2-2 第1回イベント予選

本戦出場人数を3人に変更しました 5/6

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「さてイベント時での魔術王とバレないようにする対策会議を始めます」

『はい‼︎』

「はいスーちゃん」

『そのままのかわいいあるじーでいい』

「スーちゃんありがと〜あとで遊んであげるからススちゃんと一緒にスコルとハティの所で待っててね〜」

『はーい』


 ススちゃんの手を引きながら部屋を出ていくスーちゃんを見送りながら会議を再開していく


「他には?」

『おい、マスターさっきの意見扱いでいいのか⁉︎』

「可愛いからオッケー」

『マスター(呆れ)』

『はい』

「はい、ミールちゃん」

『ドッペルシャドウでいいのでは?』

「本体が呼ばれるので無理ですね」

『はい』

「はい、ミネルスちゃん」

『隠密系スキルで暗殺しまくればいいのでは?』

「そ・れ・だ」



《来訪者に宣言するこれより最強を決める戦いの開始をここに宣言する》


 ついにやってまいりましたプレイヤー最強決定戦予選《バトルロワイヤル》

 私は午後3時から始まる第13ブロックに参加予定なので今は女王部屋にみんなで集まって他のブロックの中継を見ながら断章しています


『いくら来訪者は死んでも生き返って経験値を得やすいといっても主ほど規格外の者はいませんね』

「そりゃそうでしょ、私自身自分が規格外の速度で強くなっている自覚があるんだから」

『それにメルト様は自分の魔術をすべて把握しきれていませんので強さとしてはまだまだですけどね』

「そりゃぁ30種類以上の属性にそれぞれ15個以上の魔術があるんだから全部覚えて扱える訳ないじゃない」


 フォスちゃんとミネルスちゃんが主催してくれた訓練のおかげで地水火風とその4つの複合属性魔術は把握しきって扱えるようになったがまだまだ全然扱えてない魔術がたくさんある


『それを扱えるように毎日魔術についての講義と精霊王国式魔術訓練をしているのになんで扱えるようになる前に新しい魔術を開発しているんですか‼︎』

「いや〜、複合魔術と魔術陣スキルを使って新しい魔術作るの楽しいんだもん」

『この前作っていたのは何でしたっけ?』

「地水火風複合魔導 “天罰パニッシュメント”のこと?」

『そう、それです。原理の説明されても全く理解できないのですけど結局あれって何なのですか?』

「あれはね、地魔導で金属球を生成してその中に水魔道で高圧の水を生成、火魔導と風魔導で中の金属球ごと加圧加熱にして1つの水滴レベルまで圧縮し解放するとあら不思議あたりは不思議な光と一緒に蒸発するっていう魔術だよ」

『全くわからんな』

「アンバーちゃんは発動までに溜めが必要な魔術なんて発動する前に切り捨てるでしょ?」

『そりゃぁそうよ。戦場で隙を晒すということは切ってくれってことだからな』

『そんな魔術は必要なさそうですよ。見る限り勝ち抜いていく来訪者の中でも強くて中級武術、魔術スキルが使える程度ですからね』

「ま、魔術王だと気づかれないようにしながら気楽にやるさ」


 そんなこんなで試合の時間になり転送されると都合よく薄暗い森の中だった


「都合いいね〜♪さ・て・と殺戮の時間だ」


 気配遮断、魔力遮断、消音、無詠唱影魔術“潜影シャドウダイブ


「ここまですればそうそう見つからないでしょう。さて獲物はどこかな」



「チッ!森かよ。これじゃー大剣振れねぇじゃねえか」

「初めまして、さようなら」

 影魔術“影刃シャドウエッジ

「ゔぇ‼︎」

「よし、1人目」


「罠設置完了、ウシシッ早くかかれ俺の糧になってくれ」

「そうだね、あなたは私の糧になってね」

毒魔術“致死毒デッドリーヴェノム

「誰d」

「2人め」


「俺の鋼鉄装備を貫けるものならかかってこい」

「その装備体内からの攻撃に耐性あります?」

血魔術“血液支配ブラッドコントロール”“鮮血針ブラッドニードル

「何⁉︎」

「3人目」


「私の炎で焼かれるがいい」

「森林火災は影がなくなってめんどくさいので消えてください」

風魔術“真空化ホロウ

「どこにいr」

「4人目」


「ピルの信徒ちゃんたちみんなで勝つピル‼︎」

「その語尾痛いですよ」

重力魔術“加重ウェイクアップ

「ピル様に仇なす者か!?ブヘッ」

「グペリャ」

「ガッ」

「5〜13人目」

                ・

                ・

                ・

 森にいたプレイヤーを借り尽くして隣の山に向かうと


「森には近づくなアサシン系の強いプレイヤーがいるぞ」

「今も森にいるとは限りませんよ」

地魔術“土弾ランドボルト

「何⁉︎」

「54人目」


《残り100人になりました殺害数上位10人は5分ごとにマップ内に表示されます》


「せっかくですしこれからは影から出て私以外の上位9人を順に狩って行きますか」


 幻術“シーンビジョン”


 この幻術は相手の視覚限定の代わりに動いても揺らぎが起きない幻を纏う魔術であり音を消音スキルで消して物質透過の体で獲物に向かって一直線に向かっていく


「ちくしょうここまできて負けてたまるか!」

「さようなら」

陽魔術“太陽帯コロナ

「え‼︎」

「55人目」


「ここまで来たら逃げるが勝ちよ」

「こっち向いて〜、ハイピース」

空間魔術“空間切除スペースカット

「私に追いつくって何者⁉︎」

「56人目」


「あるーひ♪森の中♪熊さんにであーった♪」

「呑気ですね」

樹魔術“槍根ルートスピア

「そりゃぁ獣人の嗅覚で近くに誰かいれば察知でき、る、か、ら⁉︎」

「57人目」

              ・       

              ・

              ・

《残り3人になりました残っている者は本戦出場です》


「ふぅ終わりですか、(獲物の)皆さんがなかなか面白い反応だったので殺りすぎてしまいましたね。反省、反省」


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 初めましての方は初めまして、前から読んでくださっている方は続けて読んでくださりありがとうございます。

 作者のH2ゾンビと申します。

 予選のバトルロワイヤルでした本戦からはアサシネイトはやめて真面目?に戦うと思います。予選に時間かけてもグダるだけだと思っていっそのこと1話にまとめてみました

 それでは2–3 本戦第一回戦 でまたお会いしましょう

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