殲機駆動ドライヴ・ドラグニア(第一期完結済み・・現在第二期執筆中)
Sorya《そーや》
第一期
第壱話《出会い》
「ふぁ~、眠い。眠すぎる。」
俺は今、自分の部屋にあるベッドの上で目を覚ました。
俺の名前は『ヴァリアル=G=アグニア』。年齢は17歳だ。
身長は176cm体重は65kgの細マッチョ体型だ。髪の色は・・・ちょい薄めの藍色。よく目つきが鋭いからっていう理由で不良扱いされる。
「さてと今日も学校か・・・行くか。」
そう言いながら俺は制服に着替えた。
それから朝食を食べ終えると家を出た。
「行ってきます。」
「おう!気をつけて行けよ!!」
親父からの返事を聞きながら俺は自作のバイクに乗り学校に行った。
「おは〜。」
教室に入ると友達の一人が挨拶してきた。
「おはよう。」
俺も挨拶をした。すると一人の友人が来た。
「おっす!ヴァリアル!!今日もいい天気だな!!」
こいつは『アクス=O=レイター』。俺の親友。ちなみに熱血バカ。
「ああ、そうだな。」
「おいおい、テンション低いぞ?もっと元気出せよ!」
「お前みたいに朝からバカみたいにはしゃぐ必要は無いからな。」
「まあ確かにそれもそうだな。って誰がバカだ!?」
そんな会話をしていると担任の教師が来た。
「ほら席つけ〜」
「あっやべっ!じゃまた後でな!」
そう言ってアクスは席に戻った。
「よし全員いるな。ではホームルームを始めるぞ。」
こうしていつも通りの日常が始まった。
昼休みになった。
「なあヴァリアル、飯食おうぜ?」
「ん?あぁ。今日こそは購買の限定『痺れる辛さでピリッと美味い!ホットドック』買ってやる・・・!」
「相変わらず好きだなお前・・・」
「当たり前だろう!?あんなにうまいホットドックはない!!」
「はいはい分かったから早く行こうぜ?」
「分かってるよ。」
俺たちは購買に向かい・・・
「・・・ふっふっふ・・・これが日頃の行いだ。見たか!三つも買えたぞ!」
「おおぉぉ!!!マジかよスゲェー!!」
「フッフッフ・・・どうだ凄いだろ?」
「うん!流石だぜ!!」
「ハッハッハ・・・」
「ハッハッハー・・・」
「・・・(ジトー)・・・」
「なぁアクス。俺ら見られてるよな・・・?」
「・・・ん?そうか?」
「いや絶対見てるだろあれは。」
「・・・えぇ〜っと・・・多分気のせいじゃね?」
「バカか・・・」
「(ジトー・・・)」
「・・・はぁ・・・仕方ないな・・・」
俺は1つのパンを持って立ち上がった。
「どこに行くんだ?」
「ちょっと行ってくるわ。」
「・・・?何しに?」
「・・・あの視線の主を注意してくる。」
「いってら〜・」
「・・・はぁ・・・」
俺はため息を吐きながらその人物の元に向かった。
「・・・おい。」
「はい?なんですか?」
「さっきからずっとこっちを見てただろ。何か用か?」
「いえ別に。・・・ですが用がないわけではありません。あなたの持ってるそのホットドックを渡してくれれば話します。」
「・・・は?」
「だからあなたの持っている『痺れる辛さでピリッと美味い!ホットドッグ』を私に渡してください。」
「・・・はぁ・・・断る。これは俺が手に入れたものだ。」
「ならいいんですか?不良呼ばわりの噂をヤンキーにランクアップさせても?」
「・・・お前だったのか・・そんな噂を広めたのは・・・」
「それを聞きたかったらください。」
「・・・はぁ・・・一つ貸しだぞ。」
「ありがとうございます。」
「それともう一つ。」
「はい?」
「俺の名前は『ヴァリアル=G=アグニア』。不良じゃないからな。」
「そうですか。私は『アリシア=F=ドランヴァルト』。よろしくお願いします。」
「ああ。んで?なんで俺らのことを見ていたんだ?」
「それはですね・・・」
「ん?」
「あなた達を機甲部に勧誘しようかと思いまして。」
「・・・は?」
「だから機甲部に入ってくれませんか?」
「ちょ、ちょっと待て!いきなり過ぎないか!?」
「大丈夫ですよ。ちゃんと理由もありますから。」
「どんな理由だよ?」
「まず第一にこの学校には部活に入る決まりがあるでしょう?ですがあなたは入っていない・・・そして自作のバイクを持ち、高い技術力を持っている。」
「・・・それで?」
「あなたにはメカニックの才能がある。ですがパイロットとしてはどうなのか?我が機甲部に入部した上で見極めたいのでう。」
「噛んだな・・・」
「(カァ・・・・////)」
「まあいいや。とりあえず入るかどうかは置いといて見学くらいはしてもいいぞ。」
「本当ですか!?」
「ああ。」
「では放課後、機甲部の格納庫兼部室に来て下さい!」
「分かった。アクスにも言っておく。」
「よろしくお願いしますね!」
「お・・おう・・・」
そう言って俺たちはそれぞれ教室に戻った。
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