2−5 準決勝

 遅れてしまい申し訳ありません

 ゴールデンウィークの投稿でストックが切れてしまったのでこれからは週2回投稿ができるように頑張っていくので応援お願いします

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 ピル《準決勝に出場する選手が全て出揃いました》

 ミレル《選手紹介れっつごー》

 カリン《ここは俺に任せてもらおう‼︎

 最初の選手はこいつだ!今大会最年少本戦出場者!縦横無尽に駆け回り二本の剣で切り刻む!NINJABOY アンサー‼︎

 2人目はこいつ!イケメンなのに強いって羨ましい!白銀に輝く鎧を纏いし聖騎士!堅剛聖騎士 シンセン‼︎》

 ミレル《名前だけ残念》

 ピル《しー》

 カリン《続きまして3人目はこいつだ!かわいい天使と侮るなかれ!その手に持つは超巨大ハンマー!圧殺天使 どくろ‼︎

 最後はこいつだ!これまでの試合ノーダメージの魔女!詠唱なしでの弾幕魔術!沈黙の魔女サイレントウィッチ マギア‼︎》

 ミレル《沈黙の魔女かっこいい》

 ピル《どくろきゅんかわいい‼︎ハスハス》

 ミレル《相方が新たな扉を開きそうで大変!》

 カリン《そういう割にはワクワクしてますね》


 実況席は賑やかだね

 それにしてもサイレントウィッチってなに恥っずアンサーくんのNINJABOYも可哀想だけど私だけなんでルビふってあんの1人だけ厨二病みたいじゃんか


 カリン《準決勝第一試合アンサーvsマギア‼︎》

 ミレル《どっちも早い》

 カリン《そうですね、アンサー選手が魔術を打たれる前に接近し切れるかが決め手になりそうですね》


「マギアさんプレイヤーだったんですね」

「言わなかったっけ?」

「聞いてませんよ常にいたので」

「勘違いさせてごめんね、荷馬車の中でログアウトしたりしてたからね」

「それはそれとして手加減はなしですよ」

「もちろんそっちも最初から本気できてね」


 ピル《試合!開始!》


「縮地」


 アンサーくんが消えた‼︎


「取った」


 後ろか

 風魔術“ダウンバースト”


 ピル《アンサー選手が消えた!》

 カリン《あれは体術スキルの派生スキルの一つ足捌きのアーツで単純に言うと高速移動です》

 ミレル《漫画とかに出てくる?》

 カリン《その縮地です、それにしても自傷ダメージ覚悟で自分ごと行動を縛るというのは全く思いつきますね》


 ふぅ危なかった、ドッペルシャドウも物理攻撃軽減を持ってるから勘がいい人には私がエルフじゃないってバレちゃうから

 私自身が武術系スキルを覚えられないから知らないスキルやアーツを使われると焦るね。


「アンサーくん、さっきのは焦ったよ」


 お互い距離をとって睨み合う


「ならサラッと対処しないでくださいよ」

「これでも準決勝まで勝ち進んでるからね」

「今までの試合相手に一歩も近づかせなかったですよね?」

「ははは、そうだったっけ」


 ピル《両者睨み合いながら動かない》

 カリン《アンサー選手は魔術発動後の隙を狙っているようですね、マギア選手もそれがわかっているから魔術を今までのように打たないのでしょう》

 ミレル《高度な読み合い》


 今度はこっちから攻めますか。アンサーくんの反撃は…まぁその時に考えましょう

 風魔術“エアリアルブレード”


「縮地」


 また奇襲なら全方位攻撃いってみよう

 水魔術“タイダルウェーブ”


「ワプッ‼︎」

「惜しかったね〜」


 アンサーくんの流つく先に地魔術“ロックエッジ”を発動


「クロスエッジ‼︎」


 ピル《切った⁉︎》

 カリン《あれは二刀流スキルの中級アーツクロスエッジですね低級アーツのクロススラッシュの強化アーツですが同じ場所に寸分違わず当てることで2撃目の威力が上がるという効果があります》


 うっそ!ドッペルシャドウに憑依しているからステータスが下がっているとはいえ私が放った魔術切れるの⁉︎

 ならスキルの硬直を狩らせてもらおう

 地魔術“クレイホール”

