第弐話《機甲部見学》
キーンコーンカーンコーン♪
「よし!授業終わり!じゃあ行こうぜ!機甲部!」
「落ち着け・・・アクス。まずは部室を探さないと行けないだろうが・・・バカか・・」
「バカ言うんじゃねぇよ!バカって言った方がバカなんだぞ!?」
「はいはい分かった分かった。」
「ぬぅ・・・」
「ほれ行くぞ。」
「あっおい待ってくれよ!!」
〜数分後〜
「ここだな。」
「はぁ・・・はぁ・・・疲れた・・・」
「お前が走り回るからだろうが・・・『俺が見つけてやる!』って言って・・・」
「だってしょうがないだろ〜?」
「ったく・・・とにかく入ろうぜ。」
コンコンッ……ガチャッ ドアを開けるとそこには一人の女子生徒がいた。
「あら?どちら様でしょうか?」
その少女は金髪碧眼で髪は長く腰まで伸びていた。ついでに・・・胸がデカい・・・
「もしかして部長が言ってた今日見学に来るっていうヴァリアルさんと・・・アクスさんですか?」
「えっ?何で知ってるんだ?」
「実は今日、部長に電話があってその時に聞いたんですよ。」
「ほへぇ〜そうなのか〜。」
「お前はもう少し疑問に思え・・・・はぁ・・・アリシアが部長ってことでいいんだな?なら合ってるぞ。俺がヴァリアルでこっちの熱血バカがアクスだ。」
「誰が熱血バカだ!?」
「はいはい静かにしろ。」
「むぐぅ・・・」
「フフッ仲が良いんですね。私は『ロゼ=S=ドラン』。この機甲部のパイロット担当です。よろしくお願いします。」
「あぁ。入部するかわからんがよろしく頼む。ロゼさん。」
「よろしくな!」
「はい。よろしくお願いします。」
「・・・ちなみに聞かぬことを聞くが・・・他の部員は・・・?」
「今はまだ来てませんが技術担当のクロノさんと副部長のガルさん・・あとはもう一人のパイロット担当のアスタさんがいますね。」
「そ、そうなのか・・・」
「はい。」
ガラガラッ!
「おっ!もう来てたのか!早いな!」
「こんにちは〜・・・」
「おぉ!来たな!ようこそ機甲部へ!歓迎しよう!俺は『ガル=Z=イクシス』!この機甲部の副部長だ!」
「あ・・どうも『クロノ=T=ノヴェル』です・・・よろしく。」
「あれ〜?部長はん来てへんの〜?あっ!入部員!?よろしゅうな!『アスタ=J=ハルヴィ』や!」
「(副部長はアクスと同じタイプか・・・でクロノさんは気が合いそうだな。問題は・・・アスタさん・・・糸目キャラは創作物上裏が読めないからな・・・)」
「ん?あんさん今メタいこと考えんかった?」
「いえ?」
「ふ〜ん?まぁええわ。」
「(危なかった・・・)」
「さて自己紹介も終わったことだし早速だが機甲部について説明しよう!まず機甲部はその名の通り機甲兵器を使って戦う部活だ!そして俺たちはチームとして戦っている!そしてパイロットにはアスタ。アリシアを踏まえている!ちなみに今の所の戦績は悪い!ガッハッハ!」
「笑い事ちゃうけどな?これがほんまなんやアハハッハ」
「・・・ごめんね?こんな人たちばかりだから・・・」
「まあそんなわけで俺たちは日々訓練をしているんだ!」
「なるほど。」
「まあとりあえず見ていってくれ!格納庫に行くからな!」
「・・・・ちょっとメカニックの方から見ていってもいいですか?」
「ん?ヴァリアルだったか・・・いいぞ!それでは・・・アクスと言ったか!ついてこい!」
「うっす!」
「・・・クロノさんだったか・・・一つ聞いてもいいか?」
「何かな?・・・ヴァリアルくん。」
「あんた本業はオペレーターだろ。」
「・・・気づいちゃったんだ・・・そうだよ?僕の本業はオペレーター。でもメカニック。なんでかわかる?」
「あんたしかメカニックとしての技術がないから・・・か?」
「正解だよ。僕しか今はメカニックが機甲部にはいないのさ。」
「そうか。なら俺からも質問だ。」
「何?」
「あんたが整備している機体、あれはなんだ?」
「・・・君、何者?」
「ただの一般人だ。」
「嘘だね・・・君・・・新型作ったでしょ・・・・偽名で。『ヴァレル=G=ネメシス』・・・それが君でしょ?合ってるんじゃないかな?」
「っ!・・・そうだと言ったら?」
「君には機甲部に入ってほしい。メカニックとして。部長的にはパイロットになってほしいだろうけど・・・僕からしてみれば君をメカニックにしたほうがいいと思う。だって僕のミスに初めて気づいたんだもの。」
「そうか。なら俺が機甲部に入るかどうかは置いといて見学させてくれ。」
「うん。いいよ。」
〜合流〜
「アクス・・あいつ・・・もはや入るつもりだな・・」
「おっ!ヴァリアル!俺きめた!機甲部入る!」
「だろうな・・・はぁ・・・お前が入るのに俺が入らないわけにはいかないだろうが・・・」
「なんでだよ?」
「おばさんに言われてんだよ。『アクスが部活に入ったら面倒お願いね?あのこバカだから・・』って言われてるからな。」
「母ちゃん!?俺はバカじゃねぇって何度言えばいいんだよ!?」
「諦めろ。ってなわけです。これからよろしくお願いします。ガルさん。クロノさん。ロゼさん。アスタさん。」
「よろしく(な!)(お願いしますね。)(よろしゅうな!)」
「ありゃ?ってかアリシアさん来てなくね?」
「もうテメェは黙ってろ!」(ヘッドロック)
「イダダダダ!」
・・・次回に続く。
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