ユッキーナ先輩!?」



 流星の目の前に現れたのはまさかの優樹菜。あの出不精の優樹菜だ。

 普段全くあの部屋から出てこない優樹菜が食堂に出てきている。その事実に流星は驚愕した。

 驚きを隠せない様子の流星に優樹菜が話を切り出す。



「いやなに、言いたいことは分かる。今日は食堂に新メニューとしてジャンボパフェが追加されたと聞いてね。ぜひ吟味させていただこうと来たのだよ。…ところでだけれど、今日は隣は違う子だね」



「りゅーちんの愛人枠の四宮真帆です!よろしくお願いします!」



 流星は堂々と愛人宣言をする真帆の脳天に軽くチョップを入れる。

 その愛人宣言を聞いた優樹菜は怪訝そうな視線を流星に向ける。



「四宮…愛人枠…?…なんだかよく分からないが、浮気するなら秘密裏にね」



「…うっす」



「程々ししなきゃ女王の怒りにふれるよ。それじゃ、私はこれで」



「あ、ユッキーナ先輩…行っちゃった。ま、いっか。真帆、行くぞ」



「うん!」



 流星は真帆と共に屋上へと向かった。

 その際に不意にポケットの中で震えたスマホを見ると優樹菜からの着信が溜まっていた。

 見た内容で流星は思わず笑ってしまった。



『変な溺愛系のイケメンに絡まれてる』



『怖い』



『助けてりゅー』

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