2-17

 遅れてしまい申し訳ございません

 朝起きて正午に投稿されるように開いた瞬間ほとんどのデータが飛んでいた画面を見た時の衝撃はしばらく忘れられないでしょう。明日は正午に投稿できますので是非読んでください

 それでは、本編どうぞ

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『スカウトアントから伝令!!!アインゼの北門以外から冒険者の集団の出立を確認!!至急出陣準備開始してください』


 ついに討伐隊が動いたらしい


「ソルジャーアントを先頭に作戦どおり陣形形成後私の空間魔術で樹海の外周部へ転送する。アンバーはスケルトンの指揮をミネルスに任せて女王の部屋に集合、フォスは空間魔術の魔術陣構築に専念、スーとスス、スパロちゃんは今は待機、それじゃあ行動開始!!!」

『『『御意』』』

『『は~い』』


『マスター、来たがなんのようだ?最後にスケルトンタチあいつらの動きを見ておきたかったんだが』

「ごめんね。でもちょっとアンバーにはやってもらいたいことがあってね」


 部屋に入ってきたアンバーはいつもより興奮気味で昂っていた


『それで頼みたいことってのは何だ?』

宣戦布告挨拶がてら討伐隊に高威力魔術手土産を渡したくてね、その時アンバーを着た状態でやりたいんだよ」

『何でわざわざオレを着た状態でやんだ?』

「そっちのほうが見た目が映えるでしょ?アンバーの鎧のデザインって悪の親玉が着てそうな感じだし」

『そんなことがそんなに大事か?』


 そんなことかとは失礼な、大事でしょうが見た目は!

 いきなりでてきて強力な攻撃をドーンって撃ってきた敵が貴族服を着たひかく的ひょろい女か光沢を放つ黒くて厳ついドレスアーマーかだったらドレスアーマーのほうがカッコいいに決まってるでしょうが


『王よ、出撃準備が完了した』

「それじゃあ、アンバーみんなのところに行こうか」


 私が魔術王になってから少したってミネルスは私のことを王と呼ぶようになった


『蟻蜂合計45300スケルトン1700、合計全47000準備完了です』

「討伐軍はどれぐらいこっちに向かっているの?」

『冒険者が1500ほどと歩兵と騎士が1000ほどのみが確認されています』

『まあ、事前の偵察か簡易の前線基地なんかの設営だろうな』

「了解、ミネルスは先頭で威圧系スキル全開で進軍して欲しいんだけど良い?」

『それぐらいお安い御用です』

『主よ私も前線に出たく思います』

「それは許可できないかな、ミールが死んだら蟻たちが全員ミールと一緒にしに戻っちゃうから戦うにしても討伐体が巣の中に入って来てからね」

『承知しました』

「それじゃ、転送始めるよ。フォス準備は」

『いつでも発動できます』


 転送地点“固定”、空間干渉術式正常、魔力充填完了

 オリジナル空間転送魔術“アサルトアーミー”発動


「敵から2、3キロ離れた地点に転移するはずだよ。それじゃあ各々目的は違っても目標は同じ、前哨戦頑張ろう!!」


 みんなが草原に転移した後私はフォスとアンバーを装備し森の各地に忍ばせていた魔力生命体を一度回収してからみんなを転送した地点の上空に転移する


「フォスもアンバーも心の準備いいかい?」

『とうにできておりますよ』

『もちろん』

「空間魔術“ポイントワープ”」


 転移した先には草原を埋め尽くす蟻と蜂、そして黒いアダマンタイトの装備をきたスケルトンで一面黒い絨毯とかしていた


「いや〜これは壮観だね」

『ここまでの魔物の集団は生前でしたら国の脅威以外の何者でもありませんでしたがこれが味方だと思うと頼もしい他ありません』

『はっはっは、姉上よ、ただの魔物と比べてもらったら困るぞ蟻たちは単体だとスケルトンより弱いが集団だとオレでも勝てない時があるのだからな』

『それはまた、これを正面から相手をする帝国が少しかわいそうに感じてしまいますが全てはお父様を裏切り殺したのが発端、怨嗟はあっても慈悲をかける気はありませんね』


 初めて自分の父を家族を殺した敵を見てフォスとアンバーは一見笑っているような雰囲気で喋っているが声は平坦で実際は怒りを抑えきれなくなってきてるのがわかる


「ふむ、ざっと相手は来訪者1000強、騎士1500ってところかな。想定よりは多いけどそんなの関係ないよね!

 それじゃーさっそく始めましょうか愚かにも賢王を騙し殺した愚者たちへのを」


「“地水火風複合魔導 天罰パニッシュメント”」


 空に浮かぶ私がそう呟くと空に赤青緑黄の4色の巨大な魔術陣が浮かび上がりそれが重なり合うようにしてさらに巨大な魔術陣が浮かび上がる

 次の瞬間魔法陣から一滴の光が騎士たちの方に向かって落ちていき爆ぜた


 魔力視の視界すら真っ白に染まるほどの濃密な魔力と余波でこちらに打ち付ける4属性に染まった魔力で私もダメージを受けるがそんなことは関係ない

 見よ!!この圧倒的な熱量と範囲、そして圧倒的な殲滅力を!発動にかかる莫大な魔力なんて知ったことか、火力ロマンこれに勝るものなどどこにもありはしないのだ!!

 アーハッハッハッハッハッ!!


 漂っていた魔力も正常な流おいに戻り通常の視界に戻った私が見たのは元々白く輝く鎧をきた騎士や色とりどりの装備を身につけた冒険者ではなく誰1人立っている者がいない融解しガラス質になった地面と元から騎士たちなどいなかったかのように遠くに見える都市に進軍し続ける蟻と蜂とアンデッドの軍隊だけだった


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 初めましての方は初めまして、前から読んでくださっている方は続けて読んでくださりありがとうございます。

 作者のH2ゾンビと申します。

 やっとプロローグの場面まで来ました。それでここまでどうだったでしょうか?これからはメルトたちは面白おかしく大陸を侵攻していきますのでお楽しみに

 それでは2−18でまた会いましょう

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