第十二話 再び血牙の郷へ
その昔身重の母親がいました、その中には双子の子供がいました、その子供達は母の中で溶け合い一つの存在となりました、珍宝界に伝わるキメラ伝説のお話。
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さけるのは叔父の言う通り長井と共に血牙の郷へ出向く事になる、前回同様山道を突き進む二人の前にあいつが立っていた、一度目はヘコイダー、二度目はさけるによって下された怪人…サイ男
「またお前か!長井さん手を出さないで下さい」さけるは言う、なら行ってこいと長井、するとサイ男は突然言い出す「さける坊っちゃん、このサイ男喧嘩に来たのではございません、先生に優しく諭されて道中の警護をと、思いまして…」かなりマイッている様子だが先生かよ、さけるは雲黒斎の姿をふと思い返し笑いをこらえながらサイ男の同行を許可する。
存外3人になると面白いもので里へ着くのにさほど時間は感じなかった。
血牙の郷到着、サイ男は分かるが長井も里へ入ることは許されなかった、二人を残しさけるは里へ入るのだった。
一方そのころディアンはキズ、凹みの超科学研究所へ向かったものの聖、太は今そこに居ず二人は風集の元へ行っている事を凹井さんから伝えられる、一足送れて見舞いに到着するディアン、先生からさけるを里へ送った話を聞かされる聖、あまりにも楽しくなってきた感情を隠せずニヤつく聖、ディアン今ようやっとこさ病室へ入る、「先生、怪我の経過は?」太が聖に変わって答える、「センセイは天井にぶら下がっていましたよ」Nyse!、ディアンの返事はこれだけだけだった、「日本語わかるなら日本語で話してくれ」…「コレハ シツレイ スマナイ」そう答えられた。
先程凹井のオッチャンからからディアンが訪ねてきたという連絡を受けた事をディアンに説明する、ディアンはそれなら話は早いと一旦病室から聖を出すとそこで呼び出しの真意について聞き始めるのだった。
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