2−15
遅くなって大変申し訳ございません予約をし忘れてしまいました
それと、報告です。今週の更新はこれだけの予定です。その代わりと言っては何ですが来週1週間は毎日更新をする予定です
絶賛執筆中ですのでお待ちしてください
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初心者育成イベントが終わって1週間経ち今月も残り1週間になった今日この頃、私メルトは何故か全力で追いかけっこをしております
『主、何度言ったら分かるのですか‼︎新しく開発した魔術の試し撃ちは巣の中ではやらないでくださいと』
「いや〜、ついうっかり。これぐらいの魔術なら大丈夫でしょって作ったばかりだと思っちゃうんだよね〜。後悔はしてます」
『反省はしていないのですね。とりあえず止まってください』
「止まったら絶対説教されるじゃん」
『当然です!私以外にもフォスさんやアンバーさんにも迷惑をかけたのですから説教するのは当たり前です』
「ほらやっぱり!説教されるぐらいなら私は逃げる」
今回の魔術はそんなに威力がないと思ったんだけどなー、何が不味かったんだろう?
水と氷の属性魔術を組み合わせて多量の過冷却水を作り出し槍状に圧縮して打ち出すと、当たった相手には攻撃として周りには体積が増えた氷で広範囲に被害が出るという魔術だったんだけど想像以上に氷が大きく成りすぎて部屋が一部屋使えなくなっちゃった
てへぺろ⭐️
『主が魔術で作り出した氷は私たちでは溶かせないのですから主自身で溶かしてもらわないと本当にあの部屋が当分使えなくなってしまいます』
「う、それはまずいな。…しょうがない溶かすか」
『溶かし終えましたら、お説教ですよ』
「………はい」
そんなこんなで説教を受けている途中で
「ただいま〜。あっ!メルトさん、お願い達成してきましたよ」
スパロちゃんが帰ってきた
「おかえり〜、そしてお疲れ様」
「それにしてもあんなお願いで本当に良かったんですか?」
「スパロちゃんが強くなってくれるのが私たちにとって大切なことの1つだからね」
「そうなんですか?そして今は一体どんな状況なんですか、これ?」
「私がポカやらかして説教を喰らってる途中」
や、やめて‼︎そのいい大人が何やってるんですかっていう目で私を見つめるのはやめて
「そ、そうだ、スパロちゃんの装備ができてるからスパロちゃんの部屋に運んでもらったよ」
「私の装備?いつの間に⁉︎」
そう言ってスパロちゃんは大急ぎで自分の部屋に走って行った。ちゃんとお願いを出す前よりも随分と動きが良くなってるね
「GiGiGiThi」
「今度はスカウトアントか」
『何のようですか?見ての通り今は主への説教中ですよ』
ミールとスカウトアントが何か話しているのを横目に私は過冷却水槍の魔術の調整をしていた。あそこまで氷が広がると味方の邪魔になるかもしれないから生成する過冷却水を減らしてその分のリソースを速度にふれば、改良成功!
