第拾話(拾と書いて10と読む)《第4回戦(第一期最終話)》
「・・・嫌な予感がするな・・・」
「ん?どしたよ相棒。」
「アクス。俺の嫌な予感って当たるよな・・・」
「まぁな。気持ち悪ぃくらいにな。」
「そう考えるなら・・・第4回戦最初から【レイジング=コード】とフェンリルモードにヴァレルガノンをしておこうと思う。」
「ん〜・・・ま、ヴァリアルがそういうんならそれでいいんじゃね?クロノ先輩とかにも伝えておこうぜ!」
「・・・(なんなんだ・・・この拭い切れないようなじっとりねっとりした感覚は・・・)あぁ。」
「さーって!次の対戦相手どこの高校なんかな!」
実況『決まったぁぁ!今回の第一地区予選!ダークホースのバーティング校と対決するのは!インフェリア校だぁぁぁ!』
「インフェリア校・・・(嫌な予感が膨れ上がっている・・・不味いな。こんな嫌な予感をするときは大抵・・・身内の誰かが死ぬ時だけだ・・・・)」
「おっしゃいくぞぉおおお!!!」
「まずは落ち着けこのバカアクス。」
「いでっ!叩くなって!痛いだろ?」
実況『それでは!スター卜ォ!』
『まずは小手調べからやな。いくで!ガルはん!』
『おうよ!アスタ!』
《いつもインフェリア校は対戦相手を瞬殺してきたから対戦データがほとんどない状態。だけど頑張るよ!》
ーーーその頃・・・インフェリア校側では異変が・・・
『・・・・』
『・・・・』
『クハハッ!テメェら如きが俺様に逆らうんじゃねぇよ!雑魚ども!』
『クッ・・・貴様・・・どこから・・・入り込んだ・・・!?』
『あぁん?まだ息のあるやつがいたのかよ・・・冥土の見上げに教えてやらぁ・・・最初からだよ。バァ〜カ!』
『おい!あれってまさか・・・!』
《うん。間違いない。あいつがここにいるなんて・・・迂闊だった・・・!》
『くたばれ♪』ザシュ!
『ガハアッ!・・・』
『オラ!死ねや!ヒュウ♪やっぱ潜入なんてするもんじゃねぇな〜やっぱ速攻でぶち殺す方が楽だぜ全くよ〜・・・』
《クソ野郎め・・・!やっぱりいたのか!・・・》
『おっ!テメェは確か・・・クロノちゃんじゃねぇの?久しぶり〜♪ヒャハハ!お前の姉貴は元気にやってるか〜?ま!知ったこっちゃねぇけどさ!ヒャハハハハ!』
『・・・警備員だ!大人しくしろ!』
『あぁん?警備ぃ〜?いいねぇ〜♪楽しい楽しいパーティー(殺戮)の始まりと行こうじゃねぇか♪ヒャハハ!』
《・・・っ!》
『クロノ先輩。落ち着いてください。大丈夫です。僕たちが必ずやりますから。』
『さぁ〜て?誰から相手になる〜?』
『ガッハッハ!ならばこの俺から相手になろう!』
『ガルはん・・・』
『ん〜?じゃ!始めようぜ〜?よっと!(ザシュ!)』
『っいきなりか!』
《・・・っ!ガル!ダメだ!アイツとまともに戦ったら・・・!》
『ガッハッハ!安心しろ!クロノ!俺はそう簡単にはしなn・・・』(ゴシャァ!)
『っ!そんな・・・!』(あのガルが一撃で・・・!)
『あ〜?もう終わり〜?つまんねえな〜。』
『っ!よくも!師匠を!』
『あぁん?・・・っち。ちょっちまってなぁ?今連絡が来ちまったからよぉ・・・もしも〜し?』
女性の
『めんどいから殺ったけど〜?んで今バーティング校?だっけ?そこんことのやつ・・・名前しらねぇけど一人殺っちまったけどそれがどうかしたかぁ?』
《えぇ〜・・・はぁまぁいいわ。とりあえず・・・ロゼっていう子がいるはずだからその子攫って帰ってきてくれない?》
『あぁ?なんでそんなめんどいこと俺様がやらねぇといけねぇんだよ』
『っ!!(ターゲットはロゼさんか!)』
『あぁん?な〜んだテメェ・・・ちょうどいいや!ロゼちゃんが誰なのかワカンねぇけど・・・とりあえず女性機体だけ残して後ぶっ殺せばいっか♪』
「っ!」(このままだと全員殺される!どうすればいい?)
ーーーその時だったーーーー会場の上から一機の機甲兵器が現れたのは。
『・・・』
『あぁん?んだ?この機体は?』
『・・』
『あん?無視ですか〜?俺様に喧嘩売ってんの?ねぇねぇ・・・?』
『・・・』
『そっかそっか・・・死ねや。』
「(スカッ)」
『(よけやがった?)っち避けてねぇでさっさと死ね!』
「・・・」
(バキィ!)
『あぁ?なんのつもりだよ?あぁ"!?』
『警告する。即刻この場から立ち去れ。出なければ抹殺対象とする』
「(え・・・?喋った?)」(しかも男声だ!)
『はぁあああ?ふざけてんのかぁ?テメェは!せっかくの楽しみを邪魔しやがって!マジ許さねぇ!』
『もう一度言う。立ち去れ。』
「(え?でも一体誰が操縦している?それにあんな見た目なのに動きが速い!)」
『っざけんなよぉおおお!』
(ブンッ)
『遅い。そして脆い。』
(ドゴッ)
『ぐっ!て、てめっ!っち!あばよ!』(バシューン!)
実況『え〜・・・何がどうなっていたのかわかりませんが・・・バーティング校!本戦出場決定です!』
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