 風魔術“ダウンバースト”


「縮地」

「そのスキルズルすぎない」

「あなたの無詠唱魔術の方がずるいですよ」


 ミレル《縮地強すぎる》

 カリン《縮地は地面に両足がついた状態で体勢が崩れていないという地味に渋い発動条件があるアーツなので、縮地をあの状態で発動できるアンサー選手が単純にすごいですね》


 火魔術“ファイヤーランス”

 水魔術“アクアランス”

 風魔術“フィンドランス”

 地魔術“ランドランス”

 おらおら弾幕全部避けてみろ


「ちょっ、おっ、まっ、無理無理無理」


 無理って言いながら全部避けるなよ

 火魔術“クリムゾンノヴァ”


「ツインスラッシュ」


 うっそ!反応して切ろうとするの

 けど残念、大爆発


 ピル《決着‼︎勝者マギア選手》

 カリン《最後の中級火魔術はクリムゾンノヴァという簡単に言えば爆発魔法ですね。それにしてもアンサー選手の運動神経は人外レベルですごかったですね》


「負けた〜」

「最初の奇襲は本当に危なかったよ。私魔術系スキルしか取ってないから物理攻撃も防御もクソ雑魚なんだよね」

「ダウンバーストで自分ごと押さえつけるって読んでたんじゃないんですか?」


 前にアンバーちゃんとの訓練で同じことを何度かされてたから咄嗟に出て助かった


「流石にそこまで読めなかったよ、でも前に同じようなことがあって対策を考えてたってだけ」

「決勝頑張れよ」

「決勝の前に3位決定戦だからアンサーくんも頑張ってね」


 ピル《準決勝第二試合シンセン選手vsどくろ選手》


 さてこの試合で勝った方が次の対戦相手になるからちゃんと観察しておかないとね

 シンセンは選手紹介の時も言っていたけどまず顔がいい、うんみんな皆が思い描く爽やかイケメンエルフそのまんま、着ている鎧も白くて金の装飾があるから聖騎士と呼ばれるのもよくわかる

 どくろくんは男の娘。低身長の童顔でしかもシスター服みたいな黒い服を着ているってあざとすぎない⁉︎ただ武器が自分の身長ぐらいの柄があるハンマーっていうんだからギャップがすごい


 ピル《それでは試合開始‼︎》


 動いたのはどくろくん、でっかいハンマーを引き摺りながら走ってその勢いのまま横からハンマーでぶん殴る、だがシンセンのタワーシールドで受けるが体勢が崩れない


 ピル《どくろ選手の速攻!ですがシンセン選手危なげなく受け切る》

 カリン《どくろ選手は狂化という一定時間他のスキルが使えなくなる代わりに防御力を下げて攻撃力を大幅に上げるスキルを使って殴るというスタイルです》


 新しくミールが埋めるようになった狂戦士バーサーカーが持ってたスキルと同じだね

 ちなみに農家ファーマーとか今まで工兵エンジニアがやってた生産も専門のアリたちがやってくれるようになった

 あのスキル発動中興奮状態になるという副効果もあるから遠距離から倒す分には楽なんだよね

 それにしてもシンセンが持ってるあの盾なんか魔術が付与されてるはずだけど私が分からないって神秘遺物アーティファクトっていうやつかな

 およ?シンセンがパリィスキルを使ったね、それにジャストタイミングで受け流してるからどくろくん見事に転んじゃった。短剣系剣術の急所攻撃かな?どくろくんが一撃で負けた。

 

 ちなみにシンセンは浅い傷はあれど一度もまともに攻撃を受けなかった


 う〜ん、手堅いなー。あの盾が魔術に対してどこまで耐性があるか分からないけど下級魔術はほとんど通らないと思っておこう


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 初めましての方は初めまして、前から読んでくださっている方は続けて読んでくださりありがとうございます。

 作者のH2ゾンビと申します。

 どくろきゅんはすぐ負けちゃいましたがキャラを作っていて楽しかったのでこれからも出していく予定です

 それでは2−6 決勝戦前編でまたお会いしましょう

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