第二十三話 変化

ニュースが流れる、ラミアの時同様巨大、違いを言うならばラミアが山林での発見により姿が確認しづらかった事くらいで今回は違った、その姿まさに川、八つに分かれる川、デカする、陸上の災。

ヤマタノオロチの元へは探す必要すら無く視界に移りこむ、そこめがけ進むヘコイダー組&マグナムヘコイダー組、ズンズンと大きな足音をたてながら行進する剛龍この間違った世界に迷い込んだ来訪者の目指す場所とはどこなのか、ヤマタノオロチは尚も進行をやめる素振りはない。

今まで様様な人を石化してきた存在、メデューサとゴーゴンの意識の中では今の時代共通の敵と呼べる存在がいないようなのでなお理解に苦しむ…が、抑え込む事は不可能なサイズの災。

太は正面にそびえる壁相手に一度珍宝化を解く、今一度太の心の迷いという名の後悔と対峙、巨壁相手に踏ん張る聖の姿が太を強くした。

それはヘコイダーとの信頼と友情、憧れから来る変わりたい思い、絶望と後悔を乗り越えいま再びヘコイダーの手に還る。


      ヘコイダーカリバー


    真実の姿がヘコイダーを飾る


それはヘコイダーにも訪れた。

      真紅のヘコイダー

姿に変化は無いものの紅い、その姿まさに夕暮れ

     茜色のヘコイダー、名を

   ヘコイダー夕紅(へこいだーくれない)


「カッコイイナ、オマエ」ディアンはボヤくのだった

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