第2話 少女との妖しい関係
あのことがなければ、あの日、二人が嵐の日に出会わなければ、トモミは相変わらず清純で、フレッシュな高校生のはずである、
彼女は、最後の高校生活をエンジョイしていることだろう。
私も若い17歳の肉体に狂うことなく、安穏な生活をしていることだろう。
だが、時計の針は戻らない。
彼女の肉体はもう処女の頃には戻れない。
いま言えることは、私は後悔していないし、トモミも同じ気持ちだという。
トモミは、私との数々の情事を重ね、完全に性に溺れた女になっている、しかしそれは外見では分からない。
トモミは相変わらず、普通に愛くるしく爽やかな少女の顔をし、言葉も仕草も少女のままなのだ。
制服や若い私服を脱いで、彼女と抱き合わなければ分からない。
それが私達の秘密には好都合だった。
もし、それが他の少女だったらそうはいかないだろう。
すぐに身体の変化と共に、それが外見に出てくる。
例えば化粧をするようになったり、着る物が派手になるだろう。
しかし、トモミには変化がない。
或いはトモミが目立たないように、わざと意識しているのか分からない。
おそらく私との関係を大事にしたいからだろう、と私は想像するのだが。
始めての時に、何も知らない彼女は、濡れることさえもあまりなかった。
普通の少女だった、だが今は処女のトモミはいない……。
そのベールを
私はこの後、彼女がどうしてそうなったのかを告白しなければならない。
トモミを私は心から愛している、彼女は私の生き甲斐であり、大切な宝であり、心の宝石でもある、誰にも彼女を手渡さない。
それが今の私の本当の偽らざる気持ちなのだ。
(娘のアヤカと同じ年のトモミを私は独り占めしている、心も身体も全てを、もし、私の娘が彼女と同じに許されない恋に堕ちたとき、私は娘を許すことが出来るだろうか? 今、私にはその答えを出すことは出来ない……)
始めに書いたように、私は、若いトモミとの浮気がバレたらどうしよう、そう思うと気が気ではない。妻と娘の顔を見る度に思う。
しかし、虫が良いようだが、それでも私は家庭を捨てようとは思っていない。
私は妻を愛しているが、夜の営みを今は殆どしていない。
その原因は、私とトモミの関係だと言うことは事実なのだ。
娘のアヤカも愛しているし、大切にしている。
それを人は、私のエゴイズムと言うだろう、私はそれに反論は出来ない。
だが、私があの少女を愛していることは事実であり、彼女も私無しでは生きられない、と言っている。
このまま、私の二つの人生が交わることなく続くことを願っている。
今の私の秘密は当然誰にも言えない。もしバレタラ 開き直るしかない、それがバレタときのこと、その言い訳を私はいつも考えていた。
娘が或る日、朝食の時に私に聞いたことがある。
「お父さんがこの間、若い子と歩いているのを見たって、ホテル街の近くだって言ってたよ、違うよね」
「え? それはお父さんじゃないよ、似た人じゃないかな、だいいち、私が若い子とそんな所へ行くわけないし……お父さんは、子供みたいな女の子は好みじゃないし、10代の若い子と浮気したら……やばいでしょ。それに、世の中には似ている人が3人はいるんだよ、アヤカ」
「えっ、そうなの? お父さん、援交なんてしてないよね、本当に」
「勿論さ、大体ね、そんな若い子と何をしたら掴まっちゃうしね」
「あはは、冗談よ、驚いた?」
「こらっ! アヤカ、大人をからかうんじゃないよ」
アヤカの言葉で一瞬ドキッとし、私の背中には、冷や汗が流れた。
「ごめん、お父さん、安心した? ……でも気をつけてよ、若い子に」
「どうして?」
「だって、今さ……若い子でお小遣い稼ぎで流行っているみたいだし……」
「ほんとかい?」
「うん、どこでもあるみたい、あたしの学校でもね、いるみたい」
「えっ……」
私はドキリとした、その子の名前がトモミでないことを祈った。
「驚いた?」
「う、うん、おどかすじゃないよ、親を……それどんな子、名前は?」
「知らないけど、そんな噂があるのよね」
「ふ~ん」
それを娘の弁当を作っている妻が笑いながら言った。
「アヤカ、朝からそんなくだらない話をするんじゃないのよ、お父さんは忙しいし、そんな暇なんて無いでしょ、それよりも早く食べなさい、そろそろ時間でしょ……」
「あ、うん……」
「お弁当を忘れないようにね、アヤカちゃん」
「はーい」
妻は、優しく微笑みながら娘を送り出す。
私は食事が終わり、仕事に行く前にお茶を飲みながら新聞を読んでいたが、娘の言ったことで、妻が反応をしていないか気になったが何事もなく、彼女はいそいそと食器の後かたづけをしていた。
多分、その時の私は内心ヒヤヒヤしながら娘の顔を見ていたのだろう。
しかし、意外と私はそんなスリルを楽しんでいるのだ。
用意周到な私は絶対にバレない、という自信がある。
もし、それがバレルとしたら、あのトモミが、自分から告白したとき以外には考えられないからだ。
その理由を考えたとき……私がトモミを裏切ったか、捨てたか。
また逆に、私がトモミにそうされたか……だろうか。
そう思うとぞっとする。
しかし、それはない……そんな秘密を誰かにトモミが言うはずがない。
私とトモミは心から信じて愛し合っている。
人はそんなに年が離れて……というだろう。
私達にその壁はない、と思っている。
これからの将来がある少女を、性奴隷のようにして良いのか、ましてやその少女と同い年の娘がいて、奥さんまでと言うだろう。
当然、そういう批判や非難があるのは承知している。
しかし、それを私とトモミの二人の情熱で掻き消せると思っている。
この前のラブホテルの部屋では、結合し二人が果てた後、ベッドの中でトモミが私に抱かれながら言った。
「ねえ、パパ……トモミはパパが大好きよ、ずっとトモミのそばにいてね」
「うん、勿論だよ、これからもずっとだよ」
「あん、パパ……嬉しい」
私に抱きつき、キスをするトモミに私は再び欲情し、射精したというのに、若い肉体のトモミの膣の中へ挿入した。
私は不思議なことに、仕事や色々なことでどんなに疲れていても、若いトモミと逢い、語らい、セックスをすることで不思議なくらい元気になる。
若い頃のように、忘れていた青春が戻ってきたようにエネルギーの復活を感じている。
今では、トモミとのセックスでは、大体は彼女の中に2回は射精をしている。こんなに燃えたのは結婚当時以来始めてだと思う。
トモミは私の娘と同じ17才の可愛い少女で、もう少しで18才になる。
そう、彼女は何処にでもいて明るいバリバリの高校3年生なのだ。
あと、もう半年ほど過ぎてトモミが18才になれば、私は、児童なんとかの罰から逃げられるのだ。もう半年ほどバレないように慎重に行動すればいい、その間、私はあの若いトモミの身体を楽しもうと思っている。
勿論、その後も、ずっと……。
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