第六話 長井珍宝


ゴリラ男とサイ男の筋肉のコンビネーションは目を疑うほど美しかった、さけるもまるで一つの生命体かのような連携に立ち向かう、ゴリラ男の放つ超音龍破(マキシマム・ドラミング)鼓膜を守りながらの戦いの中繰り出されるサイ男の一角剛破(ワンホーンクラッッシュ)手を塞がれているところに襲い来る狂角、さけるは逃げも隠れもせず正面から受ける、ダメージを負うもゴリラ男、サイ男の猛追は止まらない、ゴリラ男の太くたくましい腕が上がる、さけるもこれに反応し耳を塞ぐもその腕はさけるの肩に直接振り下ろされる、背が縮む、そんなインパクト、その様子を長井は見ていた。


「さける、力貸そうか?」

「長井さんそんなところで見てないで力貸してくれるなら貸して下さいよ」

木から飛び降りる長井「俺を掴め!」

さけるは長井のきっかけを掴む、長井は棍へと姿を変える、さけるの中に言葉のイメージが湧く、


     剛珍棒ヘコイダーロッド


さけるは長身の棍ヘコイダーロッドを駆り二人の怪人と対峙する。


一方その頃聖は大蛇を追って山林での大蛇の痕跡を拾いながら大蛇を追い詰めて行くのだった。

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