第二十八七 白蛇
卑弥呼はとても美しい白い肌の持ち主、日の光を嫌ったからかはたまた病気だったのか、透き通るような白い肌、東洋人にはない魅力が卑弥呼の自慢だっ。
ヘコイダー組に追われながらも海へ更に進むヤマタノオロチ、“二人は”約束の地へ到着、大きく唸った後だらりと八つ首が力無く倒れてゆく、限界だった、巨大とは圧倒的戦力でありながらそれそのものを逆手に取るとはずしようのない的、長距離移動とマグナムヘコイダーの猛攻撃にもはやヤマタノオロチは限界だったのだ。
卑弥呼はヤマタノオロチから二人の魂を巨龍の肉体から剥がし弔う、巨龍の遺体から厄災被害者の魂によって錬成された刃を取り出すや首里城を目指しただす。
その一方さける組はようやっと花泰に追いつくと思われたが花泰はまた二人から距離を離し始める、それどころか、長井も強い違和感を感じ始めるしまつ、それは珍宝全員に起こり始めた異常、行動、珍宝は皆一様に南を目指し始める。
九州の南、太とリアン両名が長井を感じる、珍宝として生を受け珍宝に囲まれ、ぶつかり合う事があってもすぐ仲良くなれた、珍宝は繫がっている、共に食事し同じおかずを共有した、本当の兄弟より強い絆。
場所は九州最南端、ディアン、リアン両名は手前ヤマタノオロチ戦で激しく消耗、一旦戦線を離れ合流してきたさける&長井両名とヘコイダーボートへ、更に強まる違和感に導かれる形でヘコイダーボートを駆り卑弥呼が待つ首里城を目指す。
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