描写ボリューム -間取り図書いてもその全描写はしない派-
Twitter の「字書きさんがゆるっと喋るコミュニティ」で、「物語に登場する建築物の描写はどうするか」みたいな話が出ました。
なので特に気にかけていることを書き出してみます。
・基本的には、描写ボリュームは、そのシーンの重要度に合わせる。
これは例えばキャラがその建築物をじっくり眺めたり、調べたりするようなシーンでは細かく描写するけれど、そうじゃない場合はあっさりと済ます、ということです。
・専門用語は使わないことも多い。
特に建築関連は難しい専門用語がやたらありますよね。調べて「ああこんな名前か」みたいに思うものも……でも待ってください。自分が調べなきゃわからなかった名前を、読者さんはわかってくれますでしょうか?
例えば実際の建築の現場では「キャットウォーク」と呼ばれている体育館などの二階の張り出し廊下ですが、イメージ的には猫様をお迎えしているおうちの猫様専用通路(細い板とか)を想像しちゃう方も少なくないかと思います。
そういう場合は違う表現を使います。だって、読書を止めちゃうから。
物語の中でさして重要じゃないところでちまちま描写を散りばめていたら、ストーリーを楽しむ邪魔になるかもって考えちゃうので。
あと、一人称の物語や、作中人物に観察させる場合は特に、そのキャラが知らない単語や表現は使わないように心がけています。現代のバリアフリーマンションに住む小学生が「上がり
・けっこう間取り図書く派。
よく登場する場所や、重要な場所などは間取り図を書くことが多いです。場合によってはモノの配置も書き込みます。TRPGのシナリオ書くときと一緒ですね。
ただ注意なのはこうやって細かいところまで決めておくと、ついついそれを描写したくなっちゃうこと。
作中人物の意識が向いてない部分は、細かく設定してあってもあえて描かない勇気を持ちます。
こんな感じですかね。後で思いついたら書き足すかも。
描写は、読み手の方が「?」と立ち止まってしまうような引っ掛かりを、意図的に必要とするとき以外は作らない、という気持ちで行っています。
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