うん、かなり早く飛ぶな
『あ、そこ、また試し撃ちしないでください!!』
チィッ、バレたか
「で、緊急ぽかったけどどんな報告だったの?」
『森の外周で都市を観察していたスカウトアントからの報告で都市に討伐隊の先行組が到着したとの報告が』
「おっ!遂に始まりそうだね」
マレニアside
時は少し遡り
帝都でメルト様のご命令通り大量に売る装備の一部に不良品を混ぜたり食料の一部にメルト様から頂いた呪術の魔術陣でデバフ効果を付与したのを混ぜたりした
私が言うのは何ですがメルト様はかなりえげつない事をするのですね
「会長‼︎帝国の歩兵大隊から群行用のブーツの注文が届いております」
「
「了解です」
遂に帝都から樹海に一番近い都市アインゼへの進軍が決まった。それによって大量に必要な汚れたり壊れれば即捨てる前提の衣服類の注文が一気に増加して
「それと討伐隊が全て帝都から出立したら私たちはまた行商に行きますよ」
「会長、本当に行くんですか?このまま着いていってアインぜでも売ればボロ儲けじゃないですか?」
「戦は確かに儲かる、がほとんどの商人はそのことを知っている。それ故、久々の戦であるこの魔術王討伐で儲けようとする者はこの場にほとんどの商品を持って集まっている、つまりここに来ている商会が普段売っているエリアで我々の商品が売れると言うわけだよ」
「な、なるほど…。」
本当はメルト様の侵略に巻き込まれないためですがね。まあ、この理由も半分ぐらいはありますがね
「会長⁉︎」
「今度は何ですか?」
今日は緊急の案件が多いですねー
「て、帝国の第三王子アンティクル殿下より二日後の夜に帝城で執り行われる激励式の夜会で王子のご友人の来訪者がお召しになる礼服の依頼がラクライ伯爵づてに来ております」
は〜、これは断るわけにはいきませんね
「わかりました。お召しになるお方を明日の昼に採寸したいという内容の返事を伯爵に渡してください」
「かしこまりました」
帝都で、いえ、帝国での最後の仕事になると思いますので渾身の作品を作りましょうか
あ、まず討伐軍が帝都を出発する日程をメルト様にお伝えしなければいけませんね
スパロside
さらに時を遡り
「ほえ〜、この山の頂上付近に
ウチは今メルトさんのお願いで樹海の北東から北に聳え立つ山脈で一番高い山の麓に来ています
「Woun」
「Gruu」
お供はスコルとハティちゃんのもふもふ狼姉妹です。何故か呆れたような感じだけど多分気のせいだよね
「さて2人とも登るよ」
「「uBow」」
と言うことで中腹ももう少しって所まで来たけどアンバーさんからの指導とハティたちが居なければここまで着かなかったかもな〜
岩みたいな背中のトカゲとか木の実みたいに枝にぶら下がっている蝙蝠とか腕が4本ある熊に剣みたいな角が枝分かれしながら伸びる鹿とかが出てきた
最初に上げた2種類以外わ全部ハティたちが倒してくれた。多分他のはウチには倒せないから倒してくれたのかな
「もう少しでてっぺん見えるよ!」
後ろから向かってくるハティたちに振り向いて声をかけるのと同時にいきなり大きな影があらわれた
「!?、何」
上を見上げると2枚の蝙蝠のような被膜の翼としっかりした二本足、深緑の鱗を持ったよく見るドラゴンが上空でこちらを睨んでいた
「あれがターゲットの
「Gur」
合ってるらしいね。それにしても思ってたより大きいしゴツゴツしていて厳つい
「あれ?なんかゆっくり降りてきてない?」
最初に現れたワイバーンが降りてくる間にどんどん新しいワイバーンが飛んできてやっぱりウチの目の前に降りてくる
「え、何々!?ハティこれ何かわかる」
そう振り返って尋ねると中腹のかなり下の方で2匹寄り添ってお昼寝をする姿が見える
え、ここからお手伝いなしなの
「えっと、これってウチの事を敬ってるとかそんな感じでいいんだよね?それじゃあ、えーっと確か“眷属化”」
“
“
“
・
・
・
“
最初に降りてきた深緑のワイバーンだけは何か違うっぽいけど他のワイバーンはメルトさんにお願いされてたとうりウィングワイバーンだった
あと合計でワイバーンは18匹眷属にできた
さてと帰りましょうか、うん?
「Buow」
何?ん、手紙?
『これを読んでいるってことは私のお願いが達成された後だと思います。まず達成おめでとう。それじゃあ次のお願いです。眷属にしたワイバーンと一緒に戦ってハティかスコルに一本とってみてください。頑張って〜』
が、頑張ります
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初めましての方は初めまして、前から読んでくださっている方は続けて読んでくださりありがとうございます。
作者のH2ゾンビと申します。
前回で侵略準備編が終わったと言ったな、あれは嘘だ
すみませんふざけました。メルトちゃん自身の準備は終わったはずですがまだ書いていないのが2人いたので今回は書かせていただきました
次回は本当に侵略開始です。それでは2−16でまた会いましょう
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