第十四話 マグナムヘコイダー
風衆退院
血牙流暗殺術道場へさけると長井以外の血牙関係者が風集の快気祝いに集まっていた。
未成年の居ない集まりは酒が進んだ。
血牙流暗殺術道場の結界が揺れる、「何か来ましたね、兄さん、見てきますよ」結界に拒まれるは小鬼。
痛々しく傷つけられ今命の火が消えてもおかしくないほど痛めつけられた小鬼。
「変なんいますよ~」轟は道場内に居る強者達にそう伝える、「死にかけてるなら構わん、一時的に結界を解く、連れて来い」風集は小鬼の道場内侵入を許可した。
血牙流暗殺術道場内に侵入せし小鬼、ここに以前メデューサとラミアを打ち払いし強者ヘコイダーに助けを求めに来る、小鬼の話を聞く限り始まりはメデューサの夫ゴーゴンによって祀られている白蛇の豹変に端を発する。
それは永い、永い眠りからの覚醒、祀られし退国の王
女王卑弥呼
現在場面は琉球、九州の最南端、よりさらに南、そこにゴーゴンの影、肉体を持たぬ英霊が求めるは生贄と依代ナーガの体の中を琉球の小鬼の魂で恐化、コーティングする儀…
四人の小鬼が手に架けられた、命からがら武士の元へ助けを求め遠路遥々来たことを血牙流暗殺術道場内で話すのだった、「お前の話は分かった、一旦休め」風衆は言う、小鬼はふるさとの霊木ではないにせよ血牙流暗殺術道場裏の霊木によりかかる、スッと体が木に馴染むように消えてゆく。
聖は道場の床をノックする、病院では出来なかったがここならいくら暴れてもいい、そうシグナルを送る。
武着
同門対決が実現した